わたしの3・11 の商品レビュー
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以前に途中で読むのやめてたのを見つけて再開して読んだ。 現在のコロナウィルスと通じるとこある気がする。 雨宮処凛さんの文が読みいった。 できることなら憎しみに飲まれないような社会であって欲しい。
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あの日あの時何が起こったのかを、いろいろな人の観点から書いてある。だんだんと記憶が風化することに不安感を覚えて読んでみた。 ただ被災地の声が少なく、客観的にこの地震を見ることができる人のコメントが多く、そういう意味では物足りなさを感じてしまう。
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3.11当日何を経験したのか、その後何をしてきたのかを16人が綴る。自分自身のも綴っておこうと思う。いつか子ども達に伝えるために。
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石井さんの文章が一番心に残った。いろいろな場所で、いろいろな人が経験した3.11。その瞬間を思うと胸が詰まる。
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巨大地震発生。 起きたことはたった一つでも、そこから生まれる思いは千差万別。 自分に余裕がなければボランティアはできない。 金銭的な余裕がなければ募金もできない。 でも、忘れないことはできるから、まずそれだけは、と思います。
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震災後間もなく出版されたので、書かれた文章が生々しい。 先の見えない時期の緊迫感もあり、あの時期、あの瞬間の記録として貴重。
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3・11がなんであったのか。それを当事者たちが語る。正直、まだ3・11の意味はこの時点で消化しきれていない感じがする。まだまだ3・11当時の余韻が残っていて、意味を把握しきれていない。あと五年は必要な気がする。
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3月に入り、東日本大震災1周年が近づいてきたため、改めて事実を見つめ直そうと手に取った本。 茂木氏が音頭を取り、各界の著名人16名が寄稿しています。 どのように震災を迎え、避難したのかが、仕事の延長上気になり、ここ1年間、人と会うたびに聞いてきました。 寄稿者たちがそれぞれに体験...
3月に入り、東日本大震災1周年が近づいてきたため、改めて事実を見つめ直そうと手に取った本。 茂木氏が音頭を取り、各界の著名人16名が寄稿しています。 どのように震災を迎え、避難したのかが、仕事の延長上気になり、ここ1年間、人と会うたびに聞いてきました。 寄稿者たちがそれぞれに体験した被災状況が語られます。 決してお涙ちょうだいものではありませんが、前書きの段階で、記憶とシンクロして涙が止まらなくなりました。 出勤途中の電車の中で、一人で泣いていたので、そばにいる人が気付いてはっとしたそぶりを見せましたが、手に持つ本のタイトルで(ああ)と納得したような空気が漂いました。 見知らぬ人との忘れ得ぬ共有感覚になっていることを肌で感じました。 どうしても信じられないほどのつらい記憶として、悲しみと涙が引き起こされてしまいますが、今回、直接被災したわけではない私が泣いたところで、なにも事態は変わらないと思います。 寄稿者たちも、それぞれに自分のできることを考え、自らの非力さに悩み苦しんでいます。 驚くべきは、この本が昨年5月、震災から2か月後に出ているということ。 寄稿者たちは震災後一か月弱の段階で寄稿していることになります。 大災害の心理的混乱を消化できないまま、文章を書くことになったとまどいが、文面から伝わってきます。 書くことしかできないという人、言葉による表現の限界に苦しむ人、発した言葉がセンシティブになった世の中に曲解されて非難を受けた人など、さまざま。 演奏家やお笑いの人は、自分の芸が今すぐに被災者を救うものではないことを悲しんでいます。 何度考えても、あの大震災で、程度の差はあっても、全ての日本人の心が傷ついたと思わずにはいられません。 それぞれの道の専門家の文章には、私が知らないこともいろいろと載っていました。 ライブドアの堀江氏は「Gmailは核戦争にも耐えられるように設計されたネットで、このような未曾有の大災害時には、戦争用に開発されたものが大活躍する」と書いていました。 ノンフィクション作家の石井光太氏は「日本を勇気づける記事は勝算は去れても売り上げにはつながらず、危険をあおるような記事の方が批判されても売れた」と、ショッキングな事実を打ち明けています。 上杉隆氏の文章には、東京電力と政府の担当者が情報隠蔽を行ったことが、実名公表と共に記載されており、驚くとともに氏の覚悟の深さを見ました。 気仙沼でのロケ中に被災したサンドイッチマン。 芸人としての本職を封印して、ただひたすら事実を伝えようとする二人の文章それぞれに、肌を刺すようなリアルさがありました。 阪神淡路大震災はM6.9、東日本大震災はM9で、阪神淡路大震災の1400倍のエネルギーだったことも知りました。 震災後すぐに被災地に飛んだボランティアネットワークの人が、被災地の状況を「語弊を恐れずに言えば、広島の原爆投下後の焼野原が、福島の北部から青森の南部の海岸線までひたすら続いているような状況」と表現していることに、胸が詰まりました。 津波で全てを奪い去った自然の猛威ですが、こんな大災害を受けても、地元では海を悪くいう人は誰一人いないというのも印象的でした。 さらに、被災地で窃盗を働く人のことも「どうしようもないから仕方なくやっているのではないか」と、やはり責めないのだそうです。 命ギリギリのところに立たされても、日本人の優しさが輝いているところに、新たな涙が出てきました。 今後ずっと、誰もがこの痛みをかかえ、共有していくことが、復興に繋がる道となるため、たとえ被災地から離れていようとも、忘れずにいたいと思います。 その日は一日中、仕事中瞼が重くて泣き疲れていました。
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あの地震時、何が起きたのか。 仙台、東京、北海道、神戸。マスコミ、研究者、作家、実業家。さまざまな人の立場からの東日本大震災の見え方、状況を知ることができた。 山田スイッチさんの「枝野さんといちご」。あれは、枝野さんの言っていた「1号機」を、マペくんが「いちご」と聞き間違えたのではないかな…と思った。
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16人の方々がそれぞれの立場から、東日本大震災のあった3月11日に何を経験し何を感じたかを書いています。 はっきり言えば、共感しづらい意見を綴っている方もいます。しかし色々な立場の人がいて色々な考えを持つ人がいる、ということを本書で改めて知ることができます。 正義感というも...
16人の方々がそれぞれの立場から、東日本大震災のあった3月11日に何を経験し何を感じたかを書いています。 はっきり言えば、共感しづらい意見を綴っている方もいます。しかし色々な立場の人がいて色々な考えを持つ人がいる、ということを本書で改めて知ることができます。 正義感というものは危ういもので、自己の正義感は日常の価値観の類とは別もので、必要以上に美化されやすく、それ故にその正義感に合わないものを悪と「決め付けがち」になると私は感じています(私だけかも知れませんが・・)。だからこそ色々な形の正義感があると知ることができることに本書の価値があると思います。 本書の中で、茂木健一郎さんが、「生きる上での原理原則。何を大切にして、日々を重ねていけばよいのか」と問いています。 私が大切にしたいもの。それは・・・ これからの国を支え、そして大人をも支えてくれる子供の笑顔。 自分の基準となるものを思い出させてくれました。
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