赤ちゃんの不思議 の商品レビュー
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自分が10歳の時に初めて甥が出来て、今ではもう6人目となります。ちょっと会わないうちに首がすわる、立って歩く、また喋ったりと成長がとても早く感じます。ランドセルを背負う頃には何か寂しい気持ちになりますね(笑)。こんな時赤ちゃんの成長がふと気になってこの本を買いました。自分的にはか弱い存在である赤ちゃんが物凄い学習能力を持つことを知って、非常に驚かされました。赤ちゃんの前で下手なことは出来ないですね(笑)。まだ多くの謎が残されていますが人間の優れた能力を垣間見えたような気がします。
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かなり専門的・学術的な内容の本でした。 赤ちゃんの発達心理について、実験的な見方をされているのはとても興味深いです。 発達障害の事などにもう少し触れてあるかな?と思っていたのですが、そこまで詳しくは書かれていませんでした(少し触れられている部分もあります) 気軽に読めるタイプの本...
かなり専門的・学術的な内容の本でした。 赤ちゃんの発達心理について、実験的な見方をされているのはとても興味深いです。 発達障害の事などにもう少し触れてあるかな?と思っていたのですが、そこまで詳しくは書かれていませんでした(少し触れられている部分もあります) 気軽に読めるタイプの本ではないので、一般向けではないのかもしれません。
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研究結果が多いのでちょっと読みにくい。でも1歳未満で色んなことを赤ちゃんは身に着けていくというのはとてもおもしろかった。
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どちらかというと学術寄りの内容。赤ちゃん学、発達心理学の入門者にはお勧めだけど、赤ちゃんに対してどの時期に何をすればよいか、具体的に考えるための材料を探している妊婦さんには、ちょっと物足りないかも。
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昨今氾濫する他の新書のようなさらっと読めるエンターテインメント的な内容かと思ったら、わりとまじめな赤ちゃん学の本だった。 やはり岩波新書をなめてはいけない。 とはいえ、もう少し一般読者が興味を持つような内容、編集にしてほしいところ。
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赤ちゃんについての最新の研究成果がずらりと記されています。 育児をしていると赤ちゃんがたくさんのことをわかっているということに驚き感心することが少なくないですが、そのことを客観的事実として立証するための実験方法を確立していく過程がまた面白いなーと思いました。 赤ちゃんがよりよく生...
赤ちゃんについての最新の研究成果がずらりと記されています。 育児をしていると赤ちゃんがたくさんのことをわかっているということに驚き感心することが少なくないですが、そのことを客観的事実として立証するための実験方法を確立していく過程がまた面白いなーと思いました。 赤ちゃんがよりよく生きられるための赤ちゃん学、というスタンスが貫かれており、同感でした。
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赤ちゃんにはどんな環境にも適用できるような仕組みが備わっていて、その柔軟性は赤ちゃんの特権。 しかし、逆に言えば、無限の可能性を秘めた赤ちゃんを取り巻く環境がいかに重要かがわかる。
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昨年の5月に生まれた愛娘ももうすぐ10か月。 最初は身体的成長に驚きを感じていたのですが、最近は日々の知能の発達に毎日が驚きです。 赤ちゃんの記憶力や認識力を科学的に書いたのがこの本。 しかし、新書らしくわかりやすく書かれていたのでスラスラ読めました。 まぁ、見方によっては心...
昨年の5月に生まれた愛娘ももうすぐ10か月。 最初は身体的成長に驚きを感じていたのですが、最近は日々の知能の発達に毎日が驚きです。 赤ちゃんの記憶力や認識力を科学的に書いたのがこの本。 しかし、新書らしくわかりやすく書かれていたのでスラスラ読めました。 まぁ、見方によっては心理学理論などを知らない人には少し読みにくく感じたかもしれません。 ということは専門的に勉強している人にとっても物足りないかも。 最後に…「赤ちゃん学会」に興味があります。
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「赤ちゃん学」の研究者による著書。本来無力と考えられてきた赤ちゃんの能力を明らかにする。例えば、生まれて数日の赤ちゃんが、人の表情をまねする新生児模倣。赤ちゃんの注視時間を利用した実験などで、従来考えられてきた以上に、赤ちゃんは多彩な認知能力を持ち合わせていることが明らかになっているそうだ。
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赤ちゃん学。ここ30年で赤ちゃん研究はとても進んでいるそうだ。「無力な赤ちゃん」という従来の常識が覆され,多彩で高度な認知能力を秘めていることが明らかになってきた。 確かにいろんな可能性・可塑性をもつ赤ちゃんの発達はとても興味深い。ただ,「注視時間法」に代表される研究手法には...
赤ちゃん学。ここ30年で赤ちゃん研究はとても進んでいるそうだ。「無力な赤ちゃん」という従来の常識が覆され,多彩で高度な認知能力を秘めていることが明らかになってきた。 確かにいろんな可能性・可塑性をもつ赤ちゃんの発達はとても興味深い。ただ,「注視時間法」に代表される研究手法には,結果の解釈に当たってかなりの幅があり,「賢い赤ちゃん」というバイアスが入り込んでしまうおそれもあり。そういう問題点もしっかり認識されている。 「注視時間法」では,赤ちゃんに何か二つの絵を見せた時に,見つめる時間の長い方が,赤ちゃんにとってより新奇なものである,と前提する。予想と違っていたり,今までに経験のないものを,赤ちゃんが新奇と感じて興味をもち,じっくり観察するのだという,ある意味自然な解釈。赤ちゃんは話もできないし,その意思をはっきり確認することができない。だからこのような「注視時間法」などの手法が用いられるが,新奇なものでなく,単に好きなものを長く見つめたりする可能性もある。でもこういう欠点も,それなりに排除できるような工夫が取り入れられているようだ。 赤ちゃんは,顔が好き。顔のパーツをバラバラにした服笑いなんかには興味を示さない。また,顔や動物でなくても,利他的行動を示す対象を好む傾向も観察される。ボタンを押すのが好きなのは,行為と結果の因果関係を獲得する訓練だったりする。 自分の映像を,リアルタイムでなく2秒遅らす実験も面白い。こうするとステッカータスク(自分についたシールに気付いてはがす)の成功率が下がる。遅れた自己像を現在の自己と認識するのは難しい。コミュニケーションや遊びにも即時性が重要な役割を果たしているようだ。 赤ちゃん学も,いろいろと研究手法が洗練されてきているようだが,少し胡散臭さを感じる気持ちも否めない。実験てどうしても,こういう結果が得られるのでは?と期待して実験する。対象が赤ちゃんだと,意思確認が難しく,解釈の幅が広いから,どうしてもバイアスがかかるだろう。 二重盲検法みたいなうまい方法がとれないもんだろうか。解釈しようによってはものすごい都合のいい結果ばかり出すことも可能,とか思っちゃう。相互に自由な批判のできる研究業界なら大きな問題ないと思うけど。あるいは,もうそういううまい方法が取り入れられてるかな?
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