へうげもの(文庫版)(一服) の商品レビュー
ブックオフセール購入。信長家臣で利休弟子、物の為に死せる古田織部茶の湯美的物語。本能寺の変は光秀が秀吉と利休に謀られたとか、朝鮮出兵は秀吉が信長の夢を叶えるためとか、光秀の天下泰平の志を継ごうと機を見る家康は茶の湯には興味がないとか、歴史を空想する楽しさ満載、茶道発展の歴史も。
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たぶん面白かったと思う。というかあまり感じたことのない読後感ではある。 古田織部という「へうげもの」が主人公で、武人なのに数寄者で名物に目がない。というか名物を見た際の表情がすごい。 信長や秀吉、光秀のキャラ造形もイマドキ風で、歴史漫画というよりは大河ドラマを見ている感覚に近い。...
たぶん面白かったと思う。というかあまり感じたことのない読後感ではある。 古田織部という「へうげもの」が主人公で、武人なのに数寄者で名物に目がない。というか名物を見た際の表情がすごい。 信長や秀吉、光秀のキャラ造形もイマドキ風で、歴史漫画というよりは大河ドラマを見ている感覚に近い。 ストーリーも大胆な歴史解釈のもと構成されていて、それはいいのだが古田織部がすごい重要なキャラみたいになっているけどそんなことないのでは、と思った。 「センゴク」では主人公仙石秀久がそこまで重要な役割を演じていないことにリアルを感じたものだが。 いまはまだ目新しさで読めているが、今後はわからない。
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久しぶりに、マンガを読む。 絵は、実にしっかりしている。手が込んでる。 武将たちは、風格が漂う。 古田織部 古田左介の物語である。マンガとしても、目つきがいい。 齢34歳になって、この先どう生きる?と悩みから始まる。 君は物のためにしねるか? 織田信長に仕える古田左介。 まずは...
久しぶりに、マンガを読む。 絵は、実にしっかりしている。手が込んでる。 武将たちは、風格が漂う。 古田織部 古田左介の物語である。マンガとしても、目つきがいい。 齢34歳になって、この先どう生きる?と悩みから始まる。 君は物のためにしねるか? 織田信長に仕える古田左介。 まずは、武将たちの出で立ちに対しての評価。 織田信長の南蛮服を褒める。斬新、夢心地。 私は戦でも頭使えない や室町風や 小心者の武将たち。 左介は、物事は、外見で判断するようだ。 とにかく、いつ死ぬかわからないのに、死に装束が無様では、 追い剥ぎに笑われるという。 ここに、左介の審美眼が、むき出しに現れる。 「けなす笑いは本人の得意げが後に残ってキレが悪い。俺も気をつけよう」と思う。 裏切り者の信貴山城の松永久秀を討てと信長に命令される。 「平蜘蛛の茶釜を渡せば、裏切りを許す」と信長はいう。 久秀は、「平蜘蛛は、わしの魂じゃ。誰が来ようが、絶対に渡さん」という。 ここで、表題の物のためにしねるか?という問いかけが始まる。 数寄者として生きる粋が問われる。ようは、生き様だ。 久秀は、いう「圧倒的な力を持つものが現れたとき」 数寄者として生きるか?権力に屈服するのか? 久秀は、天守閣で、平蜘蛛をつけて、自爆する。 粉々になった平蜘蛛を拾い集める 左介。 その破片を、信長に献上する。信長は、家中の栗の皮を拾ったのか と言って、大笑いする。信長は、久しぶりに笑うのだった。 そして、その破片を左介にくれてやる。「ひょうげ奴」と言って。 その時代の茶器は、城と引き換えるくらいの価値があるものがあったという。 その茶器に、いのちを託す武将の生き様が えぐり取られている。 まさに、マンガで表現しうる 一つの数寄者たちの生き方。 信長の感情的爆発も、うまく表現し、信長が数寄者のトップとして 登場する。審美眼を持った武将としての生き方。 巨大な大安宅船に満足する織田信長。 千利休は、「いささかもの足らぬ」といい。黒く塗れという。 おそれながら という状況での堂々とした発言。 左介は、「ものの良さと尺の大小はかかわりなし」と言ったことが、千利休に認められる。 白具足、死装束。関孫六兼元。 村重の裏切り。逃げるときに村重を見て、染付茶碗の荒木高麗を見つけ、 それを身代わりにして、逃がしてやる。 雪駄は、千利休が考案した。 千利休に呼ばれて、お茶を味わう。 茶の湯とは、決められた物事や所作に美しさを見出すのではないか? 茶室を見て驚き、荒木高麗の茶碗の経緯もわかった千利休に弟子入りする。 安土城は金閣寺のように住まう禅寺風と要塞の合体。漆黒の城壁に、金細工。 天下の上を狙う信長に触れる左介。 光秀が信長より賜った八角釜。 馬揃えでのそれぞれの姿が注目される。 ルソン島の縞模様の姿で、登場する左介。 千利休は、黒楽茶碗で 秀吉をもてなす。 歴史のプロットをうまく使いながら、へうげものを作り上げる。
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20180331読了 評判で気になっていたところ、文庫版が出ていたのでまずは一冊目。茶道や数寄など文化的な側面から武士の時代を描いていくのはおもしろいし、きっと知らない世界が広がっていると思うのだけれど、画圧(という言葉があるのかどうかわからないけど)に押されてしまい続きはちょっ...
20180331読了 評判で気になっていたところ、文庫版が出ていたのでまずは一冊目。茶道や数寄など文化的な側面から武士の時代を描いていくのはおもしろいし、きっと知らない世界が広がっていると思うのだけれど、画圧(という言葉があるのかどうかわからないけど)に押されてしまい続きはちょっともういいかな…という気分になっている。慣れれば気にならないんだろうけど。相性の問題かな。
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勧められて読んだらめちゃくちゃ面白かった!松永久秀の最期の交渉シーンで佐介が気を取られて話を聞いてないシーンが可笑しい。これは続きが楽しみ!
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茶道にも焼物にも興味がなく、絵が好みでなかったので手をつけずにいた。でも『軍師官兵衛(大河ドラマ)』見てから少し興味が出たので、まず1冊買ってみた。かなりおもしろい。あの時代の兜はとっても個性的なのが多いがそれも理解できた。
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会社の歴女にもらってなんでやねんと思いながら読んだけど、びっくりする位面白かった。戦国に見る千家茶道というか名物のお話、なのかな。続きが読みたい~。
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岐阜県本巣の武人で、安土桃山時代に数寄の世界で「織部好み」として一時代を築いた古田織部の物語です。去年BSでアニメ化されて、今もモーニングに連載中ですが、文庫化されたので読み始めました。実は久しぶりのマンガ。 松永久秀の謀叛のことから話はスタート。「物」と「出世」の2つの欲の間...
岐阜県本巣の武人で、安土桃山時代に数寄の世界で「織部好み」として一時代を築いた古田織部の物語です。去年BSでアニメ化されて、今もモーニングに連載中ですが、文庫化されたので読み始めました。実は久しぶりのマンガ。 松永久秀の謀叛のことから話はスタート。「物」と「出世」の2つの欲の間で揺れ動く織部を描いていきます。一応マンガとしてはフィクションということになっていますので、史実との違いは云々してはいけません。 マンガ特有の大げさな表現がとても面白いですが、それよりなにより、登場人物たちは、皆「物」と「出世」に取りつかれた「業」の深い人たちで、とても人間臭くて面白いですよね。特に利休がすごい!数寄の世界で天下を取るために方法を選ばないというすさまじい気迫を見せます。 1巻では、武田攻めまでが描かれますが、本能寺へ続く陰謀が描かれとても面白いですよ。 インタビュー:中谷美紀 君は"物"のために死ねるか!?◆黒く塗れ!?◆碗LOVE◆茶室のファンタジー◆天界への階段◆強き二人の茶事◆京のナイト・フィーバー◆カインド・オブ・ブラック◆天下よりの使者◆決意のかけひき◆運命'82◆武田をぶっとばせ◆愛して欲しい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モーニングで連載されていた物が、文庫になって1~8巻(一服~八服)で売られていて、四巻ずつ購入した。NHKの枠でも放送していた。 戦国時代に生きた古田織部を主人公に武と数寄(すき)をテーマに展開。史実とは違うが、そこに作者のオリジナリティを感じる。絵も迫力がある(好き嫌いが分かれると思うが。。。) 千利休の諦観はブラームスの音楽にも通ずるか?
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古田織部の生涯のお話なんですね。 茶道には惹かれるので興味深いの ですが絵がまったく好みではなく… 続きは本でも探そうかと思います。
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