1,800円以上の注文で送料無料

虹の彼方に(下) の商品レビュー

4.2

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/11/04

入口と出口が固定されてるから致し方ないが、楽しめた経過と比べると結末は陳腐だよなあ。そりゃあ、サイコフレームの光が星を動かした後の世界とはいえ、シナンジュは二度死ぬとか、フル・フロンタルとかなぁ・・・そこまでいっちゃうと苦手だ

Posted byブクログ

2018/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2018/1 9冊目(通算9冊目)。ラプラスの箱の謎の秘密が明らかになる。それはある〇〇だったのだけど、確かに地球の住民上位と考える連邦勢力としたら箱の秘密が明かされたら立場が悪くなりますわなという内容。その部分では納得。原作とアニメ版はちょっと違うという感想を見受けたけど、どちらがいいかということは無いかな。アニメの方はMSがカッコいいし、原作は話が架空の世界なのに現実の身近にありそうな視点で書かれている点がよいなと思うので。他の宇宙世紀を舞台にした小説が無いか探して読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2018/08/03

全10巻、長いようで短いようなとても充実した読書だった。視線が走ることなくしっとりと読めたというのはいい作品の証拠だと思う。ここには沢山の物語がある。人とは、人生とは、親子、恋愛、戦争、出自etc書評家がつけた解説のタイトルは「世界文学としての宇宙世紀(ユニバーサルセンチュリー)...

全10巻、長いようで短いようなとても充実した読書だった。視線が走ることなくしっとりと読めたというのはいい作品の証拠だと思う。ここには沢山の物語がある。人とは、人生とは、親子、恋愛、戦争、出自etc書評家がつけた解説のタイトルは「世界文学としての宇宙世紀(ユニバーサルセンチュリー)」本当にその通りで解説には「カラマーゾフの兄弟」や「百年の孤独」の名前が登場する。本編を読んでいる途中で、この作品はドストエフスキーなんかに負けないだけの物語ではないだろうか? と密かに思っていたので我が意を得たりだった。宇宙世紀の世界観に詳しくなければイラストや設定解説のあるスニーカー文庫版を読めば、アニメやガンダムに馴染みがない人でも、楽しめるだろうし、単純に、小説としてテキスト単体で成立しているので、そのへんは偏見がなければ読めると思う。多くの人に読んで欲しい意欲と深さと面白さを兼ね備えた作品だと思う。

Posted byブクログ

2017/06/03

遂に終わった。 改めて見ると、アニメ版とだいぶ違う。 でもこれはこれで良い。 ただアニメ版と同じだけど、最後がよく分からない

Posted byブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタバレ 色々なことが想起される作品。Zガンダムの終幕。カミーユを器に擬した(確かに「この身体をみんなに貸すぞ」台詞あり)存在と評したのはいやはや慧眼。その彼を越えるバナージ。また、サイコフレームの輝きは逆襲のシャア終幕を彷彿と。が、アムロのような特攻的結末描写ではなく、ひらりとそれを越えて未来への可能性追求に賭けるバナージ。ガンダムだけど富野作品とは一風異なる〆に溜息(良い意味で)。  一方のシャアもどき。正直、ここまで引っ張るべき存在かは悩ましいが、バナージとミネバのカウンター(大人・中年)としては不可欠とも。このフロンタルが敵役に擬せられていることから、理想主義的な輝かしい未来を文面にちりばめつつ、ラストを迎えたのだが……。  とはいえ、この後、宇宙世紀としてはF91やVガンダム、さらには∀ガンダムの世界観に繋がっていくんだよね。そういう意味で、本作ラストは、いやいや世の中そんな甘くないよ、という著者の底意を感じなくはない。しかし、本作がいうように、ちっぽけかも実現困難かもしれないが、より良き社会の可能性を信じ、その松明を守り育て、そして次代に繋ぐ。それを躓きながらも連綿と続けていくことが知性を持った生物=人間の有りようだ。この問いかけにはいたく共感させられる。  PS.箱の中身は、将来のスペースノイド(≒民族)の自決権承認の連邦公文書と思っていたところ、予想は外してしまったものの、本作の100年前の政権の宣言石碑に、どこまでの意味と拘束力があるのかは疑問なしとしない。  しかし、この無意味さをも作品で明言しつつ、意義の乏しい石碑が多くの人間を死に至らしめた。政治の、権力の愚劣さを際立たせる効果を持たせ、ラプラスの箱を作品のキーとし機能させた点は素晴らしい。

Posted byブクログ

2018/01/25

全10冊、ついに完結・・・。 ついに・・・ね・・・ 読み終えてしまったよ、福井ワールドをまたひとつ。 「人類資金」以降、新作にお目にかかれていない気がする福井晴敏の作品、もうそろそろ読み尽くしてしまうんだよな・・・。 と、本編。 ついに明かされた「ラプラス...

全10冊、ついに完結・・・。 ついに・・・ね・・・ 読み終えてしまったよ、福井ワールドをまたひとつ。 「人類資金」以降、新作にお目にかかれていない気がする福井晴敏の作品、もうそろそろ読み尽くしてしまうんだよな・・・。 と、本編。 ついに明かされた「ラプラスの箱」の謎。なるほど!!!! 納得のいく展開と、そして結末だったことに安堵。 文句なしの★5つ、10ポイント。 2016.07.29.古。 ※作中での、とある少女の叫び 「そんなのなくたっていいじゃない。間違った世界でも、可能性が消えた世界でも、みんあが生きていければそれでいいでしょう?」 ・・・う~ん、戦闘に直接関わることのない一般市民の視点として、まったくもって的を射ているな、と。これが“政治”に置き換えられたなら、まさしくもって現代日本の国民の気持ちの代弁かと。自分も含めて。 ・・・でも、それも、日本という平和な国に生まれたからこその感想か、とも・・・。

Posted byブクログ

2016/04/07

いよいよ最終巻。 ラプラスの箱がある最終座標のインダストリアル7に辿り着き、隠された真実が明るみのものとなる。 内容は、はじめは個人的に呆気ないものと感じたが、それにまつわる物語や、ラプラスの箱となる経緯も明かされたとき、何故、それだけの力を持ったものとなったのかがよくわかる。 ...

いよいよ最終巻。 ラプラスの箱がある最終座標のインダストリアル7に辿り着き、隠された真実が明るみのものとなる。 内容は、はじめは個人的に呆気ないものと感じたが、それにまつわる物語や、ラプラスの箱となる経緯も明かされたとき、何故、それだけの力を持ったものとなったのかがよくわかる。 人の進化を期待し、未来に託されたものがある一方で、危険思想として、現状を守るためにそれを排除しようとする者がいる、ありがちな物語のようで、世界の心理ともいえる構図であり、自分ならどうしただろうかとついつい考えてしまう。 終わり方には賛否両論ありそうだが、個人的にはいい形で締め括られたと思う。 また、時間をおいて読み直したい作品。

Posted byブクログ

2014/09/01

やっと読破した~ヽ(`▽´)/ にわかファンにはなかなか 本を読むのが大変でした。 アニメで謎だった フル・フロンタルはシャアなのか? たしか逆襲のシャアの最後に脱出ポットみたいのが サ~と流れて行ったよね 生きてたのかなぁ~ という疑問があっさりと 書いてありました。 そ...

やっと読破した~ヽ(`▽´)/ にわかファンにはなかなか 本を読むのが大変でした。 アニメで謎だった フル・フロンタルはシャアなのか? たしか逆襲のシャアの最後に脱出ポットみたいのが サ~と流れて行ったよね 生きてたのかなぁ~ という疑問があっさりと 書いてありました。 それが知れただけで、読んだ意味がありました。 個人的には アニメと本どっちが良かったかというと アニメの方が良かったです。 機体がどんなものか観ればわかるからね ガンダム好きのファンにはたまらない本だと思います。

Posted byブクログ

2014/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を見た後はリディが愛おしくなったけれど読後はアルベルトが愛おしくて堪らない。トライスターの活躍もあるので映画を観た方には是非読んでほしい

Posted byブクログ

2013/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ラプラス戦争も大詰め、舞台ははじまりの場所、〈インダストリアル7〉へ。未来、そのために、可能性の獣が最後の戦場を駆け抜ける。  「ユニコーンの日」のレヴューで書いたけれど、宇宙世紀という歴史、を、綿密に書き出してきた福井晴敏の《ガンダム》。そうして見ると、《ネェル・アーガマ》を母艦としていることも「シャアの再来」が敵であることも、云ってしまえばミネバ・ザビがこの物語に登場することも、単なるオマージュやファンサービスではなくて、この世界が時を重ねる上での必然であるように思える。技術面でも、既存のMSの発展形MS-Vは、登場して然るべきであるし、けれどもちろんそんな中で旧ザクやトローペンを持ち出して戦いに挑まなければいけない部隊だって、あるのだ。  技術的な話をもっとするなら、NT-Dというシステムは間違いなくサイコミュを発展させていけば「誰かが思いつく」技術であって、インテンション・オートマチック・システムだって、実際にはバイオセンサー時代からその発想はあったんじゃないかな、と考えられる。マリーダさんアドリブの、バインダーを遠隔操作してぶつける、なんて奇天烈な攻撃も、ファンネルミサイルのはしりと考えることも出来なくもないわけで。  さて。  お話に関して多くは語らないけれど、やっぱりUC、は全体をとおして、ファーストよりもZに対する意識っていうのが大きくあったように感じる。というのも、Zがしっかりと、ファーストガンダムの正史として展開されていたから、それと同じ軸を持つUCにも同じ事が云える、ということなんだろうけど。  けれど、それでも、バナージとカミーユの雰囲気には重なるところがあるようにも、読める。(アニメ版じゃなんとなく見目も似てるしね…!)  このあたりはどうにも長くなりそうなので、また別の機会に…    こうして読み直してみて、OVAよく出来てるなぁ、という感想。7話という限られた枠の中で、じゃぁどこを削るか、いじるか。描きたいところを、思想的になり過ぎないようにうまくまとめてくれている。エンタメとしてきっちりしている。  そっちはあと1話残っているので、オーラスに向けて、楽しみにしてます。

Posted byブクログ