ふむふむ の商品レビュー

三浦しをん【著】

2011/09/13

世の中には色んな仕事があるなぁと平凡だけどそんな感想。どんな仕事にも楽しい事と辛い事がある。自分の仕事に対する取り組み方も今一度見直してみよう。

2011/09/13

色々な職業の人（女性のみ）のインタビュー集。
仕事っていろいろあるなぁと改めて実感。
ある程度、学生の時からこんな仕事をすると決めて今の職業を選んだ人もいるが、就職して「なんか違う」と方向転換して今に至っているという人もいた。
若いうちは早く自分の腰を落ち着ける場所を探さないといけないと思い、それが見つからない自分は落ちこぼれのような気がしていた。
だけど、ここに登場した人たちは、わりと行き当たりばったりの人もいて、別に急ぐことないんだな、いつでも方向転換していいんだなと思えた。
女性だからというのもあるとおもうが。
そして、全ての人に共通しているのが向上心だ。
今のポジションに甘んじず、もっと高くはばたきたいと願っている。
その向上心こそが仕事に対する真摯な姿勢になっているように感じた。
中高生が読んだら、肩の荷物を少し降ろして少し楽になれるんじゃないかと思う。
すでに大人の私にも少し光が見えた気がしたのだ。

2011/09/08

面白くて、引き込まれて、ふむふむ、ふむふむ、と、あっという間に読破。仕事を楽しむ女性は、みんな考え方がシンプルで、好きなものがはっきりしていて、話を聞くと気持ちいいね。ライフワーク、という言葉についてふと考えたりもした。

2011/09/12

三浦しをんさんが同世代の働く女性たちにインタビューした本。おもしろいのですが、しをんさんの興味のある職業の人と、よーわからんと思ってる職業の人とで、温度差があり、それもまたおもしろかったりします。個人的には、染色の人のお仕事に興味があったけど、バンダイの回や飼育係さんの会はしをんさんのくいつきっぷりがすごくて、笑えました。しかし、ほとんどの人がまだ30代。この人たちが40代、50代になったら、どんなだろう？とちょっと気になったりしたのは私がアラフォーだからですかね。最後の編集者の方、私の計算では60を超え、もしかしたら、70？くらいなのですが、年齢を言わない女性らしさにもびっくり。そして、いまだ現役の編集者なのにもびっくりです。いろいろと興味はつきず・・・でした。

2011/08/27

日本の女性は美しく潔い。
そんな言葉がぴったりな女性たちの仕事を紹介します。
こんなお仕事もあるんだ！　と気づきます。
意外だったのは、最初からその仕事に就いていたわけでなく、遠回りしてその仕事を始めた人が多いことです。そしてみんな好奇心旺盛です。
三浦しをんのインタビュー目線も面白い。それぞれの仕事の魅力を引き出す「ふむふむ」。
もちろん彼女たちは苦労を乗り越え、努力を惜しみません。でもそんな大変さは表に出さない強さがあります。
仕事に向かう姿、改めて見習いたいと思いました。

2011/08/18

著者が関心を持っている女性の仕事師を取材したもの。
15人のプロに話を聞いているが、どの人もとても魅力的。

意外だったのは「この道をめざす」という一筋の感じではなく、いろいろなタイミングで導かれて現在があるという人が多いということ。

ふむふむと読んだ。さらりと読めます。

2011/08/11

三浦しをんさんによるお仕事インタビュー集です。
「進路」とか「将来」といったものを漠然と考え始める中高生くらいの年代に特にオススメしたい本だな、と思いました。

様々な職場で働く女性を対象に、「ふむふむ」と相槌を打つ感覚で三浦さんがインタビューを行う、というのが本書の大まかなコンセプトです。
取り上げられている職業は16種類。一般に「会社員」と括られそうな職業の方もいれば、「女流義太夫三味線」や「ウエイトリフティング選手」といった特殊な職業の方もいて、そのチョイスの幅広さに三浦さんのセンスの良さを感じます。

インタビュー対象は女性に限定されているのですが、女性同士だからこそ気安く本音で語り合えてる雰囲気が伝わってきて面白いです。
三浦さんの質問の進め方は、庶民的な感じなのでインタビューの内容自体にとても親しみが持てます。それに今まで職業を題材にした著作を多く書かれた三浦さんだからこそ、その人の職業の魅力を引き出すのが上手いな、と感じさせられます。

結構特殊なお仕事が多く取り上げられているので、その仕事内容を知るだけでも楽しめますが、読んでいて一番ためになったのは、それぞれの方の職業観です。
インタビューを通して、その人が真摯に自らの職業に向き合い、誇りを持って仕事に臨んでいる様子が伝わってきます。こんなふうに働く女性ってかっこいい！

あと、面白かったのは、それぞれ職業を選択した経緯が本当に様々であるということ。小さい頃からその職業に憧れていた人もいれば、いきあたりばったりな感じで転職を繰り返した挙句にその職業にたどり着いたという人もいます。
でもどの人も、自分の人生を自分で選択し、切り開いていっている感じがして、これまたかっこいいのです。

中学生の頃から割と授業で「将来」や「進路」を考える時間みたいなのがあったせいか、私は今まで「職業」というものを考えるとき、なんだか難しく考えてしまう感覚があったりしました。
しかしこの本を読んで、「将来」って、もっと肩の力を抜いて、自分の経験や興味のあることからゆっくりと辿りつけばいいものなんだ、と思うようになりました。

2011/08/05

あまりマニアックな職業ではなかった（三浦しをんさんだけに変な方向に期待が膨らみすぎていたのかも）が、楽しく読めた。

全体的にあまり突出した方がいらっしゃらず穏やかなインタビューだった。インタビュアーを反映したからだらうか。

小さな頃から「これになる」と決めてなられた方はごく少なく、大多数の人は「なりゆき」で今に至るということから考えると、就職というものを考える上で何らかのヒントになりそう・・・。もちろん、インタビューされている方々はどんな仕事をなさってもしっかりと努めてこられたから今があるのだが。

靴職人、ビール職人、染織家、活版技師(憧れる)、女流義大夫三味線、漫画アシスタント、フラワーデザイナー、コーディネーター、動物園飼育係(この方は一途になるべくしてなられた)、大学研究員、フィギュア企画開発(自分の玩具履歴、やってみよう)、現場監督、ウエイトリフティング選手、お土産屋、編集者が取材されています。

2011/08/02

いろいろな職業の女性にインタビュー。相手の仕事と人柄、人生などともに三浦しをんさんの佇まいも現れてくる、楽しい対談集

2011/07/29

様々な職業のインタビュー集。

2011.7.28