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ミュージック・ブレス・ユー!! の商品レビュー

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69件のお客様レビュー

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2024/05/17
  • ネタバレ

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オケタニアザミ 桶谷字美。歯列矯正器のブレースにカラフルなゴムをはめたいる。髪を赤に染めている。ほとんどヘッドホンを頭から話さない。 さなえ 飯島沙奈絵。アザミにびんたした。ボーカル。バンドして予備校行きながら二股かけてた。些細なことからバンドは解散。 きわ ドラマー。些細なことからバンドは解散。 さき ギター。些細なことからバンドは解散。 チユキ 川柳。アザミの友人。成績は学年全体の順位でだいたい一桁か二桁台目の境をうろうろしている実力者。 女池 レンタルスタジオの受付の男の子。 オギウエ 荻上崇。柔道部主将。 金井夏芽 国公立志望クラス。 木下さゆみ 二年までは地味だったが、三年に上がって雰囲気が変わった。 望月友夫 アザミと同じ歯医者に通っている。野球部。強打者だがものすごく脚が遅い。 トノムラ 外村宏。望月と同じクラス。 アニー・オークリイ・マクドーマンド 主宰したいたウェブ上のコミュニティでCD評に共感してアザミがメールを送ったことがきっかけでやり取りするようになった。 アヤカ 女池と同じ高校。電車でアザミに助けられる。

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2024/03/20

疾走感がある青春小説だった。モヤモヤとした思春期時代が、疾走感を持って描かれていて、何となく胸がキュンとする。若い頃の、不安定な、けれど鮮やかな心模様や日常を思い出す。

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2024/01/16

「音楽について考えることは、自分の人生について考えることよりも大事やと思う」 久しぶりにandymori聴きながら読んだ。

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2023/12/10

第106回アワヒニビブリオバトル テーマ「音楽」で紹介された本です。ハイブリッド開催。@水野ゼミの本屋 2023.12.5

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2023/09/16

学習障害、発達障害で音楽依存症の女子高生、桶谷アザミの話し。 ヘッドホンを装着し、音楽に包まれることによってやっと、アザミは何とか行動する事が出来る。音楽は周りのノイズを遮断してくれる。アザミにとって音楽は、世の中から自分を守るアーマーのようなものだ。 こういう洋楽オタクの話し...

学習障害、発達障害で音楽依存症の女子高生、桶谷アザミの話し。 ヘッドホンを装着し、音楽に包まれることによってやっと、アザミは何とか行動する事が出来る。音楽は周りのノイズを遮断してくれる。アザミにとって音楽は、世の中から自分を守るアーマーのようなものだ。 こういう洋楽オタクの話しは、アニヲタやドルヲタの話しに比べて意外に少ない。音楽絡みだと、バンドマンだったり、クラシック演奏家だったりと、ギフテッドな人の話が多い気がする。ブラバンなど部活物もあるけど、いずれにせよ表現者側の話し。アザミもベースを弾くけれど、基本はひたすら聴くだけの受容者側。何だかやるせない。 そんなアザミの女子高生ライフは、音楽に加えて、友人達や先生に支えられて成り立つ。少し冷めてて、適切な距離感で冷静なアドバイスをくれる東京弁先生は理想的な先生だ。 しかしながら、最も重要なのは、桶谷アザミとコンビを組む同級生の川柳チユキ。進級テストの勉強を手伝い、志望校の心配までする。一見、成績も良く、観察眼も鋭いチユキが一方的にアザミを支えているように見えるが、すぐに処罰感情が爆発してしまうチユキに寄り添い肯定することで支えているのがアザミ。お互い支え合って暴走する最狂コンビ。 物語は高校卒業を機に、それぞれが旅立っていくところで終わる。皆、行き先はバラバラだ。でも、少しずつではあるが成長したアザミはきっと大丈夫だろう。次の世界への入り口を感じさせる終わり方だった。歯科矯正のブレースも外れたし。ただ、金沢に旅立ったチユキの人生は、いつか破綻するのではないかと少し不安である。音楽の神の祝福がありますように!

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2023/07/08
  • ネタバレ

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音楽好きで不器用な女の子の、進路について悩む話。と書くと面白いのかなって感じですが面白いです。 主人公はちょっと発達障害とかなのかな。カテゴライズするのも違う気もするけど。 「推し、燃ゆ」の主人公と似た感じがあるが、あちらはもっと退廃的な雰囲気があるのに対して、こちらは、良いも悪いも無く、それはそれでしゃーないみたいな感じで、読んでいてもツラい気持ちにはならなかった。 高校3年生の話で、大学進学とか引っ越しとかが最後の方で語られる。 下手するともう一生会わない友達。毎日一緒に居たのに、全然違う場所に住んで、知らない新しい人たちの中で過ごすなんて、、、 そんななんとも言えない気持ちをわーっと思い出した。

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2023/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

音楽を聴くことが好きで、勉強や進路選択には躓きまくっている高校三年生のアザミ(字美)の話。小学生の頃に病院に連れて行かれた話から、ADHDとか自閉症とか何かの発達障害なんだろうと思うけれど、他人の話に思うことはあっても黙って聞けるようになっているところにアザミの成長を感じるし、期待をしなさすぎると思われているアザミの母は、診断のショックを乗り越えてちゃんと娘の自分らしさを受け止めて、母なりの優しさで軽やかに接していると思う。ヘッドホンを手放せず、音楽を聴いていれば一歩を踏み出せる、というアザミが、個性豊かな友達や、見捨てずに進路指導をしてくれる東京弁の先生や、自分に似ているトノムラとの関わる中で成長していって、ヘッドホンがなくても心の中で音楽を再生して生きていけるようになる。音楽を聴いて、正義感あふれるチユキの無茶に付き合って、バンドでも認められなくて、という受け身の存在から、音楽を自分の内で再生できるようになり、自分が言いたいことを伝えたいと思えるようになる=世界と関わっていこうとする成長の話だと思った。

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2022/11/09

音楽しか取り柄のない、生活学力部活全てにおいてかなり低空飛行な女子高校生の青春物語。 高校生の頃、アニメや小説に出てくるきらびやかな生活とは全く違うなーと思い、授業や部活を億劫に感じながら生活していた。 けど、今振り返ってみれば、それはそれで楽しかったなー、と思うし、あの気だ...

音楽しか取り柄のない、生活学力部活全てにおいてかなり低空飛行な女子高校生の青春物語。 高校生の頃、アニメや小説に出てくるきらびやかな生活とは全く違うなーと思い、授業や部活を億劫に感じながら生活していた。 けど、今振り返ってみれば、それはそれで楽しかったなー、と思うし、あの気だるさ含めて間違いなく青春だった。 この小説は、そんな青春を表してる。変わり映えもなく、さしたるときめきイベントもない。けど、思い返すと愛おしくなるんであろうな、そんな日々を綴った本でした。

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2022/11/05

音楽好きあるあるが詰まっていて読みながらにやけてしまった。 チユキのいきすぎた正義感はヤバいけどスカッとする。 アザミが一方的にチユキに面倒を見てもらっているわけではなく互いに寄り添っているところもよい。 トノムラと仲良くなりそうで仲良くならない感じが面白かった。

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2022/10/01

派手な見た目の高校3年生の少女アザミは、友人たちと日常を過ごしながらも、どこか息苦しさを感じています。そんな彼女の心を支えているのは大好きなパンク・ロックでした…。音楽と共に生きる、不器用で破天荒な少女の葛藤と成長を描く青春小説です。

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