ゴランノスポン の商品レビュー
2019.03.06読了。 今年6冊目。 初めての町田康さんの本。 テンポ良く読めて面白い! けど好き嫌いすごくはっきりしそう笑 実際私もサクサク読めたものもあれば、全く乗れず全然読み進まないものもあり。 一般の魔力、二倍、先生との旅が好き。 不思議な世界観だけど、登場人物た...
2019.03.06読了。 今年6冊目。 初めての町田康さんの本。 テンポ良く読めて面白い! けど好き嫌いすごくはっきりしそう笑 実際私もサクサク読めたものもあれば、全く乗れず全然読み進まないものもあり。 一般の魔力、二倍、先生との旅が好き。 不思議な世界観だけど、登場人物たちはとても人間らしい部分もあり、引き込まれた。
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言葉をリズムに乗せて読み込んでいく、その躍動感に町田康の愛読者は中毒になっていく。その中の一人が私。この短編集はその言葉のリズムに乗れないモノも確かにある。百発百中なんて無理難題なので気にしない。徘徊して違う作品があれば読む。中毒患者の最適なる療法なり。
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町田康さんの本を手に取るとニヤニヤしちゃう、 「また連れてかれちゃうな。」って。 しかもしかも表紙は奈良美智さん。 えーと。 あたしは意地悪だから、『ゴランノスポン』を意地悪目線で、気持悪くなりつつ大変楽しんで読んだ。感謝。 あー、面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相変わらず意味不明でシュールで脱力系の破壊力満載のポポポ町田ワールド。末摘花、最高。まさに、正露丸トーイ飲んで心が辛いので雲がかかった崖に本物の醤油が垂れている様がよい。って感じ。
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短編集。 現世の成功者みたいなことを真顔で言ってのけるかっけえ楠木正成登場から始まり、ほんとはおまえら全員いやなやつなんだろっうりゃっうりゃっと身体のやわっこいとこを痛いけど拒むほどじゃないくらいの塩梅でつつかれれるような話が続く。 「末摘花」がすごく好き。源氏物語の末摘花の...
短編集。 現世の成功者みたいなことを真顔で言ってのけるかっけえ楠木正成登場から始まり、ほんとはおまえら全員いやなやつなんだろっうりゃっうりゃっと身体のやわっこいとこを痛いけど拒むほどじゃないくらいの塩梅でつつかれれるような話が続く。 「末摘花」がすごく好き。源氏物語の末摘花のくだり超現代語訳(笑)みたいなやつ。美人だと思って手つけたらベニバナ(紅花と紅鼻をかけている、鼻の赤い醜女)だったよwwwwwwwベニーちゃん。泣きたい。みたいな妙に軽〜い感じの源氏なのに、最後の一行が「ただわかっていることはまた夏になってまた秋になってまた冬になってまた春になる。僕も死ぬ、この子(紫の上)も死ぬ。帝も死ぬ。みんな死ぬ。それだけだ。」で、げ、源氏ーーーーー!!となる。ほんとに源氏はこんな感じだったんじゃないかと思えてくる。あほみたいに優雅でなんかわらけてくるくらい意味のない生活の中での源氏の愛と諦観。町田さん前世源氏だったんじゃないの。教科書に載せたらいいのに。 町田さんの本をもっと読もうと思った。脳内暗くて暗くて仕方ないのでかえって口調は謎のコミカルさを帯びておもしろかなしい、みたいな文体。
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不思議な作風の短編集。読み終わったあとに何か残るというか。個人的には尻の泉、先生との旅が面白く感じました。
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♫俺の存在を頭から打ち消してくれ〜 なんて言いながらINUの町田町蔵さんは小説家としてしっかりと存在を主張していらっしゃったわけで… 流石に文章はメシ食うな、つまりパン食う、パンクなのである(そのスジの方にはおわかりかとw) なんで歴史物?との疑問も牛若丸に端を発する個人的な趣...
♫俺の存在を頭から打ち消してくれ〜 なんて言いながらINUの町田町蔵さんは小説家としてしっかりと存在を主張していらっしゃったわけで… 流石に文章はメシ食うな、つまりパン食う、パンクなのである(そのスジの方にはおわかりかとw) なんで歴史物?との疑問も牛若丸に端を発する個人的な趣味だな、面白いけどあんまり巫山戯て弄るなよなどと思ったりする。 他の今風の作品は総じて良い、実にシュールで実にエモい。 なかでもイチ押しは「一般の魔力」、薄田併義をどう読むのかはわからなかったのだが…どなたか教えて下さい。 と言うことでこの本の感想はゴランノスポン…Sirでお送りしました
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久しぶりに読んだ町田康、やっぱりぶっ飛んでる。 目の前でちゃぶ台ひっくり返されるような、 そんであとは片付けといてねって置き去りにされるような、 爽快感と恍惚と混沌と不安と。
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人間の愚かさに斬り込むような短編集。 世にも奇妙な物語を観ているようなシュールさだけど、 落語調の町田節のおかげで軽やかで滑稽。 「先生との旅」に出てくる「日本中世におけるポン引きと寺社権門・DJスタイル」には 「なんだよ、それ!」と思わず吹き出してしまった。 町田康の小説×...
人間の愚かさに斬り込むような短編集。 世にも奇妙な物語を観ているようなシュールさだけど、 落語調の町田節のおかげで軽やかで滑稽。 「先生との旅」に出てくる「日本中世におけるポン引きと寺社権門・DJスタイル」には 「なんだよ、それ!」と思わず吹き出してしまった。 町田康の小説×奈良美智のイラストというだけでときめく。
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ゴランスノポンだと思ってたらゴランノスポンであった。 短編集。 「末摘花」:源氏物語を読み直そうと思った。
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