赤の世界 の商品レビュー
「今だからこそ読みたい、近しい世界の物語」 少し不安を誘うような赤い表紙をめくると、そこには4つの短編が収められています。「とある戦争がもたらしたもの」が共通の題材となっていますが陰惨ではなく、じわりと胸にしみてくる作品ばかりです。「鳩の世界」に出てくる鳩たちの愛らしさや、「朗...
「今だからこそ読みたい、近しい世界の物語」 少し不安を誘うような赤い表紙をめくると、そこには4つの短編が収められています。「とある戦争がもたらしたもの」が共通の題材となっていますが陰惨ではなく、じわりと胸にしみてくる作品ばかりです。「鳩の世界」に出てくる鳩たちの愛らしさや、「朗読時間」のヒロインの感情の揺れ動きは見どころ。最後は希望が残る終わり方になっているので、あらゆる世代の人におすすめしたいです。日々の生活で忘れがちな、大切なことの再確認にぜひ。(kuu)
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美麗な絵と絶妙なストーリーテリング。各誌で上質な作品を発表し注目の漫画家・びっけが描く、ある戦争をめぐる連作短編集、ついに刊行! 20××年、夏。高校のサマースクールで生徒が次々と錯乱状態に。彼らは決まって、部屋を赤いペンキで塗りたくろうとする──。咲き誇る深紅の花。一人の少年が背後に広がる闇に迫る! 過去の戦争の陰謀が時代を超えて少年たちを翻弄する「赤の世界」。戦争が裂いた二人の仲、残る希望は変わらぬ“声”「朗読時間」など、登場人物がリンクする全4話を収録。 20××年、夏。遥か昔の陰謀が、前途ある少年たちを翻弄する「赤の世界」。戦争が引き裂いた二人の仲。変わらぬ“声”で運命に抗おうとする「朗読時間」。少年と鳩のまっすぐな思いが、戦時の空を駆け抜ける「鳩の翼」。命を懸けなければ叶うことはない、究極の愛の形を描く「掌の花」。時代を超えた4つのストーリーが一つにつながった時、感動がこみ上げてくる珠玉の連作短編集。
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初めて読む漫画家さんだったけれど、久しぶりにこの漫画家さんのまんが、いろいろ読みたい!と思いました。
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戦争が遺したものたちのお話。リデアとテオに泣いた。 関係ないけどレグルスがポッター時代のびっけさん思い出した
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第二次大戦中ヨーロッパと似た世界観で描かれた連作短編集。短編どうしがゆるやかに伏線でつながっている。萩尾望都のようなドライな描き方ではない。
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久々に表紙買いをしましたが大当たり。 絵がとても綺麗で何度でも読み返したくなる感じ。 全体的にリンクしている話私は好きです。シリーズの続きがもっとあればいいのになあと思う。
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ありそうな話ではあるんだけど、不思議でぞっとさせられるのに最後には感動させられた。戦争なんて嫌だよね…。
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“「それ 最後のほうなんでページ破かれてんの?」 「ああ これは……」 『ここから先のページの花はもう存在しない草花なんだよ』 『どこにも?』 『そうだな どこにもないはずだ そして 咲いていてはいけない花なんだよ』”[P.25] 裏を考えると暗いけど。 一応ハッピーエンド。 ...
“「それ 最後のほうなんでページ破かれてんの?」 「ああ これは……」 『ここから先のページの花はもう存在しない草花なんだよ』 『どこにも?』 『そうだな どこにもないはずだ そして 咲いていてはいけない花なんだよ』”[P.25] 裏を考えると暗いけど。 一応ハッピーエンド。 繋がってるの好き。 カバー下にちょっとぞくり。 “「……この本 どこまで読んだか覚えてる?」 「!!」 「最初から読んだほうがいいかしら?」 「……ああ ありがとう」 「ちゃんと朗読するのは10年ぶりよ ……うまく読めるかしら ごめんなさいね 声が震えるわ ごめんなさい」 「僕こそすまなかった 君の声が好きだからまた聞けてうれしいよ」”[P.86]
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戦争によって奪われた自由や、今までの何気ない幸福が戦争によって不自由・不幸に変わってしまう。それを乗り越えた人々が最後につながっていく。
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それぞれがつながり合う短編集。 過去の戦争を通じてたくさんの人達の想いがあって、中には不幸もあるけれど、それでも最後のページをめくったときにほっと幸せな気持ちになった。 良い意味で同人誌っぽい本。嫌いじゃないなあ。
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