ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻 の商品レビュー
ミステリーというジャンルじゃないですね。 皮肉な言い回しがありきたりじゃなくて素敵。 こんなことをサラッと話し言葉で言えるような(言っても笑ってもらえるような)キャラになっていきたい、というのが感想です。
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完全無欠な執事ミステリィに一件見えるが,その実,英国の階級社会を痛烈に皮肉った準ノンフィクションとして読むのもまた楽しからずや.
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ジーヴス&ウースターのコンビもの、短編集。 善良だがやや抜けている主人と、賢くソツがない従僕のコンビ。 何か事件がある度に、ジーヴスが見事に解決していく。 ウースターの親友の惚れっぽいビンゴなど、周りを取り巻く人たちも個性豊か。 表向き主人を立てつつも、うまく操っている...
ジーヴス&ウースターのコンビもの、短編集。 善良だがやや抜けている主人と、賢くソツがない従僕のコンビ。 何か事件がある度に、ジーヴスが見事に解決していく。 ウースターの親友の惚れっぽいビンゴなど、周りを取り巻く人たちも個性豊か。 表向き主人を立てつつも、うまく操っているジーヴスの腹黒さが垣間見られます。 初読でしたが、英国文学の定番とのこと。
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短編集 20世紀初め 独身男バーティ&執事ジーヴズ 無理難題をささっとスマートに片づけ丸く収めるジーヴズ ジーヴズが、主人であるバーディを馬鹿にしているのかと思いきや実は愛しているというところがイギリスっぽい バーディが単細胞だが善人なところがいい 脇役のバーディの友人ビン...
短編集 20世紀初め 独身男バーティ&執事ジーヴズ 無理難題をささっとスマートに片づけ丸く収めるジーヴズ ジーヴズが、主人であるバーディを馬鹿にしているのかと思いきや実は愛しているというところがイギリスっぽい バーディが単細胞だが善人なところがいい 脇役のバーディの友人ビンゴやアガサ叔母もよかった 面白いのとそうでないのが混在しているが、楽しく読めた
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書名から勝手に短編推理小説集と思いましたが、推理小説というジャンルではない、そう、機知小説とでも言うような新しい読書体験でした。御主人様である青年貴族のバーティ・ウースターと執事のジーヴスのコンビは、のび太とドラえもんのようで、トラブルが起こるたびに、のび太が「ドラえも〜ん!」と...
書名から勝手に短編推理小説集と思いましたが、推理小説というジャンルではない、そう、機知小説とでも言うような新しい読書体験でした。御主人様である青年貴族のバーティ・ウースターと執事のジーヴスのコンビは、のび太とドラえもんのようで、トラブルが起こるたびに、のび太が「ドラえも〜ん!」とすがりつくように「ジーヴス!」と彼の知恵で解決してもらおうとするのです。助けてもらう側の情け無さは共通ですが、ドラえもんが友情によっていろいろ道具を出すのに対して、ジーヴスは打算というか、自分のポジションや価値観を守るために知恵を振るうのが大きな違い。のび太・ドラえもんは依存関係ですが、バーティ・ジーヴスは共生関係なのです。ちょっとした意地悪感が隠し味。まるで、あま〜いチョコレートではなく、ビターな大人のチョコレートなのです。そう夜、ひとつまみするチョコレートのように、だんだん数が少なくなるのが気になるちびちび読みでした。
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帯の「皇后陛下もご愛蔵」の一言につられて書店で購入。 予備知識が無かったので「執事が主人の容疑を晴らすため、殺人事件の解決でもするのか!?」と勝手に期待していたのだが、違ったテイストだった(笑) 考えてみれば「皇后陛下のご愛蔵」ならば、血なまぐさい殺人事件など無くてあたりまえです...
帯の「皇后陛下もご愛蔵」の一言につられて書店で購入。 予備知識が無かったので「執事が主人の容疑を晴らすため、殺人事件の解決でもするのか!?」と勝手に期待していたのだが、違ったテイストだった(笑) 考えてみれば「皇后陛下のご愛蔵」ならば、血なまぐさい殺人事件など無くてあたりまえですよね。 知性は足りないが人のいい主人と、たぐいまれなる才智と騎手のごとき手綱さばきで、主人を操る執事。 二人の関係性の面白さに加え、なんとも、のほほ~んとした事件の数々。 結構、面白かったです!
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喜怒哀楽のないジーブズ、さりげなく的確な判断をするジーブズ、ふとMr.スポックをイメージしたがだいぶん違った。 大事件があるわけではない。おせっかいな人や自分勝手で横柄な人によって引き起こされる日常の不安や悩み事を、きずかれることなく解決する。 短編の集まりで気楽に読めるので...
喜怒哀楽のないジーブズ、さりげなく的確な判断をするジーブズ、ふとMr.スポックをイメージしたがだいぶん違った。 大事件があるわけではない。おせっかいな人や自分勝手で横柄な人によって引き起こされる日常の不安や悩み事を、きずかれることなく解決する。 短編の集まりで気楽に読めるので、おやつ本としてちょっとした空き時間に楽しむのにいいかも。
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間抜けな主人と聡明な執事。 当時のイギリスの背景知識がないと洒落の面白さも伝わってこないかもしれない。 小説で人を笑わせるのは難しい。抱腹絶倒だろうと期待するとがっかりするかもしれない。
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軽く、さくっと読める。 こういうのを上質な、というのだろうなぁ。 一般大衆の僻みを捨てて、ただ楽しんで読めばよいのよね。
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話題になっていたので読んでみた。イギリスが舞台で、出来すぎる執事と悩める家主とのあれこれを描いた話だった。ジーヴスはめちゃくちゃ頭脳のキレる人で(家主が持ち込む問題がまた絶妙なのだ)、読んでいて痛快な話だった。 洋書は翻訳した方の言葉のチョイスによるのだが、それもまたしっくりきて...
話題になっていたので読んでみた。イギリスが舞台で、出来すぎる執事と悩める家主とのあれこれを描いた話だった。ジーヴスはめちゃくちゃ頭脳のキレる人で(家主が持ち込む問題がまた絶妙なのだ)、読んでいて痛快な話だった。 洋書は翻訳した方の言葉のチョイスによるのだが、それもまたしっくりきて面白く、非常に読みやすかった。
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