ねじまき少女(下) の商品レビュー
初SF 世界観、固有名詞を理解するのに時間がかかった 下の半分くらいから盛り上がったがそれまでは割と淡々と進む
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飛ばし読みしてたら、白シャツ隊とジェイディー、カニヤたちの立ち位置がイマイチわからなくなってしまって、この本に彼らがなぜ出てくるのか掴めないまま読み終わってしまった、、、 アンダーソン、ねじまき少女、ホクセン、、弱肉と策略の小汚い世界で、最後の動乱の後に誰がどう生き残るのか、混沌...
飛ばし読みしてたら、白シャツ隊とジェイディー、カニヤたちの立ち位置がイマイチわからなくなってしまって、この本に彼らがなぜ出てくるのか掴めないまま読み終わってしまった、、、 アンダーソン、ねじまき少女、ホクセン、、弱肉と策略の小汚い世界で、最後の動乱の後に誰がどう生き残るのか、混沌とした感じがよかった。真夏に読んでよかった。
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複数感を平行に読む月間。 店を追われ、北にある「新人類の村」にもたどり着けなかったエミコはアンダーソンの家に住み着く。しかし、店でタイ王国の参謀とともに事件に巻き込まれてしまう…。 ちょっと上巻から開けすぎたと感じる。というのも、読んでりゃ思い出すだろうという淡い期待で読み始...
複数感を平行に読む月間。 店を追われ、北にある「新人類の村」にもたどり着けなかったエミコはアンダーソンの家に住み着く。しかし、店でタイ王国の参謀とともに事件に巻き込まれてしまう…。 ちょっと上巻から開けすぎたと感じる。というのも、読んでりゃ思い出すだろうという淡い期待で読み始めたのだが、登場人物は多いわ、背景にある事件は多いわ、根本的な世界観は複雑だわ、ジーンハックゾウムシって結局なんなんだよーという状態で、下巻の半分くらいまで進んでしまった。 エミコ、カニヤ、アンダーソン、ホク・センと目まぐるしく視点は移動し、軍のクーデターで視点が収束…しない!いやあ、半分くらい訳がわからんかった。原因の半分は自分なんだけど。 クーデターから話が収まるかと思いきや、エミコはないがしろのままだし、まとまらない文章が続いていく。テクニカルタームの訳も投げやりになってきて、「瘤病」「ディスク」など、元の文章を直訳したんだろうという部分が多くなっているのはいただけない。 部分部分は面白いものの、カニヤの内省であるとか、下巻では一言も説明されない種子バンクやジーンハックゾウムシなど、重要だったかどうか思い出せないのは辛い。 原作が中盤から破綻しているのか、訳が悪いのか、実際のところどっちだったんだろう。 大きなストーリーという部分はよくできて入ると思う。読むなら上下巻一気に読むべきだが、結構しんどいよ。これ。
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やっと読み終わった…。 ヒューゴー・ネビュラで、石油が枯渇し遺伝子操作のあげく疫病と飢餓が蔓延するバンコクにて、日本製美少女アンドロイドが…って、なかなかのディストピアぶりで傑作なのだが、こう…共感できるキャラがいなくて…ちと置いていかれた私でした。
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最終的にバンコクの虎が勝者なのだろうけど。 クーデターが起きて政権が変わっても、王様は安泰てのが現実と似ているな。 ホク・センは命拾いしたかな? ねじまきが政変を起こす起爆材ではあったのだろうけど、活躍が地味すぎてちょっと物足りない。そう言えばカニアが連れてきたねじまきはどこへ行...
最終的にバンコクの虎が勝者なのだろうけど。 クーデターが起きて政権が変わっても、王様は安泰てのが現実と似ているな。 ホク・センは命拾いしたかな? ねじまきが政変を起こす起爆材ではあったのだろうけど、活躍が地味すぎてちょっと物足りない。そう言えばカニアが連れてきたねじまきはどこへ行ってしまったのだろう?
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エネルギーが枯渇して社会構造が激変した近未来のバンコクが舞台のSF小説。 遺伝子操作技術と、その根幹になる無傷のオリジナルの遺伝子が物語を回す主軸になっている。 遺伝子操作によって人工的に作られた歪な生物たち。 その技術とオリジナルの遺伝子を巡っての利権抗争と、遺伝子操作さ...
エネルギーが枯渇して社会構造が激変した近未来のバンコクが舞台のSF小説。 遺伝子操作技術と、その根幹になる無傷のオリジナルの遺伝子が物語を回す主軸になっている。 遺伝子操作によって人工的に作られた歪な生物たち。 その技術とオリジナルの遺伝子を巡っての利権抗争と、遺伝子操作された生物を取り締まる人たちの努力がドラスチックに描かれている。 利権抗争も遺伝子組み換えも、すでに存在している技術の延長に過ぎないところが物語にリアリティを与えているようでだ。 遺伝子操作しなくても、交配によって自然に手を加え続けてきた人類に守るべき自然とは何なのか、進化とは何なのかを問いかけてる作品です。
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息つく間もない展開で、一気に最後まで読ませる。どんでん返しとは言わないが、なんども、展開はひっくり返されて、何がなんだかわからなくなりそうになる。ハッピーエンドとは言い難いが、それなりに心が落ち着く終わり方だった。
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amazonでも売っていなかったので、仕方なく楽天ブックスで注文。SFにしては結構売れているようだ。 それにしても覚えにくい作家名だ(苦笑
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遺伝子組換SFで前半は分かりにくいが後半の展開は早くすべてはエピローグのためにある 表紙 8点鈴木 康士 田中 一江・金子 浩訳 展開 7点2009年著作 文章 7点 内容 690点 合計 712点
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SF。エコSF。バイオSF。 かなり激しく物語が動く下巻。 上巻から引き続き4人の視点から進む。ただし、ジェイディーはカニヤにスイッチ。 ねじまき少女エミコが主役なのは間違いないものの、エミコの扱いがあまりに酷いのが印象的。 暑さでオーバーヒートし、痛みや不安も感じる、機械と人間...
SF。エコSF。バイオSF。 かなり激しく物語が動く下巻。 上巻から引き続き4人の視点から進む。ただし、ジェイディーはカニヤにスイッチ。 ねじまき少女エミコが主役なのは間違いないものの、エミコの扱いがあまりに酷いのが印象的。 暑さでオーバーヒートし、痛みや不安も感じる、機械と人間の間にいるようなエミコのキャラクターが、個人的には大好き。今まで読んだSF作品で、一番好きなキャラクターかも。 上巻・下巻を通してダークな世界観だったが、エピローグには明るい未来が感じられ、読後感は意外と悪くない。 未来の世界をリアルに描いたSFとして、記憶されるべき作品。
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