乙嫁語り(3) の商品レビュー
【あらすじ】 エイホン家の居候イギリス人、ヘンリー・スミス。彼は長らく滞在した土地をはなれ、カラザそしてアンカラへと旅に出かけた。カラザでは珍しい外国人であるスミスは、町の人並みにもまれ、気がつくと、馬も、荷物も、盗まれてしまっていた! そして、もう1名、愛馬を盗まれたのが第2の...
【あらすじ】 エイホン家の居候イギリス人、ヘンリー・スミス。彼は長らく滞在した土地をはなれ、カラザそしてアンカラへと旅に出かけた。カラザでは珍しい外国人であるスミスは、町の人並みにもまれ、気がつくと、馬も、荷物も、盗まれてしまっていた! そして、もう1名、愛馬を盗まれたのが第2の"乙嫁"タラスさん! 今、スミスは運命の女性に出会う……! 中央アジアの生活文化を、丁寧な筆致で描き上げる、人気絶好調シリーズ第3巻!! 【感想】
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「観察者」がいろいろする。 観察する者は、十九世紀のカスピ海周辺といふ舞台がいい感じできな臭いし、本人もアレなので、いはゆる上から目線のやうなちゃんとした研究者の振る舞ひをしない。
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コーカサスでは女性は嫁ぎ先で次々と兄弟と結婚させられたり、父親が結婚相手を決めたり、婚姻に関しては女性の人権が無いことがわかりやすく描かれていた。
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スミスさん、淡い恋物語。 この地域、時代の結婚は、 家同士の結びつき、お金、生活など絡んで、 個人の思いで決められない
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育った文化の違いは大きい。 こちらの当たり前は、あちらの常識ではない。 そういうことは忘れがちだし、頭では分かっていても、感情では割り切れない。いろいろ考えた巻でした。 それは置いといて、料理が美味しそうで宴会(?)楽しそう。
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19世紀中央アジアを舞台とした結婚物語の漫画第3巻です。 今回はこの地を調査しているイギリス人、スミスを中心としたお話です。 人種と文化的な違いがテーマになっていたと思います。 4巻にも期待します。
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タラス可哀想過ぎる。五回の結婚ってなんだ一体。どこかで自由になれなかったの? なんかハッキリしないスミスのせいで、結局また縛られてるし。貧しさって残酷だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
19世紀の中央アジア、イギリス人研究者スミスが出会う、美しき未亡人タラス。 彼女は、戦前日本でもまゝ見られた長兄死去に伴う、兄嫁と次兄との婚姻という事態を繰り返してきた女性だ。 そもそもこの習慣は、家に取り込まれる妻であるが故に当然視されてきた悪癖である(人間をモノ扱いする典型で、とても善習とは言えまい)。婚姻の家父長権行使を当然視する社会の中、スミスとタラスの間で芽生え始めた互いの思慕の念は風前の灯火と化す。 淡々とした描写の中、父権社会に翻弄されるタラス、そしてその養母の思いが痛く刺さる佳品。
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乙嫁語り3巻目。 不自由な結婚は切ないし煮え切らないところが多いけれど、 だからドラマになりますね。 パリヤさんが可愛すぎます(笑)。 カルルクさんとアミルさんは今回あまり出番がありませんでした。 スミスさんがなかなかカッコイい役所でしたが、 当時のイギリスってのはどのような時代...
乙嫁語り3巻目。 不自由な結婚は切ないし煮え切らないところが多いけれど、 だからドラマになりますね。 パリヤさんが可愛すぎます(笑)。 カルルクさんとアミルさんは今回あまり出番がありませんでした。 スミスさんがなかなかカッコイい役所でしたが、 当時のイギリスってのはどのような時代だったんでしょうね…? しかし最近になって森薫さんの漫画を読みましたが、 絨毯等の柄は緻密だし綺麗だし、 何より女性のスタイルが健康美……(´∀`*) 今まで知らなかったのが勿体無い……(;´Д`)
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タラスもだけど、スミスがかわいそう…。 まあ、文化が全く違うのだから当たり前なのだけど勉強にもなるのだけれど、それを頭に置いて読まないと、不快になる女性読者もいそう。 娘は父親のものとか、夫の死後に世話のため、次はその弟に嫁ぐとか、ある意味戦前日本女性の結婚形態と似てるしね。
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