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わたしの3・11 の商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    11

  3. 3つ

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2011/12/30

図書館にも3.11関連の本が並ぶくらい日が経ったのだなぁ…というのが第一印象。 まえがきでまず泣き(T_T) いろんな人が、いろんな場所で、いろんな立場で震災を経験したんだ。と。 直接、津波の被害に遭わなかった自分にとっても大きな経験だった。 そう思って良いんだ…と。 「もっ...

図書館にも3.11関連の本が並ぶくらい日が経ったのだなぁ…というのが第一印象。 まえがきでまず泣き(T_T) いろんな人が、いろんな場所で、いろんな立場で震災を経験したんだ。と。 直接、津波の被害に遭わなかった自分にとっても大きな経験だった。 そう思って良いんだ…と。 「もっと大変な人がいる」そう、自分に言い聞かせ、蓋をしてきた自分を再確認。 大変だったね。頑張ったね。と、自分に素直に言ってあげたくなった。

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2014/04/13

著名人たちの東日本大震災。 色んな人の書いたものを読むとその人との距離で自分がどこに立っているかを確認できる。 書いた人たちはみんな非当事者(被災した住人じゃない)。 被災地の出身者もジャーナリストも阪神で被災した人も学者もニュースを見て衝撃を受けた人もいる。 かかわりかたは様...

著名人たちの東日本大震災。 色んな人の書いたものを読むとその人との距離で自分がどこに立っているかを確認できる。 書いた人たちはみんな非当事者(被災した住人じゃない)。 被災地の出身者もジャーナリストも阪神で被災した人も学者もニュースを見て衝撃を受けた人もいる。 かかわりかたは様々だけど、ほとんどの人が自分の立場をわきまえて言葉を紡いでいる。 震災を知っているけれど誰も失っていない自分に声をかける資格があるのだろうかと悩むとか、今はまだ笑わせる場合じゃない、そんなことより物理的に助けないと、とか。 今回の被災者に近い経験がある人のほうが、自分が被災者じゃないってことを理解しているように思う。 だから、そうじゃない人が目に付く。 同じ日本に住んでるだけで被災者と同化してしまえる言葉が浮く。 他人事の悲壮感や大袈裟な言葉(いままでにない出来事、とか。阪神のときなにやってたの?)が空回りする。 茂木健一郎のドラマチックに浮き足立った言葉あたりは不快だった。 全体としては優れたこの本がこの人の編集でできあがったのが不思議だ。 石井光太が憂う「温度差」や、サンドウィッチマンが恐れる忘却が、この本の中にさえすでに見える。 「その日」を語る第一部と「これから」を考える第二部の間にも温度差はある。 でもそういう上っ面だけの盛り上がりみたいなのは2~3人で、ほとんどが自分の立場から自分の経験に基づいて自分の考えを自分の言葉で真摯に語っている。 だから、同じじゃないんだってことを再確認できた。 同じにはなれないから、違う場所で、違う立場で、つながろうとしてる。 良かった: 石井光太 伊達みきお 富澤たけし 加藤千恵 浅野智哉 雨宮処凛 京田光広 渡辺満久 上杉隆 執筆陣じゃないけど藤原新也

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2011/08/29

3.11後、東日本大震災について書かれた本で、今まで読んだ中で一番良かった。 へたなお涙頂戴のこれでもかと云う話より、実際に現地で震災に遭った芸人サンドウィッチや、震災後現地に赴きメディアのあまりの人間味を外れた取材活動を辛辣に書いたノンフィクション作家の石井光太。 共に実際に出...

3.11後、東日本大震災について書かれた本で、今まで読んだ中で一番良かった。 へたなお涙頂戴のこれでもかと云う話より、実際に現地で震災に遭った芸人サンドウィッチや、震災後現地に赴きメディアのあまりの人間味を外れた取材活動を辛辣に書いたノンフィクション作家の石井光太。 共に実際に出会った人にしか書けない迫力があった。 その他にも、3.11時にどのようにその時を迎えたのかを、個々に自分の体験したことを元に書いてあり、興味深く読めた。

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2011/07/16

さまざまな立場の人がさまざまな場所で体験した「3.11」が書かれています。誰もが、自分の無力さというか、できることの限界を感じていました。それでも前を向いて進もうという意志が感じられました。 「日常」「当たり前のこと」と思っていたものが「日常」「当たり前のこと」でなくなった現在...

さまざまな立場の人がさまざまな場所で体験した「3.11」が書かれています。誰もが、自分の無力さというか、できることの限界を感じていました。それでも前を向いて進もうという意志が感じられました。 「日常」「当たり前のこと」と思っていたものが「日常」「当たり前のこと」でなくなった現在、私たちが何を考え、将来に向けてどのような日々を積み重ねていくかが問われていると思います。(直接の本の感想ではありませんが……)

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2011/06/29

著名な方々も、それぞれに日常があり、同じ経験をしたんだという当たり前のことを実感。 実際に目のあたりにした人や、専門家・研究者の言葉は、胸に響き、知り得なかった事実を教えてくれました。

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2011/06/25

3月11日。あの日あの瞬間、あなたは何をしていただろうか。この本は同じ大震災が起こった軸を共有するという意味で、職業もその時いた場所も全く異なる人間が各々の想い・体験談を語るというスタンスのエッセイ集である。その場所、それぞれの立場、そして自分の役割は何であるのか。一人ひとりのエ...

3月11日。あの日あの瞬間、あなたは何をしていただろうか。この本は同じ大震災が起こった軸を共有するという意味で、職業もその時いた場所も全く異なる人間が各々の想い・体験談を語るというスタンスのエッセイ集である。その場所、それぞれの立場、そして自分の役割は何であるのか。一人ひとりのエピソードの中に、様々な角度からの“3.11大震災”がある事を知る。

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2011/06/24

テレビで茂木氏が「これで日本は変われなかったら被害に遭われた方々に申し訳ない」と語っていました。1人1人が今回の震災に真摯に向き合わないといけないというメッセージをこの本から受け取りました。

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2011/06/17

あの日は普通に仕事をしていた。職場はネットが見えなく情報が入って来なかった為、仕事から家に帰って初めて、あの日が非日常であることを知った。 この本を読み、日常というものはいつでも、非日常になりうることを改めて感じた。

Posted byブクログ

2011/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

茂木健一郎。 高橋源一郎。 表紙にこの御二方の名前を見つけての購入。 「生きるということは、つまり、簡単には見通せない未来に向き合うこと。生きる上では、どうなるかわからないという『不確実性』が避けられない。規則やルールは頼りにならない。信じるに足るのは、自分自身の中にある『プリンシプル』。そんな当たり前の事実を私たちはこの震災で学んだのではないか。」 「私たちが本当に寄りそうべきは、出所がよくわからない希望ではなく、出所があまりにもはっきりしている絶望ではないのか。」 どんなプリンシプルを胸に、どんな絶望に寄りそうのか、それが生きるということなんだろう。 そう、私は解釈した。

Posted byブクログ

2011/06/08

沢山の著名人による大震災の時の状況が語られている一冊である。 私達に求められているのは、何かを共有する心であると。 そのようなことを考えさせられる内容になっています。

Posted byブクログ