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源氏物語九つの変奏 の商品レビュー

3.2

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/09/08

末摘花はもともと好きだし町田さんの文体がマッチしてて面白かった。金原ひとみのは面白かったけど葵の上ってかんじじゃないなぁ。

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2011/09/03

江國香織、小池昌代、金原ひとみは面白かった!あとは、設定変え過ぎだったり、単なる古典の教科書の口語訳…?

Posted byブクログ

2011/07/03

「東福門院和子の涙」を読了できて気が大きくなり、歴史モノいけるかも?とチャレンジした「源氏物語」は、やはりハードルが高すぎた。時代背景や風習、当時の位などを読みながら理解するのは困難。九人の作家が独自のカラーでそれぞれの章を描いているのだけれど、オリジナルに近い(と推測される)ニ...

「東福門院和子の涙」を読了できて気が大きくなり、歴史モノいけるかも?とチャレンジした「源氏物語」は、やはりハードルが高すぎた。時代背景や風習、当時の位などを読みながら理解するのは困難。九人の作家が独自のカラーでそれぞれの章を描いているのだけれど、オリジナルに近い(と推測される)ニュアンスで書かれているものは、なかなか読みすすめない。読む側の力量不足でした。 逆に、時代背景を現代に設定した金原ひとみさんの「葵」の章、現代的エッセンスを混ぜてライトにコメディタッチで描いた町田康さんの「末摘花」の章は、止まらなくなる面白さ。ただ単に読みやすくしただけでなく、それぞれ軽やかな筆致の中に、光源氏はじめ、登場人物のメンタリティが浮かんでくるから面白い。全章、このくらいのフレキシビリティのある描き方だったら全体を通してもっと読みやすかったと思う。

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2011/07/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

期待はずれの作品。全く読むのが進まなかった。 唯一よかったのが柏木の話で、自我のない女三宮の新しい面を描けているような気がしたけど、後のはなんだか斬新さだけを目指していて、拍子抜け。特に葵はひどかったし、若紫もなんか拍子抜け。省いていけない部分を省いてる。時代をかえたらいいってもんじゃない。 あさきゆめみし以外の源氏を読もうとしてこれに手をつけたのが間違いだったかな。駄作。

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2011/07/01

これはアンソロジーの失敗だと思う。時代がバラバラ。ただ訳しただけのようなものから、現代になっちゃっているものまで、めちゃくちゃで1冊として読みにくかった。「夕顔」の江國 香織さんは原文の感じを残しつつ、江國さんらしくなっていて良かった。

Posted byブクログ

2011/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれの作家さんによって、設定、雰囲気、キャラクターが変わってくるので面白かった。原典に沿ったものや、現代風アレンジのものまであった。お勧めは『柏木』。現代語訳の源氏物語、マンガのあさきゆめみしとも違う新しい感じがした。

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2011/09/18

源氏物語をまた別の視点から見られるようで、単なる現代語訳で読むより理解が深まる感じもするし、おもしろかった。源氏物語ってやっぱりおもしろいんだなー。よかったのは、江國香織の夕顔(わりに地味にオーソドックスにまとまった感じだけれど、源氏が、ものごとのよい面をさがすのに長けている、っ...

源氏物語をまた別の視点から見られるようで、単なる現代語訳で読むより理解が深まる感じもするし、おもしろかった。源氏物語ってやっぱりおもしろいんだなー。よかったのは、江國香織の夕顔(わりに地味にオーソドックスにまとまった感じだけれど、源氏が、ものごとのよい面をさがすのに長けている、っていうのがなんだかすごくツボ。そういう感じ)、町田康の末摘花(いやー、おかしかった、笑った! なんともすばらしい! 命婦の口調とか。命婦の人柄がよくわかったような)、金原ひとみの葵の上(マタニティブルーみたいな葵、頼りない光、がまさしくそんな感じ)、桐野夏生の女三宮(はじめて女三宮のことがわかったような気がした。年とって不満やいらつきが多くなった源氏、っていうのもすごくそんな感じ)。個人的に生理的に単なる好みでイヤだったのが、角田光代の紫の上。紫の上が熱い国の売春宿にいる子ども、っていうのが、なんか悲しくて憂鬱になった。まさにそのとおりかも、って思うんだけど、イメージが壊れるというか。

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2011/06/02

もうどないせえっちゅうねん。の源氏がかわいい。 イケメンなら何をしても許されるのは今も昔も変わらないんだなあ…

Posted byブクログ

2011/05/27

「いま読んでいる」にしたが、たぶん読み終われない。無理。 『源氏』モノだから、と安易に手を出して失敗したよ、のパートⅡ(パートⅠは『悲しみの皇子』てやつ)。 源氏のかなり有名な帖を、ベストセラー作家たちが好きにアレンジして書いているのだが、どーしても受け付けないアレンジをしてく...

「いま読んでいる」にしたが、たぶん読み終われない。無理。 『源氏』モノだから、と安易に手を出して失敗したよ、のパートⅡ(パートⅠは『悲しみの皇子』てやつ)。 源氏のかなり有名な帖を、ベストセラー作家たちが好きにアレンジして書いているのだが、どーしても受け付けないアレンジをしてくれる人が多すぎて、読んでて辛いのなんの……。 特に角田光代の『若紫』は……ダメだわ。 あと金原ひとみの『葵』も……。 『源氏』の世界観と設定を現代にもってくるのは無理がありすぎる、とおもうのだよね。 でも頑張ってなんとか読むか……(そこまでして読まんでもええやんか)

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2011/05/13

金原ひとみの『葵』の章が、凄い! 葵が妊娠して身も心も不安定となり、アウトオブ・コントロールな様子がとてもよく描かれている。 それはけっして、夫の愛人の生き霊のなせる技、ではないのだ。 なんとか男の子を産んだあとのラストで、夜明けに起こるコムスメからハハへと羽化する瞬間が力強く美...

金原ひとみの『葵』の章が、凄い! 葵が妊娠して身も心も不安定となり、アウトオブ・コントロールな様子がとてもよく描かれている。 それはけっして、夫の愛人の生き霊のなせる技、ではないのだ。 なんとか男の子を産んだあとのラストで、夜明けに起こるコムスメからハハへと羽化する瞬間が力強く美しく、しかも悲しくて胸がくるしくなった。 町田康の『末摘花』もパンクでオモロイ!

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