1993年の女子プロレス の商品レビュー
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著者の本は何冊目か忘れた(アントニオ猪木、ジャイアント馬場、クラッシュギャルズの年代がついたのは読んだ)が、インタビュー集は初めてだ。 でも違和感なく読めた。同じことを別の人に聞いているな、と思ったけど、同じ出来事でも捉え方は人それぞれだな、と思った。Netflixで極悪同盟みたせいか、最近女子プロレス がマイブームだな。 ちなみに自分の経験ではビューティーが歌っていたのをテレビで見た記憶がある、その後あまり見てなかったけど、クラッシュギャルズが出てこれもテレビで見た。当時、男子プロレスより女子プロレスの方がデンジャラスだな、と思っていた記憶がある。
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女子プロレス界に伝説を残した選手たちとスタッフ、これからを担っていく選手たちのインタビュー集。 当時爆発的な人気を博し、多くの名勝負を生んだ全日本女子プロレスの選手が中心。 同じ人物、同じ出来事でも色々な人の口から語られることで違った面が見えてすごく面白かった。 ある選手にとって...
女子プロレス界に伝説を残した選手たちとスタッフ、これからを担っていく選手たちのインタビュー集。 当時爆発的な人気を博し、多くの名勝負を生んだ全日本女子プロレスの選手が中心。 同じ人物、同じ出来事でも色々な人の口から語られることで違った面が見えてすごく面白かった。 ある選手にとっては仏のようだった人が別の選手からは恨まれていたりとか。 多くの選手が証言しているように全女の運営方法や体質は狂気に満ちていて、選手を心身共に破壊するようなやり方が目立つ。選手の血や生命を金に替えておいて給与は支払わなかったりする。いいか悪いかでいったら確実によくはないんだけど、一方で自分はこんなに生命を賭けて何かに取り組んだことがあるだろうか?と振り返らずにいられなかった。
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どのインタビューも読み応えあり。 僕は後追いで対抗戦時代の女子プロレスにハマって、長与千種とガイアのファンになったのが、95年頃だったと思う。 それまで、まったく女子には興味なかったんだけど、レンタルビデオ店でプロレスのビデオをほとんど全部観てしまったので、何となく女子プロレス...
どのインタビューも読み応えあり。 僕は後追いで対抗戦時代の女子プロレスにハマって、長与千種とガイアのファンになったのが、95年頃だったと思う。 それまで、まったく女子には興味なかったんだけど、レンタルビデオ店でプロレスのビデオをほとんど全部観てしまったので、何となく女子プロレスを観てみたのがきっかけ。そこから一気にハマった。 で、この本に出てくる人たちの試合を、追いかけてた。 その頃、女子の試合は観てて怖くなる試合があった。技の危険も有るし、感情剥き出しでぶつかり合う姿勢も、怖かったんだけど、一方で刺激的で魅力的だった。 本書で選手たちがどう思ってたか?というのが、かなり突っ込んで語ってる。こんなことまで、喋って良いの?とあのも有る。読み応え有り。 個人的にはFMWとLLPWの選手が入ってるとさらに良かったかな。風間ルミ、シャーク土屋、あとは神取忍。
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ナイキの赤いジャージを履いてた小学生時代、プロレスごっこの時はタイガー役にはなれず必ず小林邦明役に甘んじていた。しかし、長与千種役は必ず死守でき、高らかに「炎のバイブル」を歌っていた。最狂軍団全女。生で観たブルの金網ギロチンは神々しかった。
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柳澤健の「19●●年の○○○○」シリーズ、最後に残った作品。 90年代に突如始まった女子プロレスの団体対抗戦時代に活躍した 12人の女子プロレスラーと1人の関係者へのインタビュー、そして一篇 のコラムから成る、もの凄いボリュームのノンフィクション。あの奇跡 の時代の当事者たちが、世界最狂のプロレス団体(文中より)である 全日本女子プロレスと、全女を中心とした団体対抗戦に対する思いを、 文字通りぶちまけている。 僕は基本的に女子プロレス否定派なのだが、ある時期だけ、真剣に 女子プロを観戦したことがある。その時期が正に90年代中盤であり、 団体対抗戦の時代。爆発する機会となり、終電が終わってもまだ試合を やっていた、という伝説の横浜アリーナ大会から、集大成となった 東京ドーム大会まで、カギとなる興行は全て生観戦しているのだから、 かなり熱くなっていた筈である。 そして、この本には間違い無く対抗戦時代の主役だった北斗晶と神取忍 へのインタビューが無い。神取にはそもそもインタビューを行っておらず、 北斗はインタビューこそあったものの、単行本への収録を拒否された模様。 それが決してマイナスにならず、逆に作品にリアリティを出しているのが 凄い。 そして、最狂の代名詞に相応しい全日本女子プロレスの凄さが浮き彫りに なる作品でもある。現在はプレミアムが付き、入手困難な本だが、気合い の入ったマニアなら絶対読むべき。かなり凄いです、コレ。
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対抗戦で隆盛期を迎えた1993年前後にスポットライトを当てて、全12選手にインタビューした一冊。 主に全女の狂気をあぶりだしつつ、対抗戦の頃を描いているのが面白い。 『1985年のクラッシュギャルズ』と併せて読むと、女子プロの移り変わりがよくわかるので、女子プロファンは元より、...
対抗戦で隆盛期を迎えた1993年前後にスポットライトを当てて、全12選手にインタビューした一冊。 主に全女の狂気をあぶりだしつつ、対抗戦の頃を描いているのが面白い。 『1985年のクラッシュギャルズ』と併せて読むと、女子プロの移り変わりがよくわかるので、女子プロファンは元より、プロレスファンは必読。
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これは力作。 ゆえに、要の北斗晶のインタビューが掲載許可出なかったというのが残念。 とりあえず、業界というか全女がどんな団体だったかが今更ながらよくわかる。YouTubeとかで本書で話題になっている試合などは見ることは出来るのだけど、あの当時その現場にいなかったということが実に悔...
これは力作。 ゆえに、要の北斗晶のインタビューが掲載許可出なかったというのが残念。 とりあえず、業界というか全女がどんな団体だったかが今更ながらよくわかる。YouTubeとかで本書で話題になっている試合などは見ることは出来るのだけど、あの当時その現場にいなかったということが実に悔しく、そして気付かなかったことを後悔してしまう。 腕立て一回も出来なくて入団した広田さくらのインタビュー、緩さとぶっ飛び方がマッチしていて、何か永沢さんの”AV女優”を読んでいるような感覚になってしまった。 個人的には、風間ルミも一つ読んでみたかった。 今は銀座の街が私のリングですという、ライオネス飛鳥の会員制クラブ。いつか行ってみたい。
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「ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ」。ヘーゲルの言葉を引いて、1993年の対抗戦で女子プロレスが放つ異常な輝きを描いています。金網最上段に立つブル中野の週プロ表紙に驚愕したことを思い出しました。その輝きを作り出したのは、筆者曰く、世界最狂の団体という全女というクレージーな空間と、それ...
「ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ」。ヘーゲルの言葉を引いて、1993年の対抗戦で女子プロレスが放つ異常な輝きを描いています。金網最上段に立つブル中野の週プロ表紙に驚愕したことを思い出しました。その輝きを作り出したのは、筆者曰く、世界最狂の団体という全女というクレージーな空間と、それに負けないくらい本能的なレスラーたちのエモーションの歴史でした。この本で初めて抑え込みルールの存在を知りプロレスというジャンルの奥深さをまた感じました。
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1993年を中心とした女子プロレスの歴史書にして、 今の時代では信じられないほど狂った世界で輝いた当時の選手たちの証言を基にしたインタビュー本。 いかに語られる話が過激であるかは、本書の帯の言葉をざっと眺めるだけでも伝わることだろう。 掘り下げても底の尽きない話の数々が、500近...
1993年を中心とした女子プロレスの歴史書にして、 今の時代では信じられないほど狂った世界で輝いた当時の選手たちの証言を基にしたインタビュー本。 いかに語られる話が過激であるかは、本書の帯の言葉をざっと眺めるだけでも伝わることだろう。 掘り下げても底の尽きない話の数々が、500近いページ数(しかも1ページが二段構成)に表れている。 当時の女子プロレスを全く知らなくとも、狂いながらもどこか美しき様式美を感じるその世界を覗いてしまえば、 関心を持たずにはいられない興味深い話の数々であった。
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90年代を彩った女子プロレスラーのインタビュー集。 狂気の時代、狂気の団体で生き残るには相応の覚悟がなければいけない。ハンパモノは生き残れない。 あるいはその覚悟があったものがぶつかり合ったから、あの時代をつくったのか。 90年代の女子プロレスはまさしく狂気の祝祭空間だった。 ...
90年代を彩った女子プロレスラーのインタビュー集。 狂気の時代、狂気の団体で生き残るには相応の覚悟がなければいけない。ハンパモノは生き残れない。 あるいはその覚悟があったものがぶつかり合ったから、あの時代をつくったのか。 90年代の女子プロレスはまさしく狂気の祝祭空間だった。 時代を駆け抜けて、ある者は引退し、ある者は現役にこだわり、今だからこそ語れるものがある。 クラッシュギャルズの切り開いた道を、後輩たちはいかにして歩みを進めたのか。 15、16で入門した女の子たちが、苦しみ、悩み、葛藤し、行動し、プロレスラーになっていく。その過程でそれぞれの思いが錯綜する。 プロレスのカタチこそとっているものの、これはその枠をこえて人間の、、魂のインタビュー集だ。 個人的に感銘を受けたのは、ブル中野。 伝説の金網ギロチンは僕も週プロの表紙をはっきり覚えていて、金網の上で拝む姿のブル様に衝撃を受けた。 ブル中野のインタビューを読み進めるうち、彼女の描くプロフェッショナル像に舌を巻き、なんどもため息を付いた。 団体と時代がその肩にのしかかる。 静かに答えるひとことひとことが重くてしんどい。 言い換えればそれは「女の執念」ともいえよう。仕事の流儀、ここに極まれり、である。 このインタビュー集を読んで、何時間YouTubeを検索し、そのたび何度も感動し、震え、涙した。 星4つは北斗晶のインタビューが単行本には許可が降りなかったことへの無念。それも含めて「北斗晶」なのだろうが、探し出してでも読みたいと思った。 今年ブル中野が引退セレモニーを行うらしい。見届けなければ。
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