嘘みたいな本当の話 の商品レビュー
2011年刊。アメリカでの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」の日本版、という事で企画されたもの。撰者・公募の立ち上げ者が違えば、もっと違った物になったかも…と、良くも悪くも感じさせる。内容は確かに面白いのだが、撰者が言う「日本らしさ」って……。日本版の特徴は、「応募する」と...
2011年刊。アメリカでの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」の日本版、という事で企画されたもの。撰者・公募の立ち上げ者が違えば、もっと違った物になったかも…と、良くも悪くも感じさせる。内容は確かに面白いのだが、撰者が言う「日本らしさ」って……。日本版の特徴は、「応募する」という行動への日本人の非選択バイアスじゃないのか?と。「公募ってのは、こういう内容を出すものだ」で、応募するという行動を採れる人間の、属性傾向が限られて来る。「こんな事は人に言えない」が強いのが日本人。その分、個人的にはアメリカ版より薄い気がする。
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読みやすさ★★★★★ 学べる★ 紹介したい★★★★ 一気読み★★★★★ 読み返したい★ 日常に起こるささいなこと、でも何か特別なこと。誰もが持っている奇妙で記憶から離れない話。それらを集めた本。 単純に面白かったし、読書を楽しめました。選者の内田樹さんも仰ってましたが、心が静...
読みやすさ★★★★★ 学べる★ 紹介したい★★★★ 一気読み★★★★★ 読み返したい★ 日常に起こるささいなこと、でも何か特別なこと。誰もが持っている奇妙で記憶から離れない話。それらを集めた本。 単純に面白かったし、読書を楽しめました。選者の内田樹さんも仰ってましたが、心が静まります。 続巻も読みます。
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なんとなく気分が重く、ぱっとしなかった時期に読んだ。 面白いことは沢山ある。 拾い上げて、大事にしたい。
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コロナ禍で時間を持て余していたときに、YouTubeでこの本の制作の経緯を紹介していた番組を聴いたのをきっかけに、たまたま行ったリニューアルされた図書館で見つけて借りた1冊。 「事実は小説よりも奇なり」という言葉の意味をしみじみ実感させていただきました。
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子猫を台風から守ってやろうと砂を掘って入れたのに、翌日埋められて死んでいた、という話が一番心に残った。 というのも私も子供ながらに優しさの気持ちから、金魚に餌をたくさんあげて一気に殺してしまったという似たようなことがあるから。 作者は、実は殺そうと思ってやったんじゃなくて優しさの...
子猫を台風から守ってやろうと砂を掘って入れたのに、翌日埋められて死んでいた、という話が一番心に残った。 というのも私も子供ながらに優しさの気持ちから、金魚に餌をたくさんあげて一気に殺してしまったという似たようなことがあるから。 作者は、実は殺そうと思ってやったんじゃなくて優しさのつもりだったの!と誰かに伝えたい気持ちもあるんだろうなぁ、と思った。 ぶっとんで不思議な話はなかったけど、楽しく読めた。 アメリカのオリジナルの方にも興味が沸いた。 日本人の書く文章に格差(個も)がないっていうのには、面白い考察だなぁと思いました。いいことなんでしょうね。
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話を募集されているのを知った時、内田先生と高橋源一郎さんに、読んでもらえるなんて、ぜひ応募したいものだと思ったが、全く「嘘みたいな本当の話」が浮かんでこず、あきらめた。 本が出版されて5年。忘れていたが、図書館の返却棚にあったので借りる。
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「事実は小説よりも奇なり」をそのまま編集した一冊。 アメリカでの事例がベースにあって、それを日本でも… ということであるらしい。 それぞれの話はそれそれとして楽しませてもらった。 一番興味深かったのが[巻末対談]の柴田元幸さんと内田樹とのお話。 同じ手法で、同じように集まった「...
「事実は小説よりも奇なり」をそのまま編集した一冊。 アメリカでの事例がベースにあって、それを日本でも… ということであるらしい。 それぞれの話はそれそれとして楽しませてもらった。 一番興味深かったのが[巻末対談]の柴田元幸さんと内田樹とのお話。 同じ手法で、同じように集まった「物語」から 日本人とはなにだろう、を考察している章。 比較文化論とでも言うのでしょうか。 江戸から明治にかけて、「浮世絵」がヨーロッパに渡り かの地の絵描きたちが、日本の浮世絵風の作品を残している。 そんなことを、なんとなく思い出してしまいました。
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【Entertainment】嘘みたいな本当の話/高橋源一郎・内田樹/ 20180110 / (3/672) < 330/90456> ◆きっかけ ・リゾナーレ八ヶ岳BOOKcafe2016.3 ◆感想 ・不思議に思えたり、クスリと笑えたり、ちょっとぞっとする話もあ...
【Entertainment】嘘みたいな本当の話/高橋源一郎・内田樹/ 20180110 / (3/672) < 330/90456> ◆きっかけ ・リゾナーレ八ヶ岳BOOKcafe2016.3 ◆感想 ・不思議に思えたり、クスリと笑えたり、ちょっとぞっとする話もあり、最高の気分転換。普段何気なく暮らしている中でも、こんなエピソードが潜んでいるのだな。それを発見できる心の余裕が欲しい。 ◆引用 ・ロッカーにカタカナで「ドントユーズ」 ・しゃべる炊飯器。ゴハンガタキアガリマシタ。何年かしたら、ピーコワレマシタ ・銀行暗証番号記載、生まれ年でもいいか?いいですよ。「イノシシ」 ・高良さんと斉田さんが付き合った ・自転車でコンビニに行き、歩いて帰った ・ドライブ旅行にいった際に写真撮影した際、背景に民家が入ってた。その民家に住む娘と後に結婚。 ・座薬を正座して、飲んだ芦屋婦人
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やはり彼の国との違いは歴然。失望感が強い。セレンビリティや、オカルティックな偶然などは単に人口の差から推される確率論のためともいえるが、表現の多様と情熱にけっして届かない差がある。個人主義云々が原因とあとがきにはあるが、文化水準の瞭然とした優劣という単純な結論なのではないか。
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日本版「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」 個人的な「嘘のようなほんとの話」を集めた一冊。 選者が言うように、読んでいるとなんだか安心する。ほっこりします。 続編もあるみたいだから読んでみたいな。
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