1,800円以上の注文で送料無料

罪と罰(訳:中村白葉)(第三巻) の商品レビュー

4.4

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公の行動が理解できなかった。殺人を犯した人が精神的におかしくなってしまったから、という理屈で読んでいたが、主人公は頭のいい人なのでそこまでおかしくなるか、と感じた。 防犯カメラも指紋捜査もない時代に、目撃情報もなく殺人を犯したのに、主人公の様子がおかしいという理由で捕まったことが納得できない。 バットエンドだと思っていたので、ラストはハッピーエンドでよかった。

Posted byブクログ

2025/11/20

辛く陰うつなストーリーがずっと続いているのに、最後のシーン、寒く荒れ果てた土地で、心の自由?を感じているラストが、印象的だった。

Posted byブクログ

2025/07/15

逆境にあった時、「周りが、世の中が悪い」と他責思考になりがちだけど、その最たるものがこのラスコーリニコフが起こした事件だと思う。本当は人間としては自分なんて周りとそう変わらないのにね。 人を殺め、そこに罪の意識を持つことができないのは、できないのではなく、したくなかったのかなとも...

逆境にあった時、「周りが、世の中が悪い」と他責思考になりがちだけど、その最たるものがこのラスコーリニコフが起こした事件だと思う。本当は人間としては自分なんて周りとそう変わらないのにね。 人を殺め、そこに罪の意識を持つことができないのは、できないのではなく、したくなかったのかなとも思う。苦しかったり辛かったりした方が、周りを悪にして自分を正当化しやすいような。落ち着いて考えてみたら、ラスコーリニコフにも良いところ、幸せな部分もあったよな。母親も妹もいて、なんだかんだ周りの人を思い遣ったりして。刑期減らされた理由に周りの人の証言があったし。その幸せに目を向けることができなかった、目を背けながらぐるぐる自分の中だけで考えてしまったことが犯行の原因の一つだとも思う。彼が作中ずっと感じていた恐怖は、罪がバレることだけでなく、他でもない自分の選択によって自分も周りも不幸にしたことがはっきりするからなのかな。もう少し考えたいところ。 大義のためなら、世の中のためなら人々を殺すことだって厭わないのか。この問題提起はかなり響いた。そんなことない!って思うけど、今起きてる戦争など照らし合わせるとそうとも言えないし。一生向き合う良い問いに出会ったと思う。 初ドストエフスキー。登場人物の思考回路、表情、心情の変化などを細部まで捉えて、長くなることなどお構いなしに繰り広げられる文章はかなり読み応えがあった。マルメラードフとかが自分の生い立ちとか思想を語りまくってる時には「こんな台詞物語にどこまで関係あるの?」って思いながら読んでいたけど、振り返ればリアルさが増したかもしれない。日常と同じように、作品にもノイズがあっただけというか。 ドスエフ節は嫌でも理解できた。時代や文体のせいかもしれないけど、「全ての」登場人物がずっと頭を抱えて苦悩に苛まれながら喋ってる。鬱屈としてて、悲観的。内省的に思考を大袈裟に繰り返し続ける。それもこの作品の良さなんだけども、登場人物とりあえずみんな水飲んで深呼吸して見晴らしのいい場所で休憩したらいいと思う。笑  読む中で自分の中での感情の想像範囲を認知できたことも良かった。私は特に一般社会への憎悪、怒りの部分に弱い。恵まれて育ったなと実感した。彼の言い方で言えば、平凡なのか。ラスコーリニコフの思想、把握はしたけど全く理解はできなかったな。同じように慈悲の部分も弱いかも。ソーニャのような人には絶対なれない。そもそもあんな「陰」で覆われてる人に出会って添い遂げようと思わん。と思ったけど、自分に課せられた困難が多い、もしくは大きい方が、何かにすがれる、生きていることを実感できるタイプなのかもしれない。彼女なりの生きがいなのかも、、、。 まだまだ言い表し難い余韻が後を引きそう(ドスエフぽい言い回しになってないか?)だけども、総じて、ドスエフの人や社会を捉える眼、その表現手法には、惹きつけられた!怖いもの見たさに読み始めた初ドストエフスキー、次もまた手を伸ばしてしまいそうです。次はカラマーゾフの兄弟かしら、長いな〜、、、!まずは罪と罰を読了した、そして正解不正解はわからないけれど何かしら感じられたことを褒めたい! ドスエフぽい言い回し、頻出単語備忘録 ・取り憑かれたように (すぐ取り憑かれる笑) ・〜(人)は〜(人)の中に〜(気持ちの変化)を認めた ・2人は無言で見つめあった(数分無言で見つめ合う時多くない?!) ・(何か言いかけて迷い)、いや、そんなのはどうでもいんだ、どうだってよかったんだ!!(激昂) ・〜に違いない。いや、果たしてそうなのか?(沼) ・はげしく身震い ・蒼白い顔 ・〜という様子をたしかめると、〜した ・ずいぶん長い間あたためてきた考え ・すべてさっぱり洗いざらい話してみせますよ

Posted byブクログ

2025/05/06

訳者あとがきにあるように、一読してある種の熱気や漠とした不安を感じたら、二度でも三度でも読み返せばよい。それに耐えうる読み応えを持つ作品である。 難解な作品であることは間違いない。一つには、帝政末期ロシアの社会事情に我々の馴染みがないこと、もう一つは主人公ラスコーリニコフがインテ...

訳者あとがきにあるように、一読してある種の熱気や漠とした不安を感じたら、二度でも三度でも読み返せばよい。それに耐えうる読み応えを持つ作品である。 難解な作品であることは間違いない。一つには、帝政末期ロシアの社会事情に我々の馴染みがないこと、もう一つは主人公ラスコーリニコフがインテリの半狂人ともいうべき心性の持ち主であること、三つ目は凝りに凝った文体が千ページ超のボリュームで展開すること。 だが凄まじい熱気と激情だけは一読しただけでも感じとることはできるだろう。なんだかよくわからないけど『罪と罰』を読破したってだけでも、ちょっと誇らしく感じることができるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2025/05/01

ラスコリーニコフのひとりで葛藤している心情は読み応えがある。上、中、下、完読しました!次はカラマーゾフの兄弟かな。

Posted byブクログ

2025/03/08

上と中編と比べ、難しいと感じた。 哲学も入ってる。 ラスコーリニコフが追い詰められていく様は、ハラハラした。 ソーニャとは、一生幸せであってほしいと読後に感じた。

Posted byブクログ

2024/11/19

永遠と思われる様な時をラスコーリニコフ の影、思考を追い続け全三巻を通して 最後の最後にラスコーリニコフが 愛を知り、愛に救われ生きる事への 渇望や希望をソーニャ=此処では信仰 を取り戻して行くソーニャはその象徴である。 宗教の事はよく分から無いが、人と人の 交わりの中で救われ愛...

永遠と思われる様な時をラスコーリニコフ の影、思考を追い続け全三巻を通して 最後の最後にラスコーリニコフが 愛を知り、愛に救われ生きる事への 渇望や希望をソーニャ=此処では信仰 を取り戻して行くソーニャはその象徴である。 宗教の事はよく分から無いが、人と人の 交わりの中で救われ愛し、愛される事 は人間の尊厳にも繋がっている様に思う。

Posted byブクログ

2024/10/24

殺人を犯した青年がある女性との出会いを通して 罪を自白するまでの物語。巨匠の作品だけあって 心理描写が細かく惹きつけられるように一気読み しました。

Posted byブクログ

2024/02/17

最後の方は一気に読んでしまった。外国文学の、あるいは古い作品のあの独特の劇のような語り口は正直得意では無いのだが、主人公の行く末を早く見届けたくて手が止まらなかった。 罪への意識、というものはかくなるものなのか。

Posted byブクログ

2024/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドストエフスキーを読まずして読書家は語れないという思いから、約3000円近くかけて購入したが、購入してからおよそ1年が過ぎてしまった。今回一念発起して読んだが、もっと早く読みたかったという思いが強い。ロシア文学というものを人生で初めて味わい、そのユニークさに触れたことで、人の罪、犯罪とは何なのかを深く考えさせられる内容に自分の精神的成長を感じる。ドストエフスキーの集大成はカラマーゾフの兄弟らしいので、いつか挑戦したい。

Posted byブクログ