超巨大地震に迫る の商品レビュー
カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペー...
カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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美人すぎる地震学者で有名な大木聖子氏の著書。本書の第1刷が2011年6月10日ということにまず驚いた。そして、地震について正しく一般の人々に伝えるということにも、熱い思いがあることに感心した。 「あとがきにかえて」より。 「私は予知について聞かれるたびに、なぜ地震の科学が誕生した...
美人すぎる地震学者で有名な大木聖子氏の著書。本書の第1刷が2011年6月10日ということにまず驚いた。そして、地震について正しく一般の人々に伝えるということにも、熱い思いがあることに感心した。 「あとがきにかえて」より。 「私は予知について聞かれるたびに、なぜ地震の科学が誕生したときからもっと声を大にして、予知は現段階では困難だと、その時々で積極的に言い続けてくれなかったのだろうと途方に暮れる。たとえば、医療なら、不治の病に無意味な期待を抱かせるようなことはしないだろう。」
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※このレビューにはネタバレを含みます
2011年刊行。著者大木は東京大学地震研究所広報アウトリーチ室助教、纐纈は同大同所教授。◆本書にある地震のメカニズム、津波のメカニズムの解析は参考になる。また、未来に起こりうべき西日本大震災の叙述も同様で、防潮防波や耐震関連のハードの限界に加え(ハードの方法による効果の逓減)、災害教育や避難方法のブラッシュアップ化というソフトの重要性を叙述する点は十分納得可能。ただ、所々、研究者の責任回避ともとれる言説がサブリミナル効果を狙うかの如く参入されるのは気になる。勿論、科学が万能でないことは承知しているが…。
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数ヶ月前に被災地復興に関わる仕事に就きました。その流れで当著者の公園を南三陸町にて拝聴。その使命感の強さと無念な想いがヒシヒシと伝わってきました。(仕事に就いてから他の地震学者の話も聞く機会があり、総じて高い使命感を持っている事に感銘を受けました)今回の教訓を元に、彼女が言う所の...
数ヶ月前に被災地復興に関わる仕事に就きました。その流れで当著者の公園を南三陸町にて拝聴。その使命感の強さと無念な想いがヒシヒシと伝わってきました。(仕事に就いてから他の地震学者の話も聞く機会があり、総じて高い使命感を持っている事に感銘を受けました)今回の教訓を元に、彼女が言う所の民族の知恵としてどれだけ定着させる事が出来るのか。
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地震学は社会科学に似てる。実験ができない。三陸沖の防波堤が役立たなかったこともあとからわかったが批難は出来ない。尤も十分な予算を割いていないのが許しがたい。 藤井聡先生のように統計から首都圏直下型大震災の予測はしていないが、言えることを言っている点で誠実さがうかがえる。
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地震発生のメカニズムや、東北地方太平洋沖地震ですり替えられた気象庁マグニチュードとモーメントマグニチュードの違いなどを平易に伝えています。その上で、「西日本大震災」のシミュレーションも行なっています。 科学的知見が、世の中に正しく理解されたのか、伝えきれたのかの葛藤を持ちながら、...
地震発生のメカニズムや、東北地方太平洋沖地震ですり替えられた気象庁マグニチュードとモーメントマグニチュードの違いなどを平易に伝えています。その上で、「西日本大震災」のシミュレーションも行なっています。 科学的知見が、世の中に正しく理解されたのか、伝えきれたのかの葛藤を持ちながら、の本。どこそこで震度いくつが何十年以内、なんていう話ではなく、予知は出来ない、故に地震が起きたら何を守りたいのか、そのための防災のを、という姿勢です。
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著者の大木さんが、記者会見の時に見せた涙の意味が、本書を読んでよくわかりました。科学者としての限界を直面した悔しさだったのだと思います。 どんなに科学技術が進んでも誰かが助けてくれるわけではない。最後は自分自身で身を守るしかない。身を守るためには、知りうる限りの正確な知識と実践...
著者の大木さんが、記者会見の時に見せた涙の意味が、本書を読んでよくわかりました。科学者としての限界を直面した悔しさだったのだと思います。 どんなに科学技術が進んでも誰かが助けてくれるわけではない。最後は自分自身で身を守るしかない。身を守るためには、知りうる限りの正確な知識と実践に生かせる習慣を身につけておくこと。 地震列島に住む人間としては、避けて通れない道。そのことを少しでもわってほしい。そんな著者の痛烈な想いが伝わってきます。
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3.11以前、東北日本においては過去70年間に地震によって解放されたひずみの量は蓄積量の4分の1しかなかった。しかし地震研究のアスペリティ・モデルによる説明から、残りの蓄積分はアスペリティ以外の非地震性のすべりによって解放されたと結論づけられてしまった。 だが、そもそもアスペリテ...
3.11以前、東北日本においては過去70年間に地震によって解放されたひずみの量は蓄積量の4分の1しかなかった。しかし地震研究のアスペリティ・モデルによる説明から、残りの蓄積分はアスペリティ以外の非地震性のすべりによって解放されたと結論づけられてしまった。 だが、そもそもアスペリティ・モデルそのものが、各沈み込み帯ごとの地震の起こり方、その地域特性の違いについて、現段階で観察できている現象だけを頼りにあとづけの説明として作られた現状追認のための理屈であって、決して予測を可能にしてくれるような科学的理論ではなかった。 自分の周りではこれまで起こらなかったからこれからも起こらないという楽観論には対象ごとの特殊性という切り口で一応の理屈はつけられるものだが、隣人や隣国で起こった現象が私たちの身の周りでも起こる確率は思った以上に高いのかも知れない。
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火山の噴火予知と異なり、地震の予知は現状では極めて困難、というより不可能に近い。自分で自分の身を守ることを前提に地震列島を生き抜いていくための想像力と知恵を得ることが大切だと感じた一冊。
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今回のM9.0という巨大なエネルギーをもった地震が何故起きたのか。 地震や津波発生の様子。今回の地震や津波が起こったメカニズム。そして何故今回の地震発生は想定外で予知できなかったのか。今後防災はどうあるべきなのかが述べられています。これまで報道を断片的に見聞きしてきた人にとっては...
今回のM9.0という巨大なエネルギーをもった地震が何故起きたのか。 地震や津波発生の様子。今回の地震や津波が起こったメカニズム。そして何故今回の地震発生は想定外で予知できなかったのか。今後防災はどうあるべきなのかが述べられています。これまで報道を断片的に見聞きしてきた人にとっては知識を整理する意味でいい本です。(専門的な部分は理解しがたい部分もありましたが・・)地震予知については、他の本でいかに不可能であるかを読んだばかりだったので、地震学者さんはご苦労だなあとつくづく思います。地震国日本ではどこにいても避けられない事態です。
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