守りつつ攻める企業 の商品レビュー
著者は、ボストン・コンサルティングのパートナー&マネージング・ディレクターである。 英語のタイトルもあり、そちらは、“THE BCG WAY MANAGING THE ATTACK AND DEFENSE CYCLE THROUGH INNOVATION AND KAIZE...
著者は、ボストン・コンサルティングのパートナー&マネージング・ディレクターである。 英語のタイトルもあり、そちらは、“THE BCG WAY MANAGING THE ATTACK AND DEFENSE CYCLE THROUGH INNOVATION AND KAIZEN”となっており、こちらの方がわかりやすいかもしれない。 本書では、事業のライフサイクルをどうマネジメントしたらよいか、その方法が提示されている。 簡単に言うと、成熟から衰退の段階は「守り」であり、そこではカイゼンが重要な活動になる、そして、誕生から成長の段階は「攻め」であり、イノベーションがカギになる、ということである。 [more] (目次) 序 章 あなたの会社は守り一辺倒になっていないか 第1章 「攻守のサイクル」マネジメント 第2章 守りの本質 第3章 攻めの本質 第4章 よい攻め 第5章 優良企業の条件 ――攻めつつ守り、守りつつ攻める
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攻守のサイクルをどう回すか? →攻めから守りに転じる際には、タイミングと転じる際の総点検が重要 守りから攻めに転じる際には、意識改革とリスクテイク よい守りとは、PDCAサイクルが回っていて進化していることかつ経営トップのコミットメントがはっきり示されていること やるべきことを...
攻守のサイクルをどう回すか? →攻めから守りに転じる際には、タイミングと転じる際の総点検が重要 守りから攻めに転じる際には、意識改革とリスクテイク よい守りとは、PDCAサイクルが回っていて進化していることかつ経営トップのコミットメントがはっきり示されていること やるべきことを迅速に徹底して行う 攻めの本質はイノベーションの原石の発掘と磨き上げであり、細部までの徹底的なこだわりが重要
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bcgの名前があるからすごそうに見えるが、中身は薄い印象が。他のマネジメントに関する本を読んだほうが良い。
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企業において 「守る」というのはカイゼンです。 そして、「攻める」というのは イノベーションを起こすことです。 日本は、カイゼンによって世界的に ものつくりの優位性を保ってきました。 しかしながら、現在では、 成熟事業が大半を占め、価格が重要視されるようになり イノベーショ...
企業において 「守る」というのはカイゼンです。 そして、「攻める」というのは イノベーションを起こすことです。 日本は、カイゼンによって世界的に ものつくりの優位性を保ってきました。 しかしながら、現在では、 成熟事業が大半を占め、価格が重要視されるようになり イノベーションが十分に起こせていないことが 日本の大きな問題になっています。 本日ご紹介する本は、 「守ること」と「攻めること」について 優良企業になるための考え方や 取り組みについて書かれています。 ポイントは 「攻守のサイクル」 です。 「守りの本質」 守りとは、やるべきことを徹底してやること。 具体的に言うと あるべき姿と現在のギャップを見える化し、 あるべき姿に近づくための活動を徹底して 一歩一歩着実に進んでいくことです。 「攻めの本質」 攻めとは、イノベーションの原石の発見と磨き上げです。 顧客に価値を提供するための「タネ」を 見つけて、育てていかなければなりません。 ただし、現在の市場の予測は大変困難なので 市場の進化について、複数のシナリオを準備 しておかなければなりません。 「攻守のサイクル」 「攻め」で顧客価値を生み出し、 それを事業にしていきます。 事業が必ず成長するとは限りませんが、 成長した事業は、放っておけば必ず衰退します。 事業をある程度継続するためには 必ず「守り」=カイゼンが必要です。 そして、企業が生き延びていくためには この「攻め」と「守り」のサイクルを 次々と繰り返していく必要があります。 日々の小さなカイゼンの積み重ねの重要性。 そして、イノベーションを起こすための 日頃の地道な取り組みの大切さを 再認識できる良書です。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ カイゼン=外部環境が安定している時代は「勝利の方程式」。外部環境の変化が激しい時代は無力化する コモディティ化=技術が成熟すると、機能や品質の差は価値が低くなり、価格が重要視されるようになる 現在の日本企業の課題=成熟事業が大半を占め、イノベーションが十分に起こせていないこと カイゼン=現在を起点として、短期的に現実性を重んじる イノベーション=将来を起点として、長期的に革新性を重んじる 守りの本質=「やるべきことを徹底してやる」 攻めの本質=「イノベーションの原石の発掘と磨き上げ」 よい攻めの3段階=①アイデア創出 ②アイデア実現/ビジネスモデル構築 ③事業化 シナリオプランニング=未来市場の予測は困難だが、市場進化の因果関係をは把握し、複数のシナリオを準備しておく カイゼンの特徴は「規律」=カイゼンサイクルの流れを徹底する意識と行動 イノベーションの推進=新しいアイデアを考えるには、日常活動とは異なる時間をつくること 優良企業の条件=イノベーションとカイゼンの両立を目指す「強い」組織文化の醸成 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 序 章 あなたの会社は守り一辺倒になっていないか 第1章 「攻守のサイクル」マネジメント 第2章 守りの本質 第3章 攻めの本質 第4章 よい攻め 第5章 優良企業の条件 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/7456db8cb3c60995.png
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成田空港の蔦屋でタイトルに目が止まり、パラパラとページをめくったら面白そうに見えたので購入した本。内容は、少なくとも僕にはどうもイマイチ。既に誰かが書いたことを繋げただけという印象を拭えない。パラパラとページをめくるごとにめくるスピードを上げ、さっと終わらせたくなってしまった(大...
成田空港の蔦屋でタイトルに目が止まり、パラパラとページをめくったら面白そうに見えたので購入した本。内容は、少なくとも僕にはどうもイマイチ。既に誰かが書いたことを繋げただけという印象を拭えない。パラパラとページをめくるごとにめくるスピードを上げ、さっと終わらせたくなってしまった(大変申し訳ないですが、表紙にBCGというブランディングが付いていなかったら読まなかったかもしれません)。 なぜ面白みに欠けるのか? 恐らくこの本はイノベーションやカイゼンと言った既存のアプローチを、著者の頭の整理のごとく纏めた段階で留まっており、読者の血肉となってくれるような生きたストーリー感覚がないからだろう。つまり、概念整理までは良かったが、読者の側からの視点に立った推敲が足りないために、読み手をぐぐっと惹き付ける躍動感に欠ける感じがする。
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