スペイン巡礼 の商品レビュー
カセレスという町で兵営にギターを置けず、休憩の都度預け先から持ち出し石段でギターを弾く兵士。将校が近くを通るとギターを弾くのをピタリと辞める。それを見た天本は学徒兵時代に本を隠す場所に苦労したことを思い出す。 ロルカの詩を朗読しながらの詩を探す旅。 乞食と間違えられながらの流浪...
カセレスという町で兵営にギターを置けず、休憩の都度預け先から持ち出し石段でギターを弾く兵士。将校が近くを通るとギターを弾くのをピタリと辞める。それを見た天本は学徒兵時代に本を隠す場所に苦労したことを思い出す。 ロルカの詩を朗読しながらの詩を探す旅。 乞食と間違えられながらの流浪に近い旅。 家族想いの彼による家族の死の狭間に書かれた旅行記は言葉の結晶で、淡々と綴った旅先の日常を時間をかけてつらつら楽しんだ。 <その他の書籍紹介> https://jtaniguchi.com/tag/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b/
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個性派俳優として活躍した天本英世。1973年にフラメンコに出会ったことをきっかけにスペインに熱中。詩人ロルカに強い影響を受けるようになる。遺言で「私は、スペインで死にたい。20数回も訪ねて歩きまわったスペインで死にたい。スペインの中で一番多く訪れた、アンダルシアで死にたい。しか...
個性派俳優として活躍した天本英世。1973年にフラメンコに出会ったことをきっかけにスペインに熱中。詩人ロルカに強い影響を受けるようになる。遺言で「私は、スペインで死にたい。20数回も訪ねて歩きまわったスペインで死にたい。スペインの中で一番多く訪れた、アンダルシアで死にたい。しかし、もし私が日本で死んでしまったら、せめて私の灰を、グワダルキビール川に撒いてほしい」と記したほど、スペインを愛していた。その彼が1979年、スペン全土を放浪した旅の記録。まだ日本人旅行者がほとんどいなかった頃の素朴な姿が懐かしい。
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