イスカリオテ(7) の商品レビュー
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本当は何?実際は誰? 『一年間の間、偽者をやる』という条件で『偽者』になったイザヤ。 考えさせられます。 この語の展開上必要な人物はまだ出てくるのでしょうか? ちと難しきところもありますが、ナカナカどうして。さすが『三田氏』です。 見せてくれます、読ませてくれます。 2巻目にして新たなるキャラ登場。これが結構曲者… そして明かされるは玻璃の別の顔。 3巻目にかつての英雄:壬生蒼馬 と ラーフラ 登場。蒼馬は『おまえも…いずれ…になるぞ』と言い残す。 玻璃の中のもう一人がチラチラと顔を出してくれます。色っぽいっつーか、エロい((((((^_^;)。ノウェムが非常に幼くて可愛い〜♪ 4巻目は3章にて成り立ってます。 ノウェムの友達。悲しき友達。ラーフラの過去悲しすぎ。 そして後半の中編作品は今後の核となる物語の序章。 5巻目にしてようやく大半が見えて来る。 舞台は『聖誕祭』。ノウェムも参加しての楽しきその日に惨劇は始まる。 シスター・レア登場。と、同時に戦いが始まる。 レア&ラーフラvs蒼馬。 その間隔離されたイヤザとカルロ。 イザヤ(勇也)は言い放つ。『英雄になちゃいけねぇのか?』と。 最終章で包帯だらけの少年イコン参戦。 6巻目は華やかに『聖誕祭の準備から』入る。 一転、ベスティアと化す一般人。 そしてイザヤが何者なのかを知らされる。 今の世界ではタブー中のタブーとされている。 が、もしかしたら何処かで・・・と、考えさせられるイザヤの存在。 彼がクローンのクローンで、持っても後一年。 そして、全てを守る為に彼は死んだ。 7巻目にして後日譚。半年後を描いてますが、話は続いている。 イザヤが死んで、御陵市のほぼ全ての人が『イザヤ』の存在を忘れている。 それでも覚えている人が。 イスカリオテを扱える人達。レア、ラーフラ、カルロ、玻璃、そしてノウェム。 ノウェムの悲しき思いで思わず泣いた。そこまでして愛してた。 半年の間、イザヤはイコンに殺され続ける。 死んで、時間を巻き戻され、再度戦い、再度死ぬ。永遠の時間。 諌也のおかげで窮地を救われたイザヤ。その場にノウェムと玻璃登場。 蒼馬に心臓を貫かれ『死』するイザヤ。 けれど。 『復活』をさせる奇跡の声を唱えた後。 ベスティアと化して、それを押さえ込みながら蒼馬との戦う諌也。 ノウェムの奇跡の声を『復活』を無事に終えて、諌也と、イザヤにとどめを刺されて蒼馬は霧散する。 イコンは諌也のベスティアに喰われる。 lastは諌也vsイザヤ。 イザヤに殺され・・・。 普通の生活に戻るイザヤ。ノウェムは普通の人と変わらない。 イザヤは『勇哉』と名を変えて生活を始めている。 コレからも素のイザヤは素のままで、ノウェムと歩み続けるのだろう。 ノウェムの最後の呼び方、気になる! 三田氏にしては重いテーマかな?なんて思ったりしてます。 大どんでん返し、やってくれました! 7つの大罪をモチーフとして、何が正解かを考えさせてくれました。 昨今のラノベの中でかなり重いと思います。 けれど。それでも。三田氏は言います。 『それでも、あなたのいるこの現実は、素晴らしい』と。 ガンガン泣きながら大どんでん返し。 裏切らない裏切りが大好き!
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復活です。 ネタを上手く使ってますね。 無理やりハッピーエンド、ご都合主義とも取れますが、話的にはそれほど無理なくつながっています。 2人のイザヤの確執、戦いはもう少し盛り上げても良かったかも。 メディアミックスでアニメにしてもいい題材ですが、時期的に地震と重なったので無理っぽい。
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とても後味の良い終わりで余韻に浸れました。 設定も検証が為されているので、作品の雰囲気を上手く醸し出しております。 個人的にはとある魔術の人気作品よりも文章は遙かに上手ですし、 展開の運び方や設定に無理が無く、 とても味わいのある作品を描ける作者だと感じます。 とても早...
とても後味の良い終わりで余韻に浸れました。 設定も検証が為されているので、作品の雰囲気を上手く醸し出しております。 個人的にはとある魔術の人気作品よりも文章は遙かに上手ですし、 展開の運び方や設定に無理が無く、 とても味わいのある作品を描ける作者だと感じます。 とても早く展開し終了したのも潔いですね。 最近はだらだらと長期化する作品が多いので。 これでレンタルマギカの方も筆を加速させ、 素晴らしい盛り上がりを見せて貰える様期待します。
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ついに完結。他のラノベから比べると、渋め・地味目だったが、さすが安定感があって、最後までしっかり楽しめた。とても満足。
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イスカリオテシリーズの最終巻。 幾つか腑に落ちないところはないわけではありませんが、物語のまとめ方としてはこんなものかと。 全体的に結局ノウェム萌の作品であったのかと再認識。 もうちょっと巻数があれば周辺キャラの書き込みもできるのにとちょいうと残念。 外伝みたいなのを出してもらいたいな。
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七つの大罪を七冊できっちりと描ききって、綺麗に完結しましたねぇ。傑作だと思います。 一つだけ気になるのはノウェムの人間の部分がどこから来たのかという事だけど、外伝とかで書いてくれないかなぁ。
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長いようで短く感じた物語でした。 ただ、こんなストーリーの最後はやっぱりハッピーエンドでのとね(笑)
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完結した物語を、やりなおす。 そんな話でした。 奇跡は作るものです。小説は、小説だからこそ、都合よく奇跡を作ってハッピーエンドになっていいと思っています。 素晴らしい最終巻でした。
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