異境 の商品レビュー
本社社会部から横浜支店へ左遷された記者・甲斐明人。県警記者クラブのサブキャップ二階康平が失踪し、行方を掴もうとする甲斐の元へ見知らぬ男から警告がくる。さらに一人の男性刑事の死。舞台裏では一体何が起きているのか・・・。
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※このレビューにはネタバレを含みます
いつもの堂場作品だと読み進むうちにある程度人物像が見えてくるんだけど 今回はそれがなかったように思う。 なかなか複雑な構成の事件だし 新聞記者という立場上必要な回り道も多そうなので 話の筋を追いかけることでいっぱいいっぱい。 死にかけるくらいの危ない目に遭う辺りはいつも通り、と言えなくもないけど(笑)。 個人的には筋を追うこと重視であまりキャラクターに感情移入できなかった。珍しく。 それでなのか、淡々と読み進めて淡々と読み終わってしまった。 終わり方が続編がありそうな、含みを持たせた感じ。 もしかしてシリーズ化する目論見があるのかな。
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本社で上司とやりあい、横浜に赴任間もなく、同僚が失踪。失踪した同僚が追いかけていた事件を洗う過程で…孤軍奮闘の描写がメインだが、主人公の疑心暗鬼がちょい行過ぎ⁈感あり。 自分が短絡過ぎなのかもしれないが…
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新聞記者が探偵役の警察小説。 ミステリーの部分は不良外国人の社会問題とも絡んで、 先が読めてしまうけれど、それなりに面白かった。 この作者のお得意な組織の中の一匹狼的な主人公で、 珍しく脇役に女性も出てくるのだが、 どうしても男中心の物語になってしまい、 女性登場人物は添え物的...
新聞記者が探偵役の警察小説。 ミステリーの部分は不良外国人の社会問題とも絡んで、 先が読めてしまうけれど、それなりに面白かった。 この作者のお得意な組織の中の一匹狼的な主人公で、 珍しく脇役に女性も出てくるのだが、 どうしても男中心の物語になってしまい、 女性登場人物は添え物的になっている。 全体的には大きな破綻もなく面白かったです。
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新聞記者が、同僚の失踪を追う話。 長いけどテンポがいいので、退屈しない。最後に色々詰め込みすぎのような気もするけど。
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つまらなくもないけど、読まなくても損はしない。ミステリとしても、新聞記者という仕事ものとしてもいまひとつ。
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久しぶりの堂場瞬一作品を心から楽しんだ。 最後まで、誰が味方なのか、誰が敵なのか分からない。 主人公と同様、誰を信用していいのか、 常につきまとう影のような不安感に苛まれ、 ページをめくる手を止めることができなかった。 今回の主人公は、上司とぶつかり神奈川県の支局に飛ばされた...
久しぶりの堂場瞬一作品を心から楽しんだ。 最後まで、誰が味方なのか、誰が敵なのか分からない。 主人公と同様、誰を信用していいのか、 常につきまとう影のような不安感に苛まれ、 ページをめくる手を止めることができなかった。 今回の主人公は、上司とぶつかり神奈川県の支局に飛ばされた記者。 警察官が主人公というイメージが強く、最初こそ違和感を感じたけれど、何事にもまっすぐで、妥協という言葉を知らないかのように あちこちにぶつかりながら、自分の信念にのみ従って行動する姿は まさに堂場ワールド。 やはりこの作家の描く世界観が大好きなんだと 実感した。 ようやく読後の高揚感がおさまってきたので、 床に就くことにしよう。 とてもいい時間を過ごしたなと思える1冊でした。
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上司に逆らい、横浜支局に左遷された中堅記者。腫れ物扱いされていた中、無遠慮に彼に話しかける二年目の記者。数日後、彼が行方不明になる。 一人で後輩の捜索を任された主人公。手掛かりもないのに謎の老人から警告を受ける。そんな折に県警の幹部が自殺。警察は後輩の行方をまったく捜査しない中...
上司に逆らい、横浜支局に左遷された中堅記者。腫れ物扱いされていた中、無遠慮に彼に話しかける二年目の記者。数日後、彼が行方不明になる。 一人で後輩の捜索を任された主人公。手掛かりもないのに謎の老人から警告を受ける。そんな折に県警の幹部が自殺。警察は後輩の行方をまったく捜査しない中、失踪した記者が彼を取材していたことがわかり、手掛かりをたぐるうちに意外な展開が… 元新聞記者だけあり、最近読んだ警察モノよりはるかに読ませるパワーがありました。中盤過ぎに異郷というタイトルにやっと納得。犯人ははやや意外。しかし、行方不明の記者の結末は切なかった。彼の両親の心労ぶりがかなり描かれていただけに。それだけ犯罪の世界に慈悲はないということか。 今年出た本だが、地方にいた日系南米人が不景気で仕事にあぶれ、都会に集まるようになり、一部がギャング化しているという社会情勢についてはどこまでが現実なのだろうか。
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11月-3。3.0点。 後輩記者が、突如失踪。誰も探そうとしない中、主人公だけが探す。 外国人犯罪の物語かな。 中だるみがあり、意外に時間かかった。ラストは予想内。
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神奈川県警の悪行をこんなにストレートに書いていいのかと心配になる。主人公の新聞記者甲斐明人と美貌の浅羽翔子のコンビが外国人自動車窃盗団を追って失踪した仲間の記者を追っていく。展開は最後になって急展開となり、ぐいぐいと引き込まれる筆のすばらしさはさすがである。ただ、美貌の浅羽刑事の表現が今一つ弱い。ストーリーから美貌でなくてもいいのでは?
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