世界一やさしい精神科の本 の商品レビュー
わかりやすい内容だった。 自分が相手に怒っている時にまるで相手も怒っているように感じる事(下種の勘ぐり)もあるが、実は自分が相手のことを嫌いなだけだった、というように人間の心では能動と受動が簡単に入れ変わることがある。 不安定の中の安定 境界性人格障害→空虚さを人間関係で埋めよ...
わかりやすい内容だった。 自分が相手に怒っている時にまるで相手も怒っているように感じる事(下種の勘ぐり)もあるが、実は自分が相手のことを嫌いなだけだった、というように人間の心では能動と受動が簡単に入れ変わることがある。 不安定の中の安定 境界性人格障害→空虚さを人間関係で埋めようとする。しかしそのための人間関係なので安定しないのは当たり前なのだが、100%の安定を求めるから白黒・敵か味方かの判断の中でしか生きられない。グレイゾーンをどう理解するかができならから人間として成熟できない 2011年度版なので社会情勢や若者文化が古い。
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だいすきな世渡り術シリーズ!子ども向けに書かれてるからすごくわかりやすいしするする読めた! 言葉は知っててもよくわからなかったこととかが知れてよかったなあ ADHDとかひきこもりにうつ、人との距離のはかりかた、などなど興味深い話がたくさんでした。 どんな風に接すればいいのか書かれてたのでためになりました。
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心の病って、日本の社会が作り出している部分も大きいんだろうな、ってのが読み終わった感想。 それから、「治る」こと前提で書かれているので、重い話を聞いているのに、なんだか気分は比較的晴れやかだ。
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わかりやすい! 精神科というよりは精神病全般をわかりやすく教えてくれてる。 放置ではなく、励ましではなく、かまうこと。元気になる手助けを細やかにする、かまうってことを諦めずにちょっとずつする義務が教員にはあるのだなあ、と思った。 自分の傷を反芻し続けて受け入れる方法が効くって辛い...
わかりやすい! 精神科というよりは精神病全般をわかりやすく教えてくれてる。 放置ではなく、励ましではなく、かまうこと。元気になる手助けを細やかにする、かまうってことを諦めずにちょっとずつする義務が教員にはあるのだなあ、と思った。 自分の傷を反芻し続けて受け入れる方法が効くって辛いね、、、 でもそれをしないと外部に押しやった自分を内側に取り込めないのだね。 社会と上手に折り合いをつけながらいきる方が、引きこもって狂うより大分まし。だからうつ病を治すのか。 対人恐怖、は、場数を踏んで慣れるしかない。話し方教室で自信を得るのもよいと。つまり雑談力の本は間違ってなかったってことだねえ。やってみよ
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あー、斎藤環先生だ、と思って予約。 目次にならぶのは、 「ひきこもり」「対人恐怖」「摂食障害」「解離」「PTSD」 「人格障害」「うつ病」「統合失調症」。 それぞれについて、丁寧に、 でも難しくなく、とっつきやすく解説されている。 最後のふろくには 「もしも精神科にかかるとき...
あー、斎藤環先生だ、と思って予約。 目次にならぶのは、 「ひきこもり」「対人恐怖」「摂食障害」「解離」「PTSD」 「人格障害」「うつ病」「統合失調症」。 それぞれについて、丁寧に、 でも難しくなく、とっつきやすく解説されている。 最後のふろくには 「もしも精神科にかかるときには」 「精神科の仕事に関心を持ったら」があって、すばらしー! 斎藤先生の「まえがき」が良かったので、抜き書きします。 「たとえば若い人のなかには、自分の『伸びしろ』、つまり、 これから自分が成長していく可能性が、 どうしても信じられないという人がたくさんいる。 こういう感じ方は、どうも『人の多様性』を ないがしろにしていることにも原因がある気がするんだ。 『いろんな人がいること』がいちばん面白い。僕はそう思う。 (中略) 『ナンバーワンよりオンリーワン』とか 『みんなちがってみんないい』とか、 そういう言葉はどうにも偽善的で好きじゃない。 そもそも多様性っていうのは 『なんでもあり』って意味じゃないんだ。」 ね? 小学校6年から高校まで、学校図書館に良さそうでしょ?
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偏見をもたずに精神科の病気を知るのに良い本だと思います。 統合失調の項 病名変更 精神分裂病から病名変更をする際、一般公募もされたという その一部 脳内エンジン活発症、神経トルネード、ストレス性脳内思考麻痺、思春期多覚性思考困難症、自我同一不一致症候群、一時的社会不認識症、...
偏見をもたずに精神科の病気を知るのに良い本だと思います。 統合失調の項 病名変更 精神分裂病から病名変更をする際、一般公募もされたという その一部 脳内エンジン活発症、神経トルネード、ストレス性脳内思考麻痺、思春期多覚性思考困難症、自我同一不一致症候群、一時的社会不認識症、第六感的感覚具現症候群、ピカソ・インスピレーション、自己信頼希求症、傷心性無気力生活障害、糸つむぎまゆはき症候群、村九部症候群、純粋本心症、限界ストレス超越症候群・・・ どれが近い? って聞いてみたい
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「14歳の世渡り術」シリーズ。なんとなく、その病気の人の対応の仕方なんかを期待しちゃうけど、症状や原因などを分かりやすく解説してくれているので、理解が深まり、結局対応の仕方もおのずと見えてくるという構図。 病名だけで差別や偏見を生みがちだけど、症状についてしっかり理解できると偏見...
「14歳の世渡り術」シリーズ。なんとなく、その病気の人の対応の仕方なんかを期待しちゃうけど、症状や原因などを分かりやすく解説してくれているので、理解が深まり、結局対応の仕方もおのずと見えてくるという構図。 病名だけで差別や偏見を生みがちだけど、症状についてしっかり理解できると偏見がなくなると思う。良い本だった。 「そして精神医学くらい『人の多様性』に近づける学問はないとすら思う。ナンバーワンよりオンリーワンとかみんなちがってみんないいとか、そういう言葉はどうにも偽善的で好きじゃない。そもそも多様性っていうのは『なんでもあり』って意味じゃないんだ。心の病にはいろんな形があるけど、それがすなわち多様性ってわけじゃない。その形から見えてくるのは、むしろ人の心の限界、人の心の不自由さなんだよね。
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精神科ときいて思い浮かぶメジャーなものを取り上げ、噛み砕いて説明している。概論+著者先生の論を軽く盛り込んだ構成。 精神科の分野はイメージ先行になりがちなので、間違ったイメージのまま実際に接するようなことになる前に、正しい知識を入れておくことも大事かな、と。 世の中いろんな人がい...
精神科ときいて思い浮かぶメジャーなものを取り上げ、噛み砕いて説明している。概論+著者先生の論を軽く盛り込んだ構成。 精神科の分野はイメージ先行になりがちなので、間違ったイメージのまま実際に接するようなことになる前に、正しい知識を入れておくことも大事かな、と。 世の中いろんな人がいるけれど、こうした一筋縄ではいかない問題を抱えた人もいるということを頭の片隅に置いておくと、まわりの見え方も少し変わるかもしれないし、問題に早くに気付けるかもしれない。
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ひきこもり、発達障害、トラウマ、拒食症、うつ……、心のケアの第一歩に、悩み相談の手引きに、そしてなにより、自分自身を知るために――。一家に一冊、はじめての「使える精神医学」。
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世界一やさしい、ってうたう本はたくさんあるけど、実は手ごわいものもたくさん。でも、この本は本当にわかりやすいんです。精神科医の二人の先生が、ひきこもり、発達障害、トラウマ、拒食症、うつなどの心の病について、実例をあげながらくわしく解説してくれます。まだまだ分からない部分も多い分野...
世界一やさしい、ってうたう本はたくさんあるけど、実は手ごわいものもたくさん。でも、この本は本当にわかりやすいんです。精神科医の二人の先生が、ひきこもり、発達障害、トラウマ、拒食症、うつなどの心の病について、実例をあげながらくわしく解説してくれます。まだまだ分からない部分も多い分野ですが、現時点での最新の知識に触れられます。人間の不思議さ、精神科の仕事に興味のある人にもおすすめ。
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