ふむふむ の商品レビュー
様々な職業に就いている女性へのインタビュー集 インタビュー集なので、しをんさんのカラー的なものは控えめでしたが、随所随所で面白く読めました。 同性として素直にすごいなという畏敬の念を覚えます。 いやもう、私、ぼんやり生きてるなあ、ホント……。
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さまざまな仕事についている女性へのインタビュー集。 個人と社会が絶妙に折り合うのが仕事だとすると、一重にOLといっても千差万別だし、世の中には本当にさまざまな仕事があるものだなぁと感じた。
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女性の職業人(古くさいか?)に対するインタビュー集。 まだ途中なのだが。 作者、「見る人」であり、「感じる人」」である。 そして、含羞の人である。 林業・駅伝・文楽・便利屋。 じっと見つめ、感じ、そしてそうやって、夢中になっていることに気がついて、少し照れる。 ...
女性の職業人(古くさいか?)に対するインタビュー集。 まだ途中なのだが。 作者、「見る人」であり、「感じる人」」である。 そして、含羞の人である。 林業・駅伝・文楽・便利屋。 じっと見つめ、感じ、そしてそうやって、夢中になっていることに気がついて、少し照れる。 職人もの(?)の作品を読むのは大好き(「メタルカラーの時代」とか)。 ただただ、興味関心で突き進んでいく作者もいれば、山根氏のように、「少年」もいる。 それとは別に、職人のテリトリーに興味津々で踏みこみそして、そういう自分に気がつき少し恥じらう。 作者らしい佳品だと思う。 (深読みしすぎ?わはは。)
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NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀」を見終えた時にも感じるけど、仕事に向き合っている人の話を聞くと私は向き合っているかな、真摯に向き合いたいと刺激を受ける
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村上龍の13歳のハローワークっていう本がありました。対象者を(自分探に興味がある)20代の女性にしたような本です。 仕事に情熱をもって取り組まれている女性の話ってなかなか聞く機会がないので、私にとってはその良いチャンスとなりました。
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小説かと思って購入したら、違いました…f(^_^;) でも、その辺の小説よりも、面白かったですね。 やっぱり、事実は小説よりも奇なりかな。 1つの文章量も少なく、普段、なかなかお話しすることもない でも、ふつぅ(ちょっと特殊かな)の職業と、それに携わる方の インタビュ...
小説かと思って購入したら、違いました…f(^_^;) でも、その辺の小説よりも、面白かったですね。 やっぱり、事実は小説よりも奇なりかな。 1つの文章量も少なく、普段、なかなかお話しすることもない でも、ふつぅ(ちょっと特殊かな)の職業と、それに携わる方の インタビューということで、どれも興味深く読み進めました。 でも、どの方も、ある意味ふつぅで、ある意味特殊で…。 みなさん、キュートで、一所懸命に生きてる感があって、 好感が持てましたね。 インタビュアーもインタビュイーも、同じ世代の女性ってところが、 ガールズトークと言えないガールズトークも端々に混じっていて、 なかなかよい企画本だったと思います。
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人気作家三浦しをんが、様々な業界で活躍する女性に直撃インタビューした本。お仕事のことからプライベートなことまで、色んな世界のことが知れて新鮮。自分の道探しの参考には……なるかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
16人の働く女性へのインタビュー集。面白かった。靴職人とか、染織家とかトンネル作る現場監督とか。靴職人さんの靴はきっと高いんだろうけど私も作ってほしいと思った。で、草木染はもっとほしいと思った。三浦しをん、こういうのも面白いなぁ。
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(No.11-70) インタビュー集です。 仕事をしている女性の方にしをんさんが話を聞きに行く、という内容です。 題名はふむふむと相槌を打ちながらお話を聞くことから・・・。でも一番の理由は掲載雑誌が「yomyomu」だったから韻を踏んでみました、ですって。 来歴も仕事も皆さん...
(No.11-70) インタビュー集です。 仕事をしている女性の方にしをんさんが話を聞きに行く、という内容です。 題名はふむふむと相槌を打ちながらお話を聞くことから・・・。でも一番の理由は掲載雑誌が「yomyomu」だったから韻を踏んでみました、ですって。 来歴も仕事も皆さん違うのですが、雑誌の企画として「この人にインタビューをしたい」と思わせた方はやはり一味違いますね。しをんさんが前書きに書いてますが、共通しているのが「自分の職業に対する熱意と、なんだかちょっと変わっていて愉快な人だ」という人ばかりでした。 でも話を聞きに行くしをんさんが、そもそもそういう人でしょう? お膳立てをする編集部の方、写真撮影担当、単行本担当、など複数の人間が取材班として行動していますが、取材班全員が取材されている人たちと共通したものを持ってる感じがしました。 今までにもインタビュー本を読んだことはありますが、今回のしをんさんのインタビューは読んでいて本当に楽しかったです。 一緒に私も混ざって取材しているような気になりました。いい意味で緊張感がなくて、知り合いのところに話を聞きにいってる感覚なの。 15種類の職業、16人のインタビューで何人か特に面白いと感じたのは。 「漫画アシスタント」「動物園飼育係」「フィギュア企画開発」「現場監督」です。 「漫画アシスタント」でいろいろな漫画家さんのところに行く萩原さん。自分のマンガも描いているけれど、アシスタントの時は自分の線でなく先生が求める線を描く、細かい指示を出す先生もいれば「華やかに」という指示の出し方をする先生もいてそれなりに対処。アシスタントとはそういうことが出来る人なんだ! そしてアシスタント制が漫画界の技術の伝達に一役買い、刺激にもなり、最先端の表現を生み出す元にもなっているということを知りました。 女性の職業として一番珍しいと思ったのが「現場監督」。あの大手建設会社「前田建設」でトンネル工事の現場監督をした亀田さん。 最初のうちは女性はトンネル内作業が出来なかったので、地上から指示を出していたというので驚いた。 しをんさんが「山の神様が怒るから?」と聞いたら、違いました。弱者擁護の法律のためでした。まあ、昔の炭鉱での過酷な労働から女性や子供を護るために作られた法律は当時としては良かったのかもしれませんが。それがそのまま残っていたとは。だからトンネルには入れるけど作業は出来ないということ。 法律改正のきっかけが、2005年に亀田さんが小泉首相を日比谷共同溝工事現場で迎えたときの事だとか。小泉首相と一緒のエレベーターに乗った時、そういう話を(亀田さん本人ではなく)局長がして、一気に事が進み法律改正。亀田さんはそれまでにも先輩たちの努力があり、たまたま自分がその場にいただけと言ってらっしゃいました。 しをんさんは小説を書く前にもこうやっていろいろな人に話を聞いているのでしょうね。だから駅伝、林業、など普通の生活では出会わない人たちの話を、臨場感を持って書けるんだわと思いました。 大変面白かったです。
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エッセイかと思って買ったのでインタビュー集と分かってがっくりしたのですが、あたりでした。 様々な職種に就いた女性と三浦さんの対談というものですが、自分が普通に生きていて密に感じることがない職業の色んなことが知れて良かった。 良いことばかりではなく、その職業のデメリットもありのまま...
エッセイかと思って買ったのでインタビュー集と分かってがっくりしたのですが、あたりでした。 様々な職種に就いた女性と三浦さんの対談というものですが、自分が普通に生きていて密に感じることがない職業の色んなことが知れて良かった。 良いことばかりではなく、その職業のデメリットもありのまま語っている皆さん、其れを引き出す三浦さんに感銘を受けました。 この本の一番のポイントは三浦さんが相手の方の個性もそのまま書いていて堅い職業インタビューにならず、職業というよりその人そのままを知ることができる面白いものだということです。
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