ダルタニャン物語(第3巻) の商品レビュー
ここから第二部『二十年後』がスタート。 フランス宮廷は相変わらずバタバタしているし、かつてはアラミスの愛人だった方がアトスの息子を産んでいるし、もう何でもアリのフランス人。 日本だったら恋愛しつつも『源氏物語』のようにジメジメ苦悩したりするんだろうけれど、すごいぞ、フランス人!...
ここから第二部『二十年後』がスタート。 フランス宮廷は相変わらずバタバタしているし、かつてはアラミスの愛人だった方がアトスの息子を産んでいるし、もう何でもアリのフランス人。 日本だったら恋愛しつつも『源氏物語』のようにジメジメ苦悩したりするんだろうけれど、すごいぞ、フランス人! 人生は冒険と愛で楽しんだもの勝ちですね。
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かの有名な三銃士の物語より20年後。 ダルタニャンは銃士隊の副隊長のまま、アトス・アラミス・ポルトスの3人は銃士隊をやめ、それぞれの生活をしていた。 ルイ13世の世も終わり、また、枢機卿リシュリューも死に、今はイタリア人のマザラン枢機卿がリシュリューの後に宰相の位に座り、権勢を誇っていたが、あまりにケチなことで、パリ市民からは、嫌われきっていた。 初めて、3巻を手にしたときは、あれからあっという間に20年過ぎ、青年だったダルタニャンが中年(・・・)になっていたことに少なからずショックを受け(笑) ダルタニャンの義するところは、国王もしくは王権であり、また、己の出世を欲していた。 ところ、宰相マザランに自分の為に働くよう言われ、マザラン派として旧友を仲間に誘いに出かけるも、ポルトスはまんまと仲間にできたが(男爵の地位をちらつかせ)、アトス・アラミスはダルタニャンが訪ねる以前からフランドル派だった・・・ かつての友が敵味方に分かれてしまったが・・・
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