100分de名著 マネジメント ドラッカー(2011年6月) の商品レビュー
■読み始めた経緯は? 「マネジメント(エッセンシャル版)」を読み進めていたが、腹落ちしないし理解も進まないので、副読本を探していたところ、本書を知った。2か月前に「別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教」を読み非常にわかりやすかったこともあり、100分de名著シリーズに対...
■読み始めた経緯は? 「マネジメント(エッセンシャル版)」を読み進めていたが、腹落ちしないし理解も進まないので、副読本を探していたところ、本書を知った。2か月前に「別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教」を読み非常にわかりやすかったこともあり、100分de名著シリーズに対する印象は良い。ただ、発行年が2012年と今から9年前と古いことが気になったが、それよりも100分de名著に対する印象の良さが勝り、購入((このタイミングで例の女子高校生が主人公の本も購入))した。 ■ざっくりとした感想は? 「マネジメント(エッセンシャル版)」と内容が被るところもあるが、手を変え品を変え説明をしており、理解の促進に役立った。ただ本書は、「マネジメント(エッセンシャル版)」を徹底的にかつ網羅的に解説しようと試みた本ではないことに注意が必要である。本書は、ドラッカーの思想的な背景やその当時の社会情勢、はたまたドラッカー自身の生い立ちにもそれなりのページ数が割かれていることから、「マネジメントを基点にして、ピーター・ドラッカーはどういった人物なのか?」という観点で書かれているドラッカー本、と言って良いのではないかと考える。
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経済至上主義は人を幸せにしない。まさに今の日本を象徴する、この格言を80年も前に洞察していた著者の思想の足跡がたどれる。堺屋太一氏が80年代に、知価革命を提唱していたが、ドラッカー氏もポスト資本主義社会として、知識社会への移行を喝破していた。大きな流れの解説として、本書を読み解く...
経済至上主義は人を幸せにしない。まさに今の日本を象徴する、この格言を80年も前に洞察していた著者の思想の足跡がたどれる。堺屋太一氏が80年代に、知価革命を提唱していたが、ドラッカー氏もポスト資本主義社会として、知識社会への移行を喝破していた。大きな流れの解説として、本書を読み解くのもいいが、なるほどと警鐘をもって受け止められる納得感ある箴言に出会える。ユダヤ人社会にも、全員一致の採決は無効、という考えがあったが、同じ意見が説かれている。意見の対立は、問題への理解を深めるプロセスであり、反対意見の出ない会議は、後日やり直すべき、というリスクヘッジの考えがある。タイトルである'マネジメント'に対する考え方も、'如何に'管理するかの方法論でなく、'何を'管理するかの対象論の重要性が指摘されている。組織としての人の活かし方としても、弱みを克服させるのでなく、強みを伸ばさせる取組みが、より必要であると強調されている。今日においても陳腐化することなき一連の主張は、現代社会の閉塞感に対する警鐘として感じられる。
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実は『もしドラ』(原作・アニメのみ)はおろか,『マネジメント』も読んでいるので,『マネジメント』の部分は基本的に知っているところが多い。だからかちょっと物足りないような気がしてならない。 タイトルには「マネジメント」とあるけれど,その周辺を知ることができるのがよかった(他のシリー...
実は『もしドラ』(原作・アニメのみ)はおろか,『マネジメント』も読んでいるので,『マネジメント』の部分は基本的に知っているところが多い。だからかちょっと物足りないような気がしてならない。 タイトルには「マネジメント」とあるけれど,その周辺を知ることができるのがよかった(他のシリーズも同様だけど)。それにしても「100分de名著」は,この番組は時流にのった題材が多いですね。
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読んじゃ止まり、読んじゃ止まりしてたけど、やっと完読。 厚い本じゃないのに(´・ω・`) ビデオDVDもいただいたので、副読本として保存版。
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利潤は目的ではない。目的は社会貢献である。企業や個人の存在意義を社会という全体に位置づける。 個人の仕事の仕方として,完全を追究する。 「私もいつまでも目標とビジョンを持って自分の道を歩き続けよう。失敗し続けたとしても,完全を求め続けていこう。」「神々しかみていなくとも,完全を求...
利潤は目的ではない。目的は社会貢献である。企業や個人の存在意義を社会という全体に位置づける。 個人の仕事の仕方として,完全を追究する。 「私もいつまでも目標とビジョンを持って自分の道を歩き続けよう。失敗し続けたとしても,完全を求め続けていこう。」「神々しかみていなくとも,完全を求め続けていこう」
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(2014.05.21読了)(2013.05.18購入) ドラッカーの『マネジメント』は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』というベストセラーで注目を集めました。 経営者だけでなくいろんな場面で使える本ということです。何らかの形で組織に所属...
(2014.05.21読了)(2013.05.18購入) ドラッカーの『マネジメント』は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』というベストセラーで注目を集めました。 経営者だけでなくいろんな場面で使える本ということです。何らかの形で組織に所属しているすべての人に向けて書かれた本とか。 ドラッカーの紹介と『マネジメント』の内容の紹介が、わかりやすく記されています。 『マネジメント』のポイントは、しっかり記されているので、ポイントだけわかればいい方は、この本で間に合いそうです。 【目次】 【はじめに】『マネジメント』が感動を与えるわけ 第1回 .感動のDNA 第2回 何のための企業か 第3回 誰もがマネージャーになれる 第4回 日本よ! ●未来(17頁) ドラッカーは未来について確実に言えることは二つしかないとくどいほど言います。一つは「未来はわからない」ということ、そして二つ目は「未来は現在とは違う」ということです。 ●未来を知る方法(17頁) ひとつめの方法は「すでに起こった未来を見ること」。つまりすでに起こったことを観察すれば、その先にある変化(未来)もおのずと見えてくるというわけです。 もう一つの未来を知る方法は「自分で未来をつくること」です。子どもを一人つくれば、人口は一人増えます。たとえ小さなものでも事業を起こせば、財・サービスと雇用を生み出します。 ●経済至上主義(21頁) ドラッカーは、資本主義も社会主義も人間を幸せにしえなかった理由を「どちらの社会システムも『経済至上主義』を基本にしていたからだ」と結論づけるに至りました。 ●組織(25頁) すべての財とサービスが組織で生み出され、すべての人が組織で働いているとするならば、それらの組織をよりよいものにしていけば、組織の集まりである社会もよくなるはずだ ●企業とは何か(29頁) ドラッカーは社員一人一人に話を聞いた結果として「仕事のことを一番よくわかっているのは現場である。彼らの考えを経営に取り入れるべきだ」と主張しました ●会社は誰のために(44頁) 会社は社会のためにある 会社とは社会から人材や資源をあずかり、社会に必要とされるものを提供する役割を果たすものである ☆関連図書(既読) 「経営の適格者」ドラッカー著・日本事務能率協会編、日本経営出版会、1966.. 「ネクスト・ソサエティ」P.F.ドラッカー著・上田惇生訳、ダイヤモンド社、2002.05.23 (2014年5月23日・記) 内容紹介(amazon) 「利益」を目標としてはいけない! 200万部超のベストセラー小説『もしドラ』の原点ともいうべき本書は、ドラッカー経営学の集大成であり、かつ珠玉の「生き方論」としての性格も併せ持つ。数多くの名言を軸に、混迷の現代を生き抜く“術”を読み解く。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「失敗しない人を信用してはいけない」それは、何もしていない人のことである。真摯な人というのはチャレンジをして失敗する成果とは長期的なものであって、曲芸ではない。という言葉に感動した。
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NHKテレビの薄いテキストですが、ドラッカー氏の「人の幸せ」にフォーカスを当てた提言がとても解りやすく「ぎゅっ」と濃縮されてます。「知識社会」への変化の中で「なりたい自分」に挑戦し続けないといけませんね。
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これまで何回か読んだが、やっぱり「マネジメント」では人や絆が根底にあるから、しっくりくるんだろうな。日本人にはなじみ易いと再認識しました。それにしても、今後の世の中を的確に見通すドラッガーの能力は、少しでも身につくように努力してみたいと思います。
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ドラッカーの入門書としてピカイチ。 原著の翻訳者が補足も交えて易しく書いてくれているので安心感も抜群。 薄い本なのでサクッと読める。(自分はじっくり読んで約2時間だった)
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