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乙嫁語り(3) の商品レビュー

4.3

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

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2012/12/24

気前の良さがその人の評価に直結する。面白い社会だな〜日本なら、何か含みがあるんじゃないかと犬猿されるところですよね。

Posted byブクログ

2012/12/17

あまりに絵が上手なので、遊牧民の世界に間近で接しているようです。 美しい乙嫁タラスさんの切ない物語に気持ちが入ってしまいますが、 見逃せないのは、食文化を微細に紹介してくれる場面です。 作者の深い造詣に感心しました。

Posted byブクログ

2012/12/13

エイホン家を出てアンカラへ向かったスミスさんの物語。ロシアが中央アジアへ勢力を伸ばす不穏な社会情勢のもと、英国人スミスさんを待ち受ける危険と出会い。実家との絶縁という不幸にあいながらもアミルはカルルクと幸せな結婚生活なわけだが、結婚に恵まれなかったタラスという女性の話が語られる。...

エイホン家を出てアンカラへ向かったスミスさんの物語。ロシアが中央アジアへ勢力を伸ばす不穏な社会情勢のもと、英国人スミスさんを待ち受ける危険と出会い。実家との絶縁という不幸にあいながらもアミルはカルルクと幸せな結婚生活なわけだが、結婚に恵まれなかったタラスという女性の話が語られる。父親の権力が絶対だったと思われ、厳しい自然環境の中では社会の掟に従って生きていくことが必要で、それを当然と受け入れて生活していくとはこういうことなのだ。パリヤさんが可愛すぎる。幸せな結婚ができるとよいのだが。

Posted byブクログ

2012/11/28

あんだけその気にさせといてそりゃーないよおかあさん、と現代日本人な私は思ってしまいますが、あんな厳しい環境で生きている人々にとって、どうしても慣習は従わなければならないものなんでしょうね...。なんというか、今回は特に欧米文化との結婚観の違いを見せつけられた巻でした。 スミスが...

あんだけその気にさせといてそりゃーないよおかあさん、と現代日本人な私は思ってしまいますが、あんな厳しい環境で生きている人々にとって、どうしても慣習は従わなければならないものなんでしょうね...。なんというか、今回は特に欧米文化との結婚観の違いを見せつけられた巻でした。 スミスが不憫だった一方、間にパリヤさん4コマとか、アミル達の宴会シーンを入れてくるあたり森さんはさすがだと思いました。ノリが良くて太っ腹な男たちが良かったです(笑 スミスも旅立って切ない幕切れとなった3巻でしたが、パリヤさんがどうなるのか気になりつつ、次巻に期待。

Posted byブクログ

2012/11/05

森薫の最新物語。 描き込まれた絵が圧巻。 モンゴルを旅をしているスミスと そこに暮らしている人々と物語。 今までにない題材で新鮮。 3巻はちょっと残念な感じでしたが 今後の展開に期待♪

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2012/10/21

借り物。とりあえず借りた分の1〜3巻感想。 森さんの端折る事無く忠実にガッチリ描く絵による刺繍とか装飾とか羊の群とかの気の遠くなるような細かさと言ったら…!1コマ目の花嫁衣装からうわあああみたいな。そうでなくても日常生活描写内にも刺繍はありとあらゆる部分にあるし、料理とか道具と...

借り物。とりあえず借りた分の1〜3巻感想。 森さんの端折る事無く忠実にガッチリ描く絵による刺繍とか装飾とか羊の群とかの気の遠くなるような細かさと言ったら…!1コマ目の花嫁衣装からうわあああみたいな。そうでなくても日常生活描写内にも刺繍はありとあらゆる部分にあるし、料理とか道具とか全てにおいて手抜きは無い。恐るべき書き込み。 素朴系の絵柄なので、西洋より東洋とか中東とかのが合うと個人的に思っていたので、やっぱり嵌っている。西洋物はどうしても多少の耽美感を求めてしまうので(苦笑)。 早々にアミルが連れ戻されそうになったりとなかなか物騒な事になっていたので「勇ましい乙嫁さんが戦うのか?カルルクが成長して取り戻すのか!?お兄ちゃん死亡フラグは嫌だ!」とか思っていたら全然違った(笑)。中央アジアの人達の暮らしぶりを「嫁」という立ち位置を基準としてそのまま描いていて、厳しさ等よりも人々の笑顔が印象的な、ほっこりする物語だった。 アミルの実家はちょっといろいろありそうだけど、幼くもしっかりしたカルルクの家族や村の人々は皆豊かな心を持って暮らしている。自然と共に自分たちの生活を1日1日しっかりと積み上げてゆくという事は、単調なようだけれど同じ日は無く、簡単なようで難しい。けれど本当に大切にしていかなければならないことだと思う。進歩してゆくものもある一方で、同時に受け継がれてきた事をないがしろにしてはいけない。捨てるのは簡単だけれど、一度捨てたものは元には戻らない。 とにかくアミルは良い嫁すぎる。まさに乙嫁。可愛い!カルルクがまた良い婿すぎる。個人的にアゼルお兄ちゃんと仲間達の幸せを切実に願っているのですが。パリヤの今後も気になる。今度こそうまくいって欲しい。3巻はスミスさんがほぼ主役。こちらの旅は長そうだけれど、最後の感じからいくとやっぱり彼女は諦めてしまったんだろうか。スミスさんも幸せになって欲しい。というか皆良い人すぎて皆の幸せを祈る事しかできない。 そして何よりアンケートはがきの可愛さ。そりゃ皆勿体なくて送れないさ!

Posted byブクログ

2012/10/10

この地を調査している医師スミスが出会ったタラスという女性の話。 兄弟の長男と結婚するが死別し、次々に義弟と結婚していったが次々に死なれたという壮絶な過去。 兄嫁が未亡人になったときに、弟と結婚すること自体は普通だったんでしょうね。そういう話は昔の日本にもあったように思います。 独...

この地を調査している医師スミスが出会ったタラスという女性の話。 兄弟の長男と結婚するが死別し、次々に義弟と結婚していったが次々に死なれたという壮絶な過去。 兄嫁が未亡人になったときに、弟と結婚すること自体は普通だったんでしょうね。そういう話は昔の日本にもあったように思います。 独りになった嫁を姑は心から案じて、スミスに嫁がせようと考える。 驚いたスミスも、優しく美しいタラスに惚れ込んで決心するが… 姑の亡父の兄という人物の横やりで、あえなく引き離される。 当時、この地域では、家長である父の権限は絶対だったのでしょう。 哀しいけど、リアルでもあり… でもまた再会があるだろうか… 相変わらず、凝りまくった絵がエネルギッシュで、パワーを伝えてきます。 民族衣装大好きなので、楽しいけど~腱鞘炎は大丈夫か心配になります。

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2012/09/18

2012/09/12 【好き】スミスが立ち寄った市場で馬と荷物が盗まれる。荷物は返ってきたが、そこで知り合った娘:タラスの家で世話になることに。 タラスは嫁ぎ先の兄弟全員と結婚するがすべて死別というなかなかハードな過去の持ち主で、義母はタラスの将来を心配している。 スミスの嫁にし...

2012/09/12 【好き】スミスが立ち寄った市場で馬と荷物が盗まれる。荷物は返ってきたが、そこで知り合った娘:タラスの家で世話になることに。 タラスは嫁ぎ先の兄弟全員と結婚するがすべて死別というなかなかハードな過去の持ち主で、義母はタラスの将来を心配している。 スミスの嫁にしてくれと懇願され一度は拒否するが、結局貰うことに…と思ったら突然事情が変わって破談に。 この時代は父親の言うことは絶対だったのだな…本人同士で決められない結婚というのは悲しい。

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2012/09/10

タミルさんのお義母さんの旦那さんの兄弟がひどい男!勝手なやつほどムカつく。文化が違うからいう事をきかないといけないのはしょうがないんだろうけど、そんなやつほっとけと言いたい!タミルさんとスミスさんが可哀想!!

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2012/07/04

ラブロマンス。 いささか都合が良すぎないか?という面もあれど、読み物なのだからごちゃごちゃ考えず楽しむのが正解。 2巻でも思ったが、当時の女性(の結婚)って親、家の都合で振り回されて本当に大変なんだなと。 少しの切なさを含んだ読後感がとても良い1冊。 あ、それとパリヤさんいいよ...

ラブロマンス。 いささか都合が良すぎないか?という面もあれど、読み物なのだからごちゃごちゃ考えず楽しむのが正解。 2巻でも思ったが、当時の女性(の結婚)って親、家の都合で振り回されて本当に大変なんだなと。 少しの切なさを含んだ読後感がとても良い1冊。 あ、それとパリヤさんいいよね。

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