ローマとギリシャの英雄たち 栄華篇 の商品レビュー
黎明編の次にこっちも(ただし買ったのはこっちが先)。 やはり、アレクサンドロスとカエサルはおもしろい。古代史の英雄の中でも燦然たる輝きを放っていると思う。 ただ、こういう読み物はどうしても塩野七生のローマ人と比較してしまうのだけど、アントニウスに重きが置かれていた。カエサルも、塩...
黎明編の次にこっちも(ただし買ったのはこっちが先)。 やはり、アレクサンドロスとカエサルはおもしろい。古代史の英雄の中でも燦然たる輝きを放っていると思う。 ただ、こういう読み物はどうしても塩野七生のローマ人と比較してしまうのだけど、アントニウスに重きが置かれていた。カエサルも、塩野七生みたいにべたぼれしてる!というよりは軽快な語り口で、悪いこともしてたけどね、みたいな感じ。それでもいいやつだったのだ感はぬぐえない。さすがカエサル。 デモステネスもなかなか興味深い。弁舌だけでのし上がっていくことが可能だった時代からすると、今の政治家のスピーチはいかなるものか。 プルタークが選んだ英雄からさらに阿刀田高が選別した英雄(に限らないのか)が24人、それぞれ個性あり、ただわりとまともな最期を遂げた人がいない。英雄とはそういうものなのか。
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2011/7/3 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2014/7/20〜7/28 後半はアレキサンドロス、カエサル、アントニウス、ブルゥトゥスら有名人も登場。でも、あまり入り込めなかった。阿刀田さんの解説は素晴らしいと思うが、単に私の嗜好のせいであろう。
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