片思いレシピ の商品レビュー

樋口有介【著】

2011/08/15

ひさしぶりの樋口さん。柚木さんの会話の軽妙さは健在だった。加奈子ちゃんに加えお母さんがもっと前面にでる次回作に期待。

2011/07/28

美人評論家の娘の中学生が、友人一家、特におじいさんと殺人事件の犯人を推理します。
私の好きな「東京バンドワゴン」に相通じるものがあって、良いです。表題の片想いは、いろんな人の片想いが混じり合っているものです。
この本、シリーズ物の様です。他のも読んでみようと思っています。

2011/09/30

　柚木草平シリーズ番外編。柚木草平のひとり娘・加奈子11歳が巻き込まれた殺人事件簿。小学生の加奈子が微笑ましい。事件を調べるお爺ちゃん一家みんなのキャラも面白い。本書はその辺を楽しむのがいいと思う。草平は電話出演のみ。事件は、真剣に謎解きを考えてもどうかなくらいのもの。伏線と思ったら、ぜんぜん違っていたエピソードもいくつかあって、騙された。だから、やっぱり加奈子と同級生一家の可愛らしいキャラを楽しむのがいい。

2011/06/20

この作家は初めて読みましたが・・・
こんなスタイル何でしょうか？
なんでもこの本はスピンオフ作品らしいですが・・・
本来はこの本の主人公のお父さんが主役らしい。

話的には可もなく不可もなく。面白いか面白くないかでいえば、どちらとも云いにくく
「普通」
って所でしょうか？

小6の女の子が主人公との事ですが、読んでて中学生か歳取ってても高１くらいの
女の子っぽい。
いや・・・最近の女の子はこんなものなのか？と思ったら
自分の想像する小学生の女の子より最近の子は成長が早くなってきたから
自分の中学時代が今の小学生高学年かもしれませんが・・・

本の内容が若い女性作家かと思いきや結構年配の男性作家だった。
だからなのか
『年頃の女の娘とはこんなもの』と言うのが全面過ぎてプラス『最近の小娘はこんなだろう』ばかりが強調され過ぎていて、話が頭に残らない。
流すように文字が流れて行った。と言う感じ。
一応ミステリーと言うか推理小説らしいですが、推理も何もなかったように思える。

本編の話（つまりパパが主人公の話）を知らないので
この父娘の普段のやり取りが解りませんが、この父娘の関係が
SOUL EATERのマカちゃんとデスサイズパパと一緒か？程度くらいにしか
思わなかったので、このお父さんがどれだけ仕事が出来るのか解らなかったけど
この話で云えば、その過程（真相に迫る部分）がないから
話がダラダラ続いて結果オチとして犯人の話をしてお終い。って感じ。

もう１冊くらい読んだ方が良いのかしらん？
とにかくグダグダで終わった感じ。

2011/08/28

我が愛しのルポライター柚木草平。今回の作品の主人公　加奈子ちゃんは、草平さんと離れて暮らす一人娘。さすがは草平さんの娘だけあって小学校6年生とはいえちゃ〜んとクールビューティーな女性なのであります。　加奈子ちゃんの通う学習塾で起こった殺人事件を草平さんや刑事の山川さん、おとぼけ美少女・親友の柚子ちゃん、ピントのずれた柚子ちゃんのおじいちゃん達と調査することに・・・　調査の合間に見え隠れする柚子ちゃんのおにいちゃん翔児くんへの淡い気持ちはまるで冴子さんの草平さんへの気持ちのようで・・いやぁ〜女性に年齢は関係ありません！　樋口ファンは間違いなく楽しめる淡くせつな〜いでも爽やかな作品です。　今回と〜っても嬉しかったのは・・・東京創元社さんのサイトで発売前に「ネットサイン会」なるイベントがあり、そこに「ネットサイン会だけのオマケ付き」との一文が・・発売日より手にできるのは遅くなるけどセンセのサインが欲しくて申し込みました。5月中旬、届いた本に挟まれていたのは・・・きゃぁ〜♪　月刊EYES編集部　ライター柚木草平の名刺と「今後も娘加奈子をよろしく。柚木草平」と書かれた草平さん直筆（笑）のメッセージカード♪わ〜い！東京創元さん、なんて粋なんでしょう。うれしかったです。

2011/05/23

柚木草平シリーズのスピンオフ。
娘の加奈子ちゃんのお話。

いやぁ、なんだか久々の『青春ミステリ』って感じ？
まあ、『青春』にしちゃ小学6年生は幼いし、加奈子ちゃんが小6じゃ、ちょっと達観しすぎている感じもするけれど。

登場するキャラクターがみんな個性的で良い感じ。
これ1回限りじゃもったいない。
加奈子ちゃんの初恋に関しては、最終的に何も言及されなかったから、もしかしたらシリーズ化もありえるかも？

でも、これでしばらく休筆なんだよね。
残念。

一番の衝撃は、草平さんが38歳ってことを再認識してしまったこと。
最初はずっと大人な存在だったのに…。

2011/07/16

樋口さんの人気作である「柚木草平」シリーズの番外編。今回の作品は、元刑事にして犯罪ルポ・ライターの柚木草平の別居中の愛娘・加奈子が主役となる、ややユーモア・タッチの殺人ミステリ。シリーズを読み込んでいる方には自明のことだけれど、加奈子ちゃんはこれまでもたびたび作品に登場している利発な小学6年生の女の子で、美人社会評論家のママ・知子と暮らしている。（ややこしい展開を避けるためか（？）、今回はママが中国出張中という設定で一切登場しないところがミソ。）本格的な殺人ミステリとユーモア・タッチの青春ストーリーを組み合わせようとしているのだけれど、いかんせん登場するお嬢さん・柚子の能天気なセリフ回し「　　〜ですぅ。」や、加奈子自身の幼さで、目的とした青春の片思いらしさが消し飛んでいる感じ。思いをかける相手の翔児君のカッコ良さも、探偵気取りの資産家祖父の出しゃばりでかき消され、「タイトル」らしい甘酸っぱさは感じられない。そこが残念。 シリーズ作品なので、当然のことながら柚木草平が随所に「電話」で登場し、事件解決にも手を貸している。

2011/05/11

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学習塾内での殺人、巨大猫とカラス軍団の決闘!?そして淡い恋。あの柚木草平の愛娘・加奈子ちゃんのほほ笑ましくも、爽やかな探偵行。娘を持つすべての父親に贈る、著者渾身のミステリ。柚木草平シリーズ番外編。
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番外編、愉しい。柚木草平の娘の加奈子ちゃんの大人を評する的確さに目を瞠る。とても小学生とは思えない。あの親だからこうなってしまったのかと思えば、いじらしくもある。今回柚木は加奈子ちゃんとの電話での会話と裏方でしか登場しないが、締めるところはしっかり締めているようで、ちょっぴり頼もしくも思える。そして何より印象的なのは、登場人物たちのキャラクターが少しずつ標準からずれていて、しかもそのずれ方がそれぞれ少しずつ別の方向に向いているということである。それなのに全体として見ると妙にしっくり調和してしまうのだからなんとも不思議なのである。柚木草平シリーズとは別に、加奈子ちゃんシリーズをぜひつづけていただきたいと思わされる一冊である。

2011/05/07

図書館の最近入った図書のコーナーに置いてあって、

この前読んだ樋口さんのシリーズの

番外編みたいなので読んでみました。

イラストも可愛らしかったし面白かったのですが、

個人的に探偵役？のおじいちゃんが好きになれなかったことと、

加奈子ちゃんの恋愛部分はなくてもいいと思ったので、

１つ評価を下げました。

2011/04/30

柚木草平シリーズの番外編で、主人公は草平の娘で小学六年生の加奈子。

電話だけだか、草平本人も登場するし、加奈子のパートの冒頭に必ずカモノハシの絵が書かれていたりして、シリーズのファンにはなかなか楽しめる内容だったが、この作品単独で評価すると、ミステリー的な部分が弱いのは否めないところ。
ただ、この作品の魅力は、加奈子の親友とその家族のキャラクター設定にあるのは間違いないところであり、とにかく読んでいて微笑ましい気持ちにさせてくれる。