語感トレーニング の商品レビュー
日本語のセンスを磨きたいなと常々思っていて、図書館で出会った本です。借りた本ですが、今度本屋さんに寄る時に買おうと思います。
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日本語は面白い。例えば同じような意味を持つ言葉でも重さが違っていたりするものばかりである 「仕返し」はいたずら程度でも使えそうで、「返報」は「報復」ほど大きくはなく、「報復」は重大な行為を連想させる。 「復讐」となると、さらに根強い恨みのこもった雰囲気が感じられる。 P.38 ...
日本語は面白い。例えば同じような意味を持つ言葉でも重さが違っていたりするものばかりである 「仕返し」はいたずら程度でも使えそうで、「返報」は「報復」ほど大きくはなく、「報復」は重大な行為を連想させる。 「復讐」となると、さらに根強い恨みのこもった雰囲気が感じられる。 P.38 仕返し < 返報 < 報復 < 復讐 日本語の使い方について55ものクエスチョンが登場しますがどれも秀逸で面白い ※ブログではいくつかを紹介 http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-1278.html クエスチョンの難易度はそれほど難しいものはなく楽しくすすめられるのも良い 様々な問題を考えているとき「違和感のある言葉」「おさまりのいい言葉」に気付きます 日本語について改めて考えてみると気にもしていなかった日本語の奥深さや味わい深さがわかります 無意識に言葉を選択しているが「どんな言葉を選んできたのか」で文章には人柄がにじみ出るのが興味深い きっと同じテーマについて考えてきた文章も読んでいると誰がどれを作っているのかわかるかもしれません 難点がひとつ。クエスチョンの回答は見開きページ内で完結したほうが親切に思う 問題と回答のページを行ったり来たりは面倒臭いのだ
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日本人の知らない日本語の例題が豊富になったホンでした。普段何気なく使っていることばは、知らずのうちにTPOにより選択されていたことをクイズで形式であたらめて考えるとオモシロいです。居酒屋やファミレスやマックでドリンクという単語を見慣れ聞き慣れているが、うちでドリンクという単語を発...
日本人の知らない日本語の例題が豊富になったホンでした。普段何気なく使っていることばは、知らずのうちにTPOにより選択されていたことをクイズで形式であたらめて考えるとオモシロいです。居酒屋やファミレスやマックでドリンクという単語を見慣れ聞き慣れているが、うちでドリンクという単語を発することがないように。気付きが多いホンでした。トレーニングクイズでときどき間違えると自分の日本語の使い方が不安になります。特徴を思い出させる表現のうち、鷲の鼻○かばの鼻×鷲の口×かばの口○の組み合わせを間違えました。鷲鼻とはいうものの、鷲とかばの鼻と口は見かけでは一体化していて私の語感だとどっちでも良い具合でした。
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同義語・類義語を考える上で「語感」は大切である。 単語の持つ「語感」に敏感になれば、話者の表現意図をより一層深く理解できるようになるだろう。
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斜め読みだけど、読み終わりました。 分かっているつもりの日本語の使い方を再確認できます。 学生へのちょっとしたクイズにも良いかもって思って仕入れました。 本の構成自体もクイズ形式で分かりやすい。 今日のお告げみたいに本を開いて読んでみるのに凄く良い本です。
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普段私たちが何気なく使い分けている言葉の説明集みたいなもの。書いてあることと同じような理由(語感)を持って自分もそれらの言葉を使い分けているので、なんとなく半分くらい読んで飽きてしまった。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本語の、「意味」ではなくその後ろ?にある、意味だけでは説明できない語感に焦点を当てて、その使い分けについてかいた本。 一般的な法則性とかではなくて、どちらかというと具体的にこの語とこの語はどう違う、とかなので、あんまり難しいことを考えずに読めます。 トレーニング、というタイトルですが正直これを読んだからと言って日本語うまくなるとは思いませんが、何というか日常的に意識させてくれるきっかけにはなるかと思います。
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普段意識せずに使っている日本語の微妙な感触を、55の例題を通して述べた本。 どの言語でもそうだが、一つの意味に対し違う言葉が沢山ある。しかしそれぞれに微妙な感覚の違いがあり、状況によって使えたり使えなかったりする。さらには間違ったニュアンスの言葉を選んでしまうと文章全体から受ける...
普段意識せずに使っている日本語の微妙な感触を、55の例題を通して述べた本。 どの言語でもそうだが、一つの意味に対し違う言葉が沢山ある。しかしそれぞれに微妙な感覚の違いがあり、状況によって使えたり使えなかったりする。さらには間違ったニュアンスの言葉を選んでしまうと文章全体から受ける感じまで変わってしまう危険もある。我々は母国語としてそれを普段何気 なく使い分けているが、それを改めて詳しく言語化してみると新鮮な驚きがある。 日本語を使いこなす能力が少しアップする事が期待される本。
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おもしろかった。壮年以上の年齢にならないと「そうだ、そうだ」とはならないかも。経験と知識があってこそ語感のおもしろさがわかる気がする。あらためて言っていただくことで、こんなにも日本語を自分が選択して表現しているのかと、いまさらながら驚きです。
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