なぜ人はキスをするのか？ の商品レビュー

シェリルカーシェンバウム【著】,沼尻由起子【訳】

2017/01/20

2011年刊。男女の結びつきを強め、あるいは弱めるキス。その｢キス｣をめぐり、類人猿等との比較といった生物学的視点、歴史的推移、地理的異同等を解説するが、個人的に最も興味深いのは脳生理学的視点である。ただ、現在では不明な領域が多く、仮説を覆滅する実験結果も散見され、確定には至っていないようである。匂いの重要性も一般論として肯定されているようだが、その影響の理由・脳生理学的な変容も不明なままである。本書では答えは見えない(判らないと正直に述べているところは好感)が、今後の研究進展に期待したいところ。

2014/10/27

［　内容　］
キスの習慣が生まれた理由から、男女のキスの好みの違い、キスが脳にもたらすもの、キスと匂いの知られざる繋がりまで、科学者が明かす驚くべきキスの真実。

［　目次　］
第１部　キスの起源を突き止める（最初のふれ合い；動物もキスをするのか；人類とキスの歴史　ほか）
第２部　キスしているときの身体（キスの解剖学；男と女はキスをどうとらえているのか；男性の匂い　ほか）
第３部　キスの魔力（キスしているときの脳；未来社会のキス；恋人の心をつかむキスとは？　ほか）

［　問題提起　］

［　結論　］

［　コメント　］

［　読了した日　］

2014/02/26

大学生のとき、校内の生協でみつけた。立ち読みしづらかった。
でも紹介したら、気になるひとが多いみたい。

2013/02/07

キスの根源的な疑問を科学の力で解き明かそうとする試みがおもしろかった。
キスすることはもはや人にとって普通のことで、特に起源のことなんて考えたこともなかったので新鮮。
その歴史と文化も国によって微妙に違っているし、次の研究結果にも興味がわいた。

2012/09/13

キスがこんなに大切なものだったとは‼と思った。キスの歴史や,科学的なこと,文化の違い,色々な視点からキスについて考察してありとても興味深かった。続編が出たら絶対読みたい！

2011/08/26

女性が「キス」について書いた、ということで話題になったような類の本
女性が「キス」について書いているぞ、というシチュエーションに萌える人にはおすすめ。

2011/08/18

―好意を持っている人とのFirst　kissの最高のシチュエーションをあれこれ妄想し、それが実現したときにはこの上ない恍惚感を得ることができる。

―お酒や麻薬を飲んでkissをすると、お酒によって交感神経の攪乱され、kissの高揚感と勘違いしやすい。

―kissを頻繁にすることで相手への愛情を保つことができる。

―女性のkissが下手でも、男性はセックスをする。
　 男性のkissが下手だと、女性はセックスをしない。