「通貨」を知れば世界が読める の商品レビュー
基軸通貨をめぐる過去の経緯はよくわかった。やっぱ円って強いのも再認識。その本来強い自国通貨をうまく御せない政治家たちに失望。
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1ドル50円時代を唱える浜矩子さんの本。 通貨・基軸通貨の歴史がつかめた。 結局、国力があって信頼される国の通貨が実質的に基軸通貨になるんだなぁ。 「TPPとは現代の鎖国である」(p.184)という考え方(域内でのブロック経済だから)は新鮮だった。
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「基軸通貨」の歴史的流れが理解できた。ドル安、円高の流れではあるが、「1ドル50円時代」には、説得力に欠けると思う。ドルが強いからこそ、ドル安に調整されているのではないか。
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貨幣に足が生えると通貨。 基軸通貨に求められるのは、希少性と流通性という矛盾した性質を両立させること。 著者は、今後は基軸通貨でなく、いろんな地域通貨が並列に使われるようになるという主張。それもありだなぁと思う。今だって、店によっていろんなポイントつかってるしな〜。これの国際版?
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【入手先】 本屋で購入 【感想】 ・んー、どうなんでしょう。この人の言っているようにはならない気がする。 ・一般的に、この著者は、ちょっと、考えが浅い人のような気がしてならない。 ・いろいろな意見を見てみようと思い読んでみたが、やはり私は今後は円安になるのではないかと思います。
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通貨の定義から始まり、基軸通貨の歴史を省みるなかで現状の体制の限界を明らかにし、今後の方向性を提言する、という流れだが、難解なテーマなだけに、超駆け足の議論となっている印象。 やはり新書で取り上げる内容をオーバーしているのでは、という気がする。 筆者の歯切れ良い語り口は分かりやす...
通貨の定義から始まり、基軸通貨の歴史を省みるなかで現状の体制の限界を明らかにし、今後の方向性を提言する、という流れだが、難解なテーマなだけに、超駆け足の議論となっている印象。 やはり新書で取り上げる内容をオーバーしているのでは、という気がする。 筆者の歯切れ良い語り口は分かりやすくて心地良い。
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全体的に内容はわかりやすく、読みやすかった。 どうして円高なのかはよくわからなかったけど(笑) ただ、裏表紙の著者の顔が怖い。 誰かあのへの字口を指摘する人はいなかったのか。
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通貨をめぐる歴史をオペラ『ニーベルングの指輪』になぞらえてドラマッチクに解説。 イングランド銀行設立、ブレトンウッズ会議、ニクソン・ショック、プラザ合意といった契機が、世界の通貨体制上どんな意味をもつのかとても簡易に説明してくれていると思う。 通貨高になる要因や、経済の成熟度...
通貨をめぐる歴史をオペラ『ニーベルングの指輪』になぞらえてドラマッチクに解説。 イングランド銀行設立、ブレトンウッズ会議、ニクソン・ショック、プラザ合意といった契機が、世界の通貨体制上どんな意味をもつのかとても簡易に説明してくれていると思う。 通貨高になる要因や、経済の成熟度との関係を踏まえた読み方など、なんとなくわかった気がする。通貨の話はいろんな政治的、経済的事情が複雑にからんでくるので、とてもとっつき難いと感じていたが、最初に軽く読む本としては最適だった。
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(50円まで行くかはともかく)長期的にはドル安傾向なのかもというのは理解できたが、最後の地域通貨うんぬんの論は???
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本の帯に付いていた著者の写真がコワかったですが、読んで良かった1冊。 円高に騒ぐ日本経済だが、実は超円高の先に待っている世界は悲観的なものではない。 ドルが基軸通貨がはなくなった時、強い円はかならず日本のためになる。 目から鱗な感じでした。
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