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緑の生活 ア・ハート・オブ・オーク の商品レビュー

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2010/03/07

学生時代に読んだ本を久し振りに読み返しました。 オーク・ヴィレッジという飛騨高山の近くにある工芸家たちの村における「緑の生活」の日々をまとめたものです。伝統工法をふまえた独自の工法で、木工、建築、漆、染織、籐などの分野の創作にはげむとともに、ソーラー・システムの開発や水力発電の...

学生時代に読んだ本を久し振りに読み返しました。 オーク・ヴィレッジという飛騨高山の近くにある工芸家たちの村における「緑の生活」の日々をまとめたものです。伝統工法をふまえた独自の工法で、木工、建築、漆、染織、籐などの分野の創作にはげむとともに、ソーラー・システムの開発や水力発電の実験、さらに緑豊かな生活のための植林運動までもとりいれた暮しを実践しています。 環境やエコが現在のように大々的に採り上げられていない時代に手に取った理由はよく憶えていません。帯にある「緑ゆたかな21世紀のプランがここにある。それは、工芸家として1本の木とむかうことから始まった。自然、人間、道具、暮らし、すべてがハーモニーをかなでる未来は可能か。飛騨高山から全地球へのメッセージ。」に惹かれたのかもしれません。 「子どもひとり、ドングリひと粒」ということが書かれています。子どもがひとり生まれたら、ドングリをひと粒植えるような気持ちで、木を大切にしようという、循環型の緑のシステムを唱えています。エコが取り沙汰される現代にこそ相応しいと思うのですが、Amazonでは、その後出版された文庫版も含め、中古でしか入手できません。とても、残念な気がします。もっとも、循環型システムというのは、未来に向けて考えたものではなく、昔は当たり前のものだったのかも、しれません。 奥付は「昭和57年6月7日初版発行」となっており、大学3年の時に読んでいます。本書に刺激を受けた本当の理由は、環境云々ということよりも、職人への憧れ、その背景にある大学を卒業し社会に出る戸惑い、にあったのだと思います。そういえば、当時、そういった若者の心理を分析した「モラトリアム人間の時代 」という本が話題になっていました。

Posted byブクログ