フォイエルバッハ論 の商品レビュー
本著はエンゲルスによるいわゆる「フォイエルバッハ論」、正確には「フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終結」が所収されている。 本著では各節の表題は記載されていないが、表題を付けると「ヘーゲルからフォイエルバッハへ」「観念論と唯物論」「フォイエルバッハの宗教哲学と倫理学」「弁証法...
本著はエンゲルスによるいわゆる「フォイエルバッハ論」、正確には「フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終結」が所収されている。 本著では各節の表題は記載されていないが、表題を付けると「ヘーゲルからフォイエルバッハへ」「観念論と唯物論」「フォイエルバッハの宗教哲学と倫理学」「弁証法的唯物論と史的唯物論」の4節となるようだ。 フォイエルバッハはその著書「キリスト教の本質」で「唯物論」によって、ヘーゲルの「観念論」を乗り越えたかに見えたが、実はフォイエルバッハも「観念論」から脱していないというエンゲルスの批判だ。 フォイエルバッハをさらに乗り越えるために「弁証法的唯物論」を人間に適用することで「史的唯物論」に行き着くことだという主張のようである。 この分野ももう少し勉強してみたい。
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