心臓狩り(2) の商品レビュー
今作は、主人公の手に入れた能力について色々解明する巻だった。話自体は劇的に展開するわけではないが、この話の中でのシャーマンの意味は個人的に興味深い。実際にそういう解釈もあるのかも知れないが、自分は知らなかったのでよく分からない。そして一巻を読んで思った通り、ホラーというよりはバイ...
今作は、主人公の手に入れた能力について色々解明する巻だった。話自体は劇的に展開するわけではないが、この話の中でのシャーマンの意味は個人的に興味深い。実際にそういう解釈もあるのかも知れないが、自分は知らなかったのでよく分からない。そして一巻を読んで思った通り、ホラーというよりはバイオホラーで、アクション要素が高いと思った。普通に面白かった。
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心臓が横紋筋であることを種に吸血鬼伝説、神の人類進化プログラムという大風呂敷を広げている。が、心臓移植をアクション小説にする発想が斜め上すぎて、病後にそんなに動いて大丈夫なのか、と思ってしまう。
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完全に異能力、シャーマンの物語になってしまった。記憶の継承部分に興味があったので、ちょっと思っていたのと違うかな。 それにしても舞との恋模様の障害になると思っていた映一が、あっさりと退場してしまったのがビックリ。
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心臓を狩るという意味が見えてきたが、神のような存在による発現すべき異能をもつものとしては、感情的には、あまりに人間的で、なおかつ狭い世界の身でいったい何をしているのかという感じで、物語に発展性が見出し得ていない。やはり、ソリトン以降の作品には魅力が見出し得ない。至極、残念。
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梅原氏の特徴として主人公が何らかの奇妙な能力を手に入れ、もしくはそれらと対峙し、深層(真相)に向かうというものがある。心臓移植――現代のタブーを斬り裂くメスになる、手術的な小説であろう、これは。
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前回、諦めていた心臓移植が適い、 命拾いして喜んだのもつかの間、 今度は得体の知れない記憶や体の変化に不安を覚える雅之。 今回、その謎が徐々に明らかになっていきます。 まず病室を訪れた謎の人物達の身元と、シャーマンという存在。 そして移植された心臓が原因で、 覚えのない記憶と能力...
前回、諦めていた心臓移植が適い、 命拾いして喜んだのもつかの間、 今度は得体の知れない記憶や体の変化に不安を覚える雅之。 今回、その謎が徐々に明らかになっていきます。 まず病室を訪れた謎の人物達の身元と、シャーマンという存在。 そして移植された心臓が原因で、 覚えのない記憶と能力に目覚めていくということ。 それにしても雅之が年齢より幼く感じます。 多分雅之のリアクションが独白も含めてストレートだからでしょう。 人間不安になれば少しは負の感情も出てくるでしょう? 殺されそうになったり、結構酷い目にあってますが、 それでも舞さんに気を取られているあたり、 無邪気というか、能天気というか・・・。 お陰でいまいちシリアスになりきれない。 怖さも半減です。 シャーマンについての解説は面白かったです。 素人が言うのもなんですが、ちょっと説得力がありました。 さて、次回は? 雅之の明日はどっちだ・・・。
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カテゴリを『SF 文庫』にしてみたんだけど、それで合っているのかわかりません。でも、ホラーでないことだけはわかる。 表紙の主人公の髪が若干縮れてて笑った。(1巻参照) 1巻よりは、進んでるけど話の進行がやっぱり遅い気がする。 なんだろう、もう少し、伝奇的なもしくは民俗学的...
カテゴリを『SF 文庫』にしてみたんだけど、それで合っているのかわかりません。でも、ホラーでないことだけはわかる。 表紙の主人公の髪が若干縮れてて笑った。(1巻参照) 1巻よりは、進んでるけど話の進行がやっぱり遅い気がする。 なんだろう、もう少し、伝奇的なもしくは民俗学的見解が個人的には欲しかったなぁ。 シャーマンの一族と題してるわりにはそのあたりあっさりしてたような……。
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