マイ・ブルー・ヘブン の商品レビュー
シリーズ4作目。 スピンオフの作品ですが、 非常にハラハラした状況や 東京バンドワゴンの歴史が見れて 非常によかったです。
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東京バンドワゴンの番外編。今回はいつも「語り部」さんとして登場している堀田家のおばあさん、サチさんのお話。 とにかく勘一(じいちゃん)が医学生で、イギリス英語が堪能で、腕っ節が強くて、芸術の素養があって、不器用だけど人情に厚くて…って、ものすごいカッコよかった。本編読んでた時も...
東京バンドワゴンの番外編。今回はいつも「語り部」さんとして登場している堀田家のおばあさん、サチさんのお話。 とにかく勘一(じいちゃん)が医学生で、イギリス英語が堪能で、腕っ節が強くて、芸術の素養があって、不器用だけど人情に厚くて…って、ものすごいカッコよかった。本編読んでた時も「この爺さん、只者じゃない」と思っていたけれども、若いころの話を読むと、不器用でちょっと粗暴なところに目をつぶればあこがれの存在になりうる。 それほど勘一が凄かったというのが強い一冊でした。
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シリーズ番外編の4作目。サチおばあちゃんと勘一おじいちゃんの結婚までの話。シリーズの中で一番泣いたな。家族愛とか人情とか。終戦後という背景もあるけど。 勘一のおとうさん草平さんがキレ者で冷静で紺ちゃんみたい。堀田家に国宝級の古書があるのも納得。マリアさん他の登場人物も素敵。 サチ...
シリーズ番外編の4作目。サチおばあちゃんと勘一おじいちゃんの結婚までの話。シリーズの中で一番泣いたな。家族愛とか人情とか。終戦後という背景もあるけど。 勘一のおとうさん草平さんがキレ者で冷静で紺ちゃんみたい。堀田家に国宝級の古書があるのも納得。マリアさん他の登場人物も素敵。 サチおばあちゃんも肝の座り方。堀田家の女性は強いわけだ。
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東京バンドワゴンシリーズ4冊目は番外編。 いつも語り手として活躍している、今は亡き堀田サチが主役の1冊です。 サチが堀田家に嫁いで来た若かりし頃の物語。もちろん彼らのこと、一筋縄ではいきません。 そして、「LOVEだねぇ」の我南人の口調はどうしてあんななのか。サチは堀田家に起こ...
東京バンドワゴンシリーズ4冊目は番外編。 いつも語り手として活躍している、今は亡き堀田サチが主役の1冊です。 サチが堀田家に嫁いで来た若かりし頃の物語。もちろん彼らのこと、一筋縄ではいきません。 そして、「LOVEだねぇ」の我南人の口調はどうしてあんななのか。サチは堀田家に起こる「些事」に動じないのはなぜなのか。古本屋一家なのに我南人だけなぜミュージシャンなのか。勘一はなぜ英語ペラペラなのか。東京バンドワゴンにはなぜあんなに貴重な書物があるのか。サチはどうしてあんなに優しい人なのか…。 それらの謎が全て明らかになります。 その結果…ますます東京バンドワゴンが大好きになってしまうんです。 あ~もう本当にこのシリーズ好きだなあ。 これは番外編とかスピンオフと呼んでしまうにはもったいないぐらい、満足感の高い1冊です。 我南人の代わりに「LOVEだねぇ」とつぶやきたくなってしまうほど、大きな大きなLOVEが詰まった物語。
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はい、東京バンドワゴンシリーズです。これまでは春夏秋冬4話で1冊でしたが、これは始めから終わりまでサチ婆さんが主役の1話モノでした。今回もあちこちで涙ぐんじゃいました。ホントに登場人物がいいですね。僕は我南人ファンなのですが、なぜ古本屋一家なのに我南人だけがミュージシャンなのか?...
はい、東京バンドワゴンシリーズです。これまでは春夏秋冬4話で1冊でしたが、これは始めから終わりまでサチ婆さんが主役の1話モノでした。今回もあちこちで涙ぐんじゃいました。ホントに登場人物がいいですね。僕は我南人ファンなのですが、なぜ古本屋一家なのに我南人だけがミュージシャンなのか? なぜ我南人はあんな南国口調なのか? なんでみんな優しいの? この本を読むとわかりましたね!
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シリーズ第4作。 お祖母ちゃんが嫁いで来た頃のお話。若かりし頃の勘一さんが可愛くてかっこいいです。 これまでちょいちょい出てきた人たちが活躍するのが面白いです。
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番外編とのことでしたが、時代や国を越えて優しくてアツい人達の物語でした。 ありがちなストーリーでも読んでいて何だかうれしくなります。
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番外編となる1冊、おばあちゃんのお話です。 ちょっとした謎が解ける1冊です。 ほ~ぅとちょっとした登場人物の謎が解けました。
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終戦直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文章が入った〈箱〉を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と〈箱〉の謎を探るため奮...
終戦直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文章が入った〈箱〉を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と〈箱〉の謎を探るため奮闘する。いつも温かく見守るおばあちゃん・サチの娘時代を描く人気シリーズ感動の番外編!!
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人情厚い下町の古書店<東京バンドワゴン>を舞台にしたホームドラマ・シリーズ(愛読してます!)のスピンオフ作品。時間的には、シリーズ本編に先立つ終戦直後、本編ではでんと座って睨みをきかせている店主の勘一が二十歳そこそこの血気盛んな若者として躍動しています。 日本の将来を左右しかね...
人情厚い下町の古書店<東京バンドワゴン>を舞台にしたホームドラマ・シリーズ(愛読してます!)のスピンオフ作品。時間的には、シリーズ本編に先立つ終戦直後、本編ではでんと座って睨みをきかせている店主の勘一が二十歳そこそこの血気盛んな若者として躍動しています。 日本の将来を左右しかねない謎の文書を悪意の簒奪から守るように託された若い娘が、東京バンドワゴンに蝟集するユニークな面々に守られながら使命をまっとうします。温かい人情の交差が楽しめる、いつもながらのハッピーエンド小説です。 ただし、本シリーズを愛するがゆえにあえて言わせていただきますが、謎の文書(天皇による文書らしい)とか、日本を動かす4つの勢力とかのスケールの大きな舞台設定は最後まで思わせぶりの記述だけで、何のことやらわからずじまい。きわめて消化不良で不満が残りました。生煮えのまま連載を開始してしまい、最後まで収集がつかなかったのではないかという、意地悪な想像をしてしまいました。
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