幻想郵便局 の商品レビュー

堀川アサコ【著】

2013/09/14

探し物が得意な主人公アズサが、不思議な山の中にある郵便局で、アルバイトをするお話
そこは、死んだ人が行く、あの世とこの世の境の入口

2013/08/20

就職浪人中のアズサが、探し物が得意という特技を見込まれて採用されたバイト先は、冥界と現世の境目に建つ郵便局だった。そこで扱う書簡は死んだ人から生きている人への手紙。通帳は現世での行いを記した功徳通帳。

ユーモラスホラーな設定もキャラも好きなのに、物足りない。郵便局と宿敵の神様は、いつどうやって和解したの？な急展開のラストは特に腑に落ちず。

著者あとがきの「死んだ人は、消えてしまうのではない」「生命を落としたからといって、生きていた人が、消えてしまってたまるか」には同意できない。死んだら無になるからこそ命は尊いのだと私は思う。

2013/08/13

最近、やりたいことがない主人公とか登場人物が出てくる作品が多すぎると思います。
正直言って、またかと思って読み進めていたけど、鬼塚くんが初登場する廃墟ビルでの騒動には、ほんとに鬼が出たのかと期待してしまいました。

個人的にカラスであるオネエ口調の青木さんがサバサバしてて好き

2013/08/10

この世とあの世を繋ぐ郵便局で「探し物」が得意な女の子がアルバイトをする話。

内容的にはホラーなのに主人公の性格のおかげでシリアスなシーンも何か間の抜けたような話になっているのが面白かったです。

「生命を落としたからといって、生きていた人が、消えてしまってたまるか」

2014/11/18

この世とあの世の狭間にある郵便局。功徳通帳なる物もでてきて、私も功徳をつまなきゃという気持ちにさえなりました。死んだひとは消えてしまうのではない、という作者の強い気持ちが伝わる素敵なファンタジーです

2013/07/23

主人公アズサは、短大を卒業したものの就職に失敗して探し物が得意
という理由でアルバイト求人を受ける。
アルバイト先は山の上にたつ登天(とうてん)郵便局。
そこは、生者と死者の境。
心霊話なのに何故か、赤井局長始め職員や郵便局に来られる人達？等、
登場人物が不思議でユーモラス。ホロリとさせられるシーンもあるけど、
面白くって温かいストーリーだった。

2013/06/23

可もあり、不可もあり、かな。

「この世」と「あの世」の間にある郵便局のお話。
全体を通して、どこが山場なのかまったくわからない。
どれがメインの物語なのかもよくわからない。
登場人物は魅力的だけど、背負ってる物語が薄っぺらい。

このキャラクターと設定なら、もっともっと奥行きをもった、面白い話にできたと思う。残念。

とはいえ、嫌いではないかな。
もう一度読もうとは思わないけど。

そんな作品。

2013/06/18

とっても不思議なお話し。
普通の人には辿り着けない郵便局。
あの世とこの世を繋ぐ郵便局。

殺されて死にきれてない真理子さん。
怖いけどちょっと愛嬌がある。
結局はそんなオバケよりも生きてる人間が１番怖いじゃんって。

登天郵便局と狗山比売の関係、あっさり終わったね～

2013/05/26

人が、死ぬってどういうことなのか、色々と考えさせられた、そんな作品だった。

ホラーな部分もあったりミステリーな部分もあったりと、いろんなジャンルを多く含んでいるので、面白く読めました。

2013/05/21

ファンタジー!?って感じ。

優しいっちゃ、優しいけど…何かスッキリしないし、何で郵便局が復活したのかも謎…。