人の力を信じて世界へ の商品レビュー
地味な業界ながら、エアコンで世界一のメーカーとなったダイキン。巧みなM&A戦略、買収後のフォローなど、世界を目指す日本企業にとっては参考になるエピソードがふんだんに盛り込まれた一冊だ。 必要量を売ったらそれで良しとする欧州を攻略したエピソードや、中国への技術移転のノ...
地味な業界ながら、エアコンで世界一のメーカーとなったダイキン。巧みなM&A戦略、買収後のフォローなど、世界を目指す日本企業にとっては参考になるエピソードがふんだんに盛り込まれた一冊だ。 必要量を売ったらそれで良しとする欧州を攻略したエピソードや、中国への技術移転のノウハウは、優れた事例集でもある。 「衆議独裁」の企業文化も、有能なリーダーがいれば機能する。その意味では、ダイキンは優秀なリーダーが引っ張ってきた企業の典型と言ってもよいだろう。 ただ、今も会長を続けておられることにはいろんな意味で驚いた。社長就任が1994年、当時入社した社員も50歳か。
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ダイキン社長の井上礼之さんの本。 カンブリア宮殿を見て、購入。 日経の私の履歴書の内容の他、人材育成への想い、危機をどう乗り越えたかがかなり具体的に書かれている。 専門用語も多く、よくわからない点もあるが、人材を大切にする姿勢がよくわかる。 〈二つのイノベーション〉 1.ラディ...
ダイキン社長の井上礼之さんの本。 カンブリア宮殿を見て、購入。 日経の私の履歴書の内容の他、人材育成への想い、危機をどう乗り越えたかがかなり具体的に書かれている。 専門用語も多く、よくわからない点もあるが、人材を大切にする姿勢がよくわかる。 〈二つのイノベーション〉 1.ラディカル・イノベーション 不連続で画期的な変化をもたらす、いわゆる破壊的イノベーション。 2.インクリメンタル・イノベーション 改善を積み重ねて連続的で漸進的な変化をもたらすプロセスイノベーション。 日本企業は2が得意。 〈理想の社員〉 ・ダイキンが好き ・経営哲学、理念、商品、職場の雰囲気が好き ・情熱を燃やし、個性を抑制せず提案する人 ・周囲に影響を与える人 ・前向きに挑戦し、修羅場を経験しながら成長する人 〈リーダーの条件〉 虫の目、鳥の目、魚の眼 近いところを複眼で注意深く見る部分最適の視点。広い範囲、高いところから見る全体最適の視点。潮目の変化、時代の変化を敏感に感じ取る時間的な視点。
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著者の人を基軸にした経営についての考え方が良く伝わってくる。またM&Aやグローバル展開等の考え方も参考になる。構成が新聞の連載やインタビューが入っているので少しまとまりの無さを感じるが人柄や考え方は良く伝わってくる。
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【「人」を最大限にする経営術がココに!】 ダイキン工業株式会社の社長を務める井上礼之氏のインタビュー集。 『人の力を信じて世界へ』と書いてあるように、「人」を最大限にすることで会社を成長させてきたと説く。 会社は誰のものか?という議論は巷でよくあるし、従業員/顧客/株主の優先...
【「人」を最大限にする経営術がココに!】 ダイキン工業株式会社の社長を務める井上礼之氏のインタビュー集。 『人の力を信じて世界へ』と書いてあるように、「人」を最大限にすることで会社を成長させてきたと説く。 会社は誰のものか?という議論は巷でよくあるし、従業員/顧客/株主の優先度は各会社によって異なる。しかし、どの会社も「人を大切に」と言わない会社はなく、それは「人」が重要な経営資源であることを物語っている。 とはいえ、会社によってどの程度人を大切にするかは全く異なる。「大切にする」という定義も会社によって違うのだから、それはその通りであろう。 私は井上氏の人を最大の経営資源だとする考え方が大好きだ。井上氏が述べている通り、「企業は人なり」で企業の競争力の源泉は、人にある。だからこそ、そこで働いてくれている人が、どうすれば最大限のパワーを発揮できるのかに頭を使いたい。 ある会社は、全てをマニュアル化し、まるで人でないかのような扱いをしていた。そこは素晴らしい人材はすぐに辞め、自分の頭を使いたくない人たちだけが残っていった。だからその会社では生え抜きは育たず、転職者のみで上の層が固められた。そんな会社は、「私は」長続きしないと考える。 「人は、自由」を求めるようになってきているが、自由はなにか帰属がなければ生まれない」と本書で述べているがまさにその通り。私はこの本は、経営だけでなく社会や家族、そういう組織を形成するもの全てに当てはまるものが学べると思う。組織の長としている人にはぜひ読んで欲しい一冊。
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ダイキンのトップによる一冊。 書いてあることはすべてそれらしいし素晴らしい感じがあるんだけど、すっと心に入ってこないのはなぜだろうか? 自分自身が空調機業界にあんまり興味を持てないからだけなのか、なんなのかちょっとわからないんだけど…もう少しこの会社のいろんなことを知った上であれ...
ダイキンのトップによる一冊。 書いてあることはすべてそれらしいし素晴らしい感じがあるんだけど、すっと心に入ってこないのはなぜだろうか? 自分自身が空調機業界にあんまり興味を持てないからだけなのか、なんなのかちょっとわからないんだけど…もう少しこの会社のいろんなことを知った上であればまた違うのかもしれませんね。
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「人を基軸に置いた経営」 ちょうど、ダイキン工業にいた頃に井上社長に変わったのですが、前山田稔社長の「企業とは縁なって同じ釜の飯を食うようになった人間の集まり」にあるようにとても人を大事にしてくれる会社だと思います。 短い間でしたが、ダイキン工業で働けたことに感謝しています。
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大阪金属工業→ダイキン工業。なるほどね。社名って面白いですね。 http://www.usiwakamaru.or.jp/~doraemon/jyuku/syamei.htm さて。いわゆる成功者の共通点を再認識。 人を大事にする。 現場主義。 決断力がある。 などなど。...
大阪金属工業→ダイキン工業。なるほどね。社名って面白いですね。 http://www.usiwakamaru.or.jp/~doraemon/jyuku/syamei.htm さて。いわゆる成功者の共通点を再認識。 人を大事にする。 現場主義。 決断力がある。 などなど。 井上さんもこの本を読むかぎり、偉大な経営者だ。 ちなみに我が家のエアコン、空気清浄機はダイキン。 関係ないね(笑
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インバータ技術をもって、世界のエアコン市場を席巻する、ダイキン。 中国メーカーとの提携等、リスクをチャンスにするメーカー。 やはり、会社は指導者で決まるのか?ほんとうに偉くなる人は、世の中のため と思って働く人が多いが、この井上氏も、こうすることが、会社や世の中がよくなる ...
インバータ技術をもって、世界のエアコン市場を席巻する、ダイキン。 中国メーカーとの提携等、リスクをチャンスにするメーカー。 やはり、会社は指導者で決まるのか?ほんとうに偉くなる人は、世の中のため と思って働く人が多いが、この井上氏も、こうすることが、会社や世の中がよくなる ということを伝えたくて書いたのだろうか? 内容の中で、一番記憶に残った言葉。「人を其軸に置いた経営」 何事も人が中心。人がモチベーションをもって働かないと会社はよくならない。 「リーダーシップは振り子を両極に振る、動物的なかんが必要」 リーダーは、自分が光ることで、周りの人を照らす。そんな人が会社を引っ張る。 世界で戦う会社。それを率きいるTOPの苦労は大きいが、その役割は重大だ。 がんばれ!!日本の会社!!
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