1,800円以上の注文で送料無料

フォイエルバッハ論 の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/01/10

 本著はエンゲルスによるいわゆる「フォイエルバッハ論」、正確には「フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終結」が所収されている。  本著では各節の表題は記載されていないが、表題を付けると「ヘーゲルからフォイエルバッハへ」「観念論と唯物論」「フォイエルバッハの宗教哲学と倫理学」「弁証法...

 本著はエンゲルスによるいわゆる「フォイエルバッハ論」、正確には「フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終結」が所収されている。  本著では各節の表題は記載されていないが、表題を付けると「ヘーゲルからフォイエルバッハへ」「観念論と唯物論」「フォイエルバッハの宗教哲学と倫理学」「弁証法的唯物論と史的唯物論」の4節となるようだ。  フォイエルバッハはその著書「キリスト教の本質」で「唯物論」によって、ヘーゲルの「観念論」を乗り越えたかに見えたが、実はフォイエルバッハも「観念論」から脱していないというエンゲルスの批判だ。  フォイエルバッハをさらに乗り越えるために「弁証法的唯物論」を人間に適用することで「史的唯物論」に行き着くことだという主張のようである。  この分野ももう少し勉強してみたい。

Posted byブクログ