異境 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏休み最終日ということで、家でゆっくり堂場舜一を読みました。335ページの小説で、300ページ目まで、犯人らしき人物が特定されず、ちょっと引っ張りすぎだろう っていうところはあるけど、まあそれでも堂場舜一。一定のレベルはキープしますね。ちょっと甘いけど★4つ。
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横浜を舞台に、新聞記者と県警、そして外国人犯罪が絡み合う。話の展開には無理があるように思えたけど、県警や横浜の街、海老名や山北…神奈川にゆかりのある人にとって、状況を思い浮かべながら読めるのではないか。 新聞社とはいえ、会社からはみ出したものは阻害される。世間の風潮を受けた組織の...
横浜を舞台に、新聞記者と県警、そして外国人犯罪が絡み合う。話の展開には無理があるように思えたけど、県警や横浜の街、海老名や山北…神奈川にゆかりのある人にとって、状況を思い浮かべながら読めるのではないか。 新聞社とはいえ、会社からはみ出したものは阻害される。世間の風潮を受けた組織の描きかたに、もう新聞記者の肩書きは世間でなめられるものになってしまったという現実を突きつけられたように思えてしまったよ。
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本社から横浜支局に飛ばされてきた、新聞記者の甲斐は後輩記者の謎の失踪を追うことになったが・・・ 孤軍奮闘する甲斐には好感が持てるし、展開もおもしろいけれど、他の人物が薄味。敵にアクの強い大ボスみたいな人がいても良かったような気がした。
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虚報に続き新聞記者の活躍を描いた作品。 いつもながら端緒はちょっと無理があるんじゃないかと思うような話からの展開だったが、なかなか面白かった。 組織からあぶれた奴の活躍劇はやっぱり好感度が高いが、神経戦じゃない今回のようなパターンはもっと刑事が活躍して欲しい気がした。
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