飲めば都 の商品レビュー
若干自分と重なって、苦笑い(^^;; お酒好きな人は読んだら“あるある!”と共感! 内容紹介 人生の大切なことは、本とお酒に教わった――日々読み、日々飲み、本創りのために、好奇心を力に突き進む女性文芸編集者・小酒井都。新入社員時代の仕事の失敗、先輩編集者たちとの微妙なおつきあい...
若干自分と重なって、苦笑い(^^;; お酒好きな人は読んだら“あるある!”と共感! 内容紹介 人生の大切なことは、本とお酒に教わった――日々読み、日々飲み、本創りのために、好奇心を力に突き進む女性文芸編集者・小酒井都。新入社員時代の仕事の失敗、先輩編集者たちとの微妙なおつきあい、小説と作家への深い愛情……。本を創って酒を飲む、タガを外して人と会う、そんな都の恋の行く先は? 本好き、酒好き女子必読、酔っぱらい体験もリアルな、ワーキングガール小説。 内容(「BOOK」データベースより) 日々読み、日々飲む。書に酔い、酒に酔う。新入社員時代の失敗、先輩方とのおつきあい、人生のたいせつなことを本とお酒に教わった―文芸編集女子小酒井都さんの酒とゲラの日々…本を愛して酒を飲む、タガを外して人と会う、酒女子の恋の顛末は?リアルな恋のものがたり。
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酒飲み編集者都さんのお話。話としてはそれほど大きな出来事が起こるわけではないが、酒にまつわるエピソードを絡めながら、優しく進む。都さんが、色々かわいかったです。
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出版社で働く都。酒を全編に織り交ぜながら、上司、友人、恋人、など様々な人と笑い、時に泣き、そしてとにかく飲む物語。 北村さんは、今でこそ男性と知っているけど、昔は女性かと思っていたことを、この作品を読んで思い出した。とにかく慎ましく繊細。それでいて強い。 なんで女性よりも女性らしさをわかるの!?と聞きたい。いやらしい意味ではなく、北村さんが女性という生き物を愛してくれているような感じがじわじわと伝わる。優しい視線。 後の旦那さんとなるオコジョさんとのなれそめが特に好きだし、笑った。交際してから結婚の展開が早かったのが唯一残念! でもそこをあえて書かないことで、私たち読者が楽しく想像出来るのかなー? 北村さんが描くような、恥じらいを忘れず、賢く強い女性像、憧れるなあ。
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出版社に勤めるアラサー女性編集者、都さんの酒と仕事と恋をめぐる日々を描いた連作短編集(ほぼお酒による失敗談(笑))。 毎度毎度落ちがあって笑える。そしてお酒で失敗するたびに焦る都さんがかわいらしい(笑) たとえば、意中の小此木と飲んで帰って自宅で目覚めた朝、下着がない状況での都さん。 (前略) 「――探し物は何ですか……。」 ふと、どこかで耳にした快速調の調べが脳内に響く。メロディに罪はない。だが一瞬、からかわれているような気になった。 自制しつつ玄関に戻り、もう一度、自分が動いたであろうラインにそって動く。 ベッドの周りではひざまずき、特に丹念に見る。顔が近づくと、細かいほこりが目につき、≪掃除しなくちゃ≫と思う。だが無論、それどころではない。(後略) ――結局靴下の中に突っ込んでたという落ちなんですけど(笑) あと、先輩の文庫の部署の瀬戸口まりえさん、通称「文ネエ」もよかったなあ。都に言葉の由来を問われれば、「よくぞ聞いてくれました」ともっともらしく面白い嘘を語り、「嘘にきまってるじゃないの。」で終わるという、茶目っ気たっぷりでかわいらしい人です。 また、「うんうんわかる」と頷きたくなるくらい女性の心理を摑む至言が随所にある。 結婚を控えた先輩の早苗と都がラーメン屋で飲んでいる場面で早苗から。 「つまりですね、都ちゃん。しっかりしてるようじゃあ、恋愛がおろそかになるのさ。」 「……じゃあ結婚は?」 「そうだなあ……結婚はね、――何となくするもんよ。――恋愛はうっかり、結婚は何となく。これが秘訣ですね」 「おお…」 「三十過ぎるとさあ、仕事が出来ることに慣れるんだよね。それに気が付くと、ちょっと恐くなる。――そっち一直線もありだけど、どっかに自分を楽しませることがあるのもいいと思うよ。ある程度の年になったら、それが課題になると思うんだよねえ。…(後略)」 いやあ、至言です。 お酒好きの働く女子ならきっとこの作品が気に入るはず!!! おすすめです。
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お酒の席での失敗談の連作短編小説。 雑誌編集者の都さんがかわいい。 結構きわどい失敗談もありながら、あくまでさらりと上品にまとまっていると思う。私は下戸なんだけど、「こんなシーン見たことある~」って、くすくす笑いながら読みました。 オコジョさんのほのぼのぶりもいい。猫の絵が欲しく...
お酒の席での失敗談の連作短編小説。 雑誌編集者の都さんがかわいい。 結構きわどい失敗談もありながら、あくまでさらりと上品にまとまっていると思う。私は下戸なんだけど、「こんなシーン見たことある~」って、くすくす笑いながら読みました。 オコジョさんのほのぼのぶりもいい。猫の絵が欲しくなります。
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ほとんどが酔っ払いっての失敗話なのに、下品じゃない。 問診票に怪我の理由に 『泥酔のため』ってかく都さん。 とっても愛らしくて面白かった!
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雑誌編集者は酒好きが多いのか? ってくらい、打ち合わせでバーに行き、 仕事帰りに居酒屋に寄り、仕事や恋の話を繰り広げる。 都さんも酒乱です。 記憶が飛ぶほど飲み、失態を繰り返しながらも それが転じて福となったり。 でも、そこまでつぶれたらあかんよ。 人のことは言えないが。 出て...
雑誌編集者は酒好きが多いのか? ってくらい、打ち合わせでバーに行き、 仕事帰りに居酒屋に寄り、仕事や恋の話を繰り広げる。 都さんも酒乱です。 記憶が飛ぶほど飲み、失態を繰り返しながらも それが転じて福となったり。 でも、そこまでつぶれたらあかんよ。 人のことは言えないが。 出て来る飲み屋も、実在っぽいのもあり、 キンミヤに肉豆腐の店なんて、あそこかなーと思いながら 読むのもまた楽しい。
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呑んべえ(しかも酒乱)をヒロインとした連作短編集。 これ、柴田よしきが同じ主題で書いたらもっと毒々しいんだろうなーと思った。 (そこが北村薫の品の良さ。よくも悪くも)
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大野隆司さんの猫版画もかわいい。 女性編集者・都さんのお酒に纏わる物語。 っうか、酒癖悪いな。 中島らもさんとは、またタイプがちがうけど楽しくて一気に読んでしまった。 でも「指輪物語」は、池井さんの奥さんは、真相に気づいてしまう気がするな。 切ないというよりは後味悪いです。 「王妃の髪飾り」の都さんの勘違いはかわいらしいです。ミステリーじゃないけど面白かった。
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お酒大好きな都さんの悲喜こもごも。お酒による失敗が結構なメインなのに何だかとっても品のよい、北村さんらしい本。 北村さんの描く現代女子は、ちょっとイラッとする(笑)んですが。 スマホいじくりまわす現代女子なんかは、北村さんはどう描くのかなー。あと、子持ちとか、なんの取り柄もない...
お酒大好きな都さんの悲喜こもごも。お酒による失敗が結構なメインなのに何だかとっても品のよい、北村さんらしい本。 北村さんの描く現代女子は、ちょっとイラッとする(笑)んですが。 スマホいじくりまわす現代女子なんかは、北村さんはどう描くのかなー。あと、子持ちとか、なんの取り柄もないアラフォとかね。
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