天翔る少女 新訳版 の商品レビュー
主人公ポディは、まだ若く、夢見がち、少し自意識過剰で 精一杯お姉さんをしようと背伸びしている 素直で前向きで憎めない、否、好感さえ抱く程の無邪気な女の子。 彼女に対してこれでもか!という風に少しずつ 失望を味あわせ続けて、最後には、それはないんじゃない? というほどの仕打ち。 ル...
主人公ポディは、まだ若く、夢見がち、少し自意識過剰で 精一杯お姉さんをしようと背伸びしている 素直で前向きで憎めない、否、好感さえ抱く程の無邪気な女の子。 彼女に対してこれでもか!という風に少しずつ 失望を味あわせ続けて、最後には、それはないんじゃない? というほどの仕打ち。 ルナゲートと違うのは、この厳しさは若者に対して 大人(現実)の世界の何を教えようとしているのか 全く分からない点。 後味の悪さや暗くならないのは、前半を支えるポディの カラッとした明るさと、泣き方を知らないクラークの 淡々とした最終楽章の語りによるところが大きいと思う。 テープが切れる前のポディの語りは、ある意味彼女の最高到達点
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新訳です。でも、ハインラインの作品は、全部読んでいた筈なのですが、この本は読んだ覚えがない。35年ほど前なので、「ボディの宇宙旅行」とう題だったはず。中身は、ジュブナイルですが、ハインラインらしい、きびしさいっぱい。小説の出来はたいしたことないです。今更、新訳にした意味はちょっと不明。時代を超えるほどの作品でもない
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解説にも書かれているけど、「タイトルに偽りあり」というか、「ハインラインさん、そりゃないよ!」な終わり方。 ハインラインの作品だからこそ購入したんですけど・・タイトルとは全然違う・・。 まぁ悪くはないんです。タイトル以外は。
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