君がいない夜のごはん の商品レビュー

穂村弘【著】

2011/09/23

おいしいものを食べるのも、飲むのも、見るのも好きで、食べ物エッセイは良く買ってしまうジャンル。料理しないのにね。今回は、食べ物の話、というよりは、食べ物や、食事という行為の周辺についての文章でした。
というのも、筆者の穂村さんが、いわゆるグルメとか、食べ歩き趣味とかのある人とか、B級ジャンクおたくなんて人たちとまるで違い、どちらかというと「食」に対して過度にこだわりの無いタイプだというところからきているのかな。結果、そこが面白かったんですが。
菓子パンとかを、おいしくないなと思いながら、ぼんやり惰性で食べるような感じの方が、蕎麦粉ガレットや生ハムメロンをどう感じているのか、わかってるけど改めていわれるとね、笑う。

2011/09/23

相変わらずの脱力系。
今回は食にまつわるお話で、実は私もそう思ってんだけどなあってことをほむらさんが言ってくれててうれしい。
…子どもの頃、麦茶にはお砂糖入れたよね。

2011/09/07

タイトルからは、一人飯レシピなのか？と思っていたら、著者は「味覚」に対して臆病な人であり、これっておいしいの？でもそれって世間の情報にまどわさているんじゃない？・・といった調子で、グルメでもなく、どちらかと言えば、味覚って個人的な経験・体験・環境で作られる習慣なのだとの淡い語り口に好感が持てます。
子どもの頃のなつかしい味・・、ワタシも同じ。

2011/09/04

好物は「あんぱん」。
ベッドで寝たままでも食べるらしい。
「ジャガイモの冷たいスープ」がいつのまにか「ヴィシソワーズ」と名前を変えているのは困るとか。
「今日の料理ビギナーズ」に連載されていたらしい。

2011/09/03

今日は色々と考えさせられる本が多かったです。
ストイックな本、快楽的な本、写真集、全部よみたいです。
来て良かったです。

2011/08/31

穂村弘の新作！と期待して読んだからか、面白いことは面白いけど、いつもの躍動感（？）は薄かった気がする。
ほむほむも歳とったってことかなぁ…。

それにしても奥さんってどんな方なんだろう。
ほむほむ、離婚されないように気をつけないと。
私にはムリ。お皿の裏をもう1回洗ったりなんてできないもの。
すごいなぁ。
そんなところを差し引いても好きってことなんでしょう。

2011/08/29

食、というより「たべもの」にまつわるエッセイ。
しょっぱなから腐った牛乳の味が分からなかったという話で、
この人大丈夫？と心配しながら読み進めることに。

ぐだぐだしてたり、だらしなかったり、子供みたいだったり、
しょうがないなぁーとくすくす笑いながら読める話ばかり。
不思議と母性本能をかきたてられます(笑)

著者の穂村さんを今回はじめて知ったけれど、歌人なんですね。
文章も独特のリズムや言葉えらびで、それも納得。
また連載が本になったら読みたいです。

2011/08/22

歌人 穂村弘氏の食にまつわるエッセイを集めたもの。自分のかっこ悪いとこ、ダメなとこを素直に認め、さらけ出す穂村さんが好き。私も、ダメなとこたくさんあるけど、これでもいいのかな、と思える。

2011/08/18

歌人穂村弘、ほむほむの食に関するエッセイです。グルメでなく、コンビニ菓子パンが好きというほむほむの正直すぎるエッセイは、普段わかった感じで食を語ってしまう自分でも実はとっても共感できることがたっくさんあって、結局は自分が美味しいものを美味しく食べればいいじゃない、といい具合に力が抜けて素直に楽しく読むことができます。絶対に笑ってしまうので電車の中で読むのは危険です。個人的には「あれは魚です。」「がーん」が最高に面白かった！

2011/08/17

枕元で菓子パンを食べる人のほのぼのと楽しい食にまつわるエッセイ。角田光代さんとの対談で「お酒を飲まなかったらどうやって女の子と親しくなるの？」にたじたじしてしまうのには笑った。
確かに･･確率的に真理です。