ぼくのおじいちゃん の商品レビュー

北海長正会北広島リハビリセンタ(著者),伊藤美弥子(著者)

2009/10/04

認知症の絵本です。
おじいちゃん家へ遊びにいったマー君がおじいちゃんの不思議な行動に「え？」と思うところからお話しが始まるのですが…。

凄く分かりやすく、凄く自然に認知症について書かれた絵本です。
「ボケてる」ってつい口にしてしまいがちですが、認知症と言っても一言では結局分からないですよね。特に子供には…。

それが難しいこといっさいなしで、素直に受け入れてもらえるんじゃないかと思える絵本です。
おじいちゃんのおかしな行動に、息子もちょっと笑ったりして！
家族で大好きなおじいちゃんを見守っている様子に心温まる思いです。
現実はもっと厳しいのかも知れませんが、認知症という病気を偏見をもつことなく、
正しい知識を身につけて欲しいと思うので、これはオススメです。

命の絵本て多いですよね。そこも確かに大事なことですが…“老いる”を考えることも大事ですね。