ゴランノスポン の商品レビュー
初めて読む著者の作品が、 短編集というのが正解だったのかどうか。 この人天才肌の作家だなと思った。 きっと頭の中からもくもく、にゅるにゅると 文章が湧いて出てくるのだろう。 勢いとリズムのある文章に何故かどんどん引き込まれる。 他の長編を読んでみたいと思う。 狂気と紙一重の境界線...
初めて読む著者の作品が、 短編集というのが正解だったのかどうか。 この人天才肌の作家だなと思った。 きっと頭の中からもくもく、にゅるにゅると 文章が湧いて出てくるのだろう。 勢いとリズムのある文章に何故かどんどん引き込まれる。 他の長編を読んでみたいと思う。 狂気と紙一重の境界線付近を案内して貰えそうな気がするから。
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短篇集です。マーチダさんのスピンク=犬、猫と読んできて、こちらがほのぼのとしており滑稽で、恐いことが起こらない話だったので、この小説はちょっと後味が悪い気がします。同じ生き物でも、人間の話をすると、毒気にあてられます。先日軽井沢現代美術館で奈良美智作品観て来たので、表紙がまたまた...
短篇集です。マーチダさんのスピンク=犬、猫と読んできて、こちらがほのぼのとしており滑稽で、恐いことが起こらない話だったので、この小説はちょっと後味が悪い気がします。同じ生き物でも、人間の話をすると、毒気にあてられます。先日軽井沢現代美術館で奈良美智作品観て来たので、表紙がまたまた奈良美智さんの絵で、縁があります。
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タイトルが気になっていたので。 なぜ「ゴランノスポン」?????読んではみたが謎は解説せず。 短編集。 町田康は初めて読んだのですが擬音語が多く、会話文も多用。 源氏物語をモチーフにした「末摘花」がおもしろかった。 原作に忠実で、というか「今風」(というのか?)で、たぶん光源氏が...
タイトルが気になっていたので。 なぜ「ゴランノスポン」?????読んではみたが謎は解説せず。 短編集。 町田康は初めて読んだのですが擬音語が多く、会話文も多用。 源氏物語をモチーフにした「末摘花」がおもしろかった。 原作に忠実で、というか「今風」(というのか?)で、たぶん光源氏が平成っ子だったらこんなセリフなんだろうなと思いました。 この作品に登場する人物たちに共通することは表面的だということかな?人間って所詮上っ面だけさ、みたいな?
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