たんぽるぽる の商品レビュー
短歌にはまってきている中、初めての歌人さん 表紙が可愛いので手に取りました たんぽぽじゃなくてたんぽるぽる ふわふわした短歌もあれば、すっと馴染んでくるものもあって 他の歌人さんも読みたくなるなぁ
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テレビで誰かがおすすめしていて読もうと思っていた短歌集。意味が分かる詩は正直少ない。全体的にふわふわした雰囲気がある。題材というか出てくる物や景色は身近なのに妙にファンタジー感があるというかと夢に出てきそうな感じがする。お気に入りの詩は、サイダーの気泡しらしら立ちのぼり静かに日々...
テレビで誰かがおすすめしていて読もうと思っていた短歌集。意味が分かる詩は正直少ない。全体的にふわふわした雰囲気がある。題材というか出てくる物や景色は身近なのに妙にファンタジー感があるというかと夢に出てきそうな感じがする。お気に入りの詩は、サイダーの気泡しらしら立ちのぼり静かに日々を讃えつづける、おはじきを水に入れたらおはじき水 2つの姓のあいだで遊ぶ、12:34とか22:22をひろいあつめて生きてゆきたい、あたりかな。作者のあとがきに「大人になったら、すきな人と暮らして、すきなだけお菓子を食べてくれしたいと思っていた。その夢を今生きている。」って書いてあってすごく素敵だなと思った。
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雪舟(ゆきふね)えまの、第一歌集だ。 著者の短歌は、空想の羽ばたきと優しさに溢れていて、昭和初期の天才詩人、金子みすゞに感性が似ている気がする。 俺は、著者の事を「短歌界の金子みすゞ」と呼びリスペクトしている。 著者の歌集を買うきっかけになった歌はこれだ。 “とても私。きま...
雪舟(ゆきふね)えまの、第一歌集だ。 著者の短歌は、空想の羽ばたきと優しさに溢れていて、昭和初期の天才詩人、金子みすゞに感性が似ている気がする。 俺は、著者の事を「短歌界の金子みすゞ」と呼びリスペクトしている。 著者の歌集を買うきっかけになった歌はこれだ。 “とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ” いまだに意味はわからない。ただ、自分のいる場所への誇りと、未来への決意のようなものが感じられて、この歌を読む度に劉備兄貴や関羽と共に立ちあがった桃園の誓いを思い出す。
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少女だ!って思った。たんぽぽの綿毛みたいにふわふわしてるなとも思ったり。非定型は非定型でなんだか口ずさみたくなっちゃうな 跋文で紹介されていた、20歳のころの歌はちょっとぎょっとした。 ⚪︎おにぎりをソフトクリームで飲みこんで可能性とはあなたのことだ ⚪︎表紙見ただけで涙が出る...
少女だ!って思った。たんぽぽの綿毛みたいにふわふわしてるなとも思ったり。非定型は非定型でなんだか口ずさみたくなっちゃうな 跋文で紹介されていた、20歳のころの歌はちょっとぎょっとした。 ⚪︎おにぎりをソフトクリームで飲みこんで可能性とはあなたのことだ ⚪︎表紙見ただけで涙が出る童話と同じ第一印象のひと ⚪︎すきですきで変形しそう帰り道いつもよりていねいに歩きぬ ⚪︎うれいなくたのしく生きよ娘たち熊銀行に鮭をあずけて ⚪︎海に雨ふる共食いを見たあとで平気な顔をして会いにゆく ⚪︎雪よ わたしがすることは運命がわたしにするのかもしれぬこと
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『あの人と短歌』で知った歌人、雪舟えま(ゆきふねえま)さんの第一歌集。 1996年から2010年の作品から選んだ322首。 読むのがとても楽しかったです。 本の装丁は名久井直子さん。 挿画は妹さんの小林雪のさん。 帯文は東直子さん。「どこにたどり着いても愛になる。なんて野蛮で、...
『あの人と短歌』で知った歌人、雪舟えま(ゆきふねえま)さんの第一歌集。 1996年から2010年の作品から選んだ322首。 読むのがとても楽しかったです。 本の装丁は名久井直子さん。 挿画は妹さんの小林雪のさん。 帯文は東直子さん。「どこにたどり着いても愛になる。なんて野蛮で、なんてやさしい言葉たち。この歌集がこの世にあることが、怖いくらいうれしい」 黄色いたんぽぽの表紙に『たんぽるぽる』という表題がなんともあたたかい雰囲気で可愛らしい抱きしめたくなるような歌集。 著者の雪舟さんは札幌出身でいらっしゃり、私も子供の頃住んでいたので親近感を覚えました。 なんでこうつららはおいしいのだろう食べかけ捨てて図書館に入る 私も子供の頃つららを食べたのを思い出しました。 以下、気に入った歌。 とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ 表紙見ただけで涙が出る童話と同じ第一印象のひと 黒板のふたりの名を合わせたような熟語まぶしい夏休み前 わたしの自転車だけ倒れてるのに似てたあなたを抱き起す海のそこ このさきは未来のひとにまかせたい幸福なときのあたしはよわい 日のなかを次から次へ虹を脱ぎながら歩いている 今日、会えます 逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛にともだちはいない やっと二人座れるだけの点のような家を想うと興奮するの 傘にうつくしいかたつむりをつけてきみと地球の朝を歩めり 行くこともない島の名を知っていてそれが心の支えだなんて この部屋に優しく用意された窓 星がきれいと呼ばれてゆけば 雪の日も小窓を開いてこのひとと光をゆでる暮らしをします
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強い女だ…強い…と思いながら読みました。それも恋に生きる女性です。あっけらかんとしていてロマンチック。生活のにおいもするんですがなんだか浮世離れしていてファンタジックですらあります。一息に読めました。
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ほむほむの『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の「まみ」ちゃんのモデルとなった人が雪舟えまさんだと知り、急いで購入しました。あまりリアル書店で出回ってないので、ネットでなんとか見つけて購入。買えて良かった〜。「まみ」っぽさ、分かりました。短歌も結構面白いし、もっとこの人の作...
ほむほむの『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の「まみ」ちゃんのモデルとなった人が雪舟えまさんだと知り、急いで購入しました。あまりリアル書店で出回ってないので、ネットでなんとか見つけて購入。買えて良かった〜。「まみ」っぽさ、分かりました。短歌も結構面白いし、もっとこの人の作品を読みたいな〜。と思いました。
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第一歌集。地球に住みついた異星人が目に映るものをそのまま言葉にしたような世界。目線に先入観がなく、棘がないのが魅力的。やさしさを感じる。
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往来堂で買ったらサイン本だった。 雪舟えまの歌集。ブログで通貨が炎なのはここからか。不定形短歌にはまるこの頃。好きです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「大人になったら、すきな人と住んで、お菓子をすきなだけ食べて暮らしたいと思っていた。いまその夢を生きている。」 こんな素敵な人だから、あんなに素敵なことばの魔法が使えるのかな〜 夢って将来なにになるとか、そんなことじゃなくて、そんな暮らしの積み重ね、延長線上にあるものだ。 夢みたいなものを食べる、夢みたいな部屋に住む、まいにちの暮らしを夢みたいなものにすることを忘れてはいけない
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