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語感トレーニング の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2012/12/26

言われてみれば同じ意味の言葉だな、言い回しひとつで印象がだいぶ違うな、こんな印象をひとつひとつ細かく分析している。テスト形式になっているところが面白い。なかなか語感のいい言葉遣いを心がけるのも難しいもんだ。

Posted byブクログ

2012/10/17

”文章を書いて人に伝える”という機会が多くなるにつれて、自分の文章能力の無さを、ひしひしと感じています。 自分が伝えたいことと頭に浮かんだ言葉とがぴったり一致しない、複数の言葉の中からどれを選ぶべきか悩む・・・そんな自分を変えたいと思い、この本を読んでみることにしました。 日本語...

”文章を書いて人に伝える”という機会が多くなるにつれて、自分の文章能力の無さを、ひしひしと感じています。 自分が伝えたいことと頭に浮かんだ言葉とがぴったり一致しない、複数の言葉の中からどれを選ぶべきか悩む・・・そんな自分を変えたいと思い、この本を読んでみることにしました。 日本語表現についての練習問題が、言葉の選択を中心に55題提示され、その問題に関する周辺知識についての解説が書かれています。 その問題は、「語感」というものを大きく3つのカテゴリーに分けて整理した上で、提示されています。 ①表現する《人》に関する語感 ②表現される《もの・こと》にかかわる語感 ③表現に用いる《ことば》にまつわる語感 僕はこれまで、「語感」というと③だけをイメージしていたので、①②についてはこの本を読んで、目を開かせてもらったなあと感じました。 出題された55題を解いてみたのですが、自分より上の世代の方々が使う表現や、専門分野によって異なる表現を中心に、「言葉を知らないなあ」と反省させられました。 幅広く文章を読んで、そして「意を伝える」ということを意識して書く・・・その積み重ねをしていかなくてはいけないなと、再認識させてもらえた一冊でした。

Posted byブクログ

2012/07/01

日本語を正確に使えるための参考書。とても面白かった。 シーンにぴたりと合う言葉の使い方や表現方法をたくさん紹介してくれる。 普段使用している言葉の語源や間違った用法なども多く解説されており、面白いと同時に非常に参考になった。 ふとした時に本書を思い出して、言葉の使い方や選び方を...

日本語を正確に使えるための参考書。とても面白かった。 シーンにぴたりと合う言葉の使い方や表現方法をたくさん紹介してくれる。 普段使用している言葉の語源や間違った用法なども多く解説されており、面白いと同時に非常に参考になった。 ふとした時に本書を思い出して、言葉の使い方や選び方を改めたい。

Posted byブクログ

2012/06/27

言葉一つひとつが持つ手触りとか感触を正確に捉え表現力を磨こうというもの。著者ご自身は該博でハイレベルな方であることは間違いないのだが、読者に配慮をされたからか、設問が簡単すぎて退屈なページが多かった。

Posted byブクログ

2012/05/28

突然ですが・・・ 洋食屋でお米を食べたくなったとき、店員になんと頼みますか? 「ライス、お願いします!」 ですよね。 では、和の定食屋でさばの味噌煮定食でも食べているときに、お米をおかわりを頼む場合はなんというでしょうか? 「ライス、お願いします!」 ・・・・・・。 ...

突然ですが・・・ 洋食屋でお米を食べたくなったとき、店員になんと頼みますか? 「ライス、お願いします!」 ですよね。 では、和の定食屋でさばの味噌煮定食でも食べているときに、お米をおかわりを頼む場合はなんというでしょうか? 「ライス、お願いします!」 ・・・・・・。 はい、違和感ありですね。 えぇ、 「ご飯、お願いします!」 と言った方がしっくりきますね。 「ライス」も「ご飯」も意味は同じです。 しかし、なぜ感じ方が違うのでしょうか? その答えこそ、本書のテーマである「語感」です。 「語感」とは、その言葉に帯びる感触や印象、雰囲気のようなものです。 ライスとご飯の語感の違いも本書で取り扱われており、この他にも、 ・「通達」、「通知」、「報告」の違い ・「病気」と「疾病」、「残念」と「遺憾」の違い などなど 多様な例題を用いて、色んな言葉の語感が紹介されています。 文章を通じて自分の思いや意見をしっかり、効果的に伝えたい方は、語感を意識することが必須だと思います。 是非、本書を通じて語感の世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか?

Posted byブクログ

2012/02/05

後半に進むにつれて、前の章と被る内容が多くなっていて読み進む楽しさが少し薄れてしまいました。 また、”語感トレーニング”という題名ですが、自分が期待していたものとは少し違っていましたので、明日から活かせるか否かにポイントを置いている方には物足りないかもしれません。

Posted byブクログ

2011/11/14

文章やキャッチを書くシゴト、つまり語感と常に向き合いながらのシゴトに携わる者として気になったので購入。 ピザとピッツァでどっちが本格的っぽく聞こえるかとかまぁそんな感じで、言葉の持つイメージについてあれこれ考えを膨らませてみよう、という内容。 エンターテイメント的な読み物とし...

文章やキャッチを書くシゴト、つまり語感と常に向き合いながらのシゴトに携わる者として気になったので購入。 ピザとピッツァでどっちが本格的っぽく聞こえるかとかまぁそんな感じで、言葉の持つイメージについてあれこれ考えを膨らませてみよう、という内容。 エンターテイメント的な読み物として気軽に読むには丁度良かったです。 日本社会=どちら側に立ってものを言うかを重視する、という一節にははっとさせられました。

Posted byブクログ

2011/10/19

文章の個性が欲しいなと思ってこの本を手に取ってみたのですが、語感やニュアンスといったものは何となく解るけれど、それをさて実践に使うためには?と思うとやはりひたすら書くしかないのではないかな、と気付かされた一冊です。日本語のセンスは一朝一夕じゃ身につかないですね。

Posted byブクログ

2011/09/12

国語科教員として興味を持ったが、授業で使うには汎用性に乏しく、エッセイと割り切るには味気ない。やや残念。辞書をよみたくなる本。

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2011/09/18

語感研究の第一人者が解説する日本語の感触の違い。これがとても面白い。たとえば「ぞんざいな感じの表現」の例題では・やけっぱち・やけ・やけのやんぱち・やけくそなどが並ぶ。また「強調の程度が伝わる表現」では・仕返し・返報・報復・復讐、が並ぶ。間違いではないけれど適切でなかったり、気持ち...

語感研究の第一人者が解説する日本語の感触の違い。これがとても面白い。たとえば「ぞんざいな感じの表現」の例題では・やけっぱち・やけ・やけのやんぱち・やけくそなどが並ぶ。また「強調の程度が伝わる表現」では・仕返し・返報・報復・復讐、が並ぶ。間違いではないけれど適切でなかったり、気持ちにぴたりとこない表現とか、語感の選択を誤ると思わぬ違和感を抱かれることもある。『伝えたい思い』を『適切な言葉』で送り届けるためのヒントが満載です。?表現する(人)に関する語感?表現される(もの・こと)にかかわる語感?表現にまつわる(ことば)にまつわる語感の三部構成。どれもふむふむと納得したり、なるほどと感服したり。楽しめます。日本人に生まれて日本語に親しんでほんとに良かった!これは図書館で借りたけれどやっぱり買わねばと思う。折にふれ読み返したい一冊です。

Posted byブクログ