チェルノブイリ 春 の商品レビュー
チェルノブイリ 春 単行本 – 2011/4/19 ここから私たちは何を学ぶのか――史上最悪の原発事故から25年目の春。 2009年、人の姿のない街では、春の陽射しのもと、草木は伸び、花が咲いていた。 現地に入ったカメラによる待望の写真 ! 森の中にはいまだに放射線警告標識...
チェルノブイリ 春 単行本 – 2011/4/19 ここから私たちは何を学ぶのか――史上最悪の原発事故から25年目の春。 2009年、人の姿のない街では、春の陽射しのもと、草木は伸び、花が咲いていた。 現地に入ったカメラによる待望の写真 ! 森の中にはいまだに放射線警告標識の黄色い看板が野に咲く毒花のように睨みを効かせ、発電所4号 炉の石棺付近ではいまだにガイガーカウンターが無機質な電子音を響かせる。 放射能が姿を変え移り変わることもなくこの地に存在しているのはどうやら紛れもない事実のようだ。 1986年の事故から今年で25年が経つというのにだ。 (「まえがき」より) 反響をよんだ『廃墟チェルノブイリ』の後再び当地に入った著者が写す 「 廃墟のその後 」 。 ◆ 著者について 中筋 純(なかすじ・じゅん) 写真家。1966年和歌山県生まれ。東京外国語大学中国語学科在籍中より、海外を放浪し、独学で写真技術を習得。 卒業後出版社勤務を経て中筋写真事務所設立。ストリートファッション雑誌、アパレル広告をメインに、映画スチール、 舞台広告、CDジャケット撮影など幅広いジャンルで活躍。廃墟撮影はライフワークでもある。 著書に『 廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl 』 『 廃墟探訪 』 ( 二見書房 ) 、『 廃墟本1 』 『 廃墟本2 』 ( ミリオン出版 ) 、 『 廃墟彷徨 』 ( ぶんか社 ) 、 『 廃墟、その光と影 』 『 愛という廃墟 』 ( 東邦出版 ) がある。 原発事故の後を知るということ 2011年11月9日記述 チェルノブイリの現在の写真集です。季節は春。 中筋純さんというプロの方が撮影したもので臨場感があり迫力があります。 そして思うのは人は殆どいないけれども自然は青々と茂っているのです。 本書を一読すれば分かるように、廃墟の写真なのかなと思ってしまいます。 (実際、チェルノブイリだと知らないまま写真を見れば廃墟の写真集と思う人もいるでしょう) 福島第1原発の処理も30年程かかりそうだと報道される中、チェルノブイリの今を知っておく事は有意義だと思います。 本書は写真中心であり解説は殆どありません。 巻末に記述が色々あるだけです
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追記に、この本を製作中に東日本大震災が起きて福島第一っ原発の事故が起きた、とある。 チェルノブイリがにわかに「ひとごと」ではなくなってしまった。
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