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太陽系はここまでわかった の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2025/02/15

読書録「太陽系はここまでわかった」3 著者 リチャード・コーフィールド 訳 水谷淳 出版 文藝春秋 p114より引用 “我々が惑星には普通に存在すると考えてい るものー水、呼吸可能な大気、生命ーは、絶 対的に普通のものと捉えることはできない。 それは単に我々が親しんでいる局所...

読書録「太陽系はここまでわかった」3 著者 リチャード・コーフィールド 訳 水谷淳 出版 文藝春秋 p114より引用 “我々が惑星には普通に存在すると考えてい るものー水、呼吸可能な大気、生命ーは、絶 対的に普通のものと捉えることはできない。 それは単に我々が親しんでいる局所的な条件 でしかなく、地球が唯一無二の存在であると いうのは、かなりありえそうな話なのだ。” 目次より抜粋引用 “太陽  水星  金星  地球、そして月  火星”  宇宙を研究する機関の研究員でサイエンス ライターである著者による、地球を含む太陽 系の星星について記された一冊。同社刊行作 文庫版。  我々の命の源・太陽についてから星系の端っ こについてまで、科学者達の知的好奇心と研 究・調査によってわかっている内容が記され ています。  上記の引用は、地球について書かれた章の 冒頭での一節。 太陽系に唯一の環境であるならば、大切に使っ ていきたいものです。しかしp122では、歴史 の中の現時点での特有さというように書かれ ていもします。永くて遠い将来には、他の惑 星が地球のようになっているかも知れないと 思うと、現実とSF作品の境界がより近く感じ られます。  宇宙の観測や調査は今も行われていますが、 あまりにも自分とは縁遠い事なので、小説の 話であるかのような感覚でしか接することが 出来ません。しかし、人工衛星による観測結 果などは日々利用しているので、もっと身近 な物に感じてもおかしくないのですが。  p12の月面着陸の話を読むと、同じ時代に生 きることでしか手に入れる事が出来ない感動 が、あるものなのではないかと思わざるを得 ません。現代のほうが何かと便利で生活しや すいでしょうけれど、発展・発達の期待値が 高いほうが、よりワクワクしながら生活出来 ていたのかも知れません。  いつか来るかも知れない、他の惑星への移 住についてあれこれと考えるための土台とし ての知識を持っておきたい人には、良い一冊 ではないでしょうか。今を生きている世代に は、難しそうな話ですが…。 ーーーーー

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2018/11/05

2007年に書かれた本なのに何故はやぶさ帰還の話が書いてある?と思ったら、日本語版文庫化にあたって原著者にアップデイトをお願いしたもの(帯にも書いてあった)。知識の更新が多い分野なので非常にありがたい。深宇宙へ向かう探査機もソフトウェアの修正を受けながら航海するそうである。折角そ...

2007年に書かれた本なのに何故はやぶさ帰還の話が書いてある?と思ったら、日本語版文庫化にあたって原著者にアップデイトをお願いしたもの(帯にも書いてあった)。知識の更新が多い分野なので非常にありがたい。深宇宙へ向かう探査機もソフトウェアの修正を受けながら航海するそうである。折角そこまでやるならば、色んな人名、探査機名などが前後しながら登場するので、ぜひ索引が欲しかった。さらに欲を言えば年表とか。 概ね惑星ごとの章立てで、地上からの観測と探査機による観測との歴史を軸に、小話を交えつつ説明していく。 全体を通して痛感するのは、地上から見ていて不変のように思われる星空のダイナミックさ。太陽の活動は変動し、軌道上の惑星や衛星はそれぞれ干渉しあい、小惑星は地球をかすり、火山活動のある星も多く、土星の輪や一部の衛星は天文学的には短い時間で消え去る運命にある。人類の一員として、自分が今ここにいることが掛け値なしに奇跡と思える。 (しかし太陽系は何十億歳にもなるのに土星の輪がそんなに若いのか?どうも合点がいかない。由来は小惑星とかで、現れたり消えたりを繰り返しているのか?) 探査機については、冗長性の大事さが繰り返し言われる。孤立した探査機では、異常に対応するには冗長性を持つしかない。また、似たような性格を持つ複数の宇宙開発機関を競い合わせるのも一種の冗長性と言えるだろう。定式化しにくい、不確実性の高い状況下では、地球上でも役に立つ考え方かも(特に組織論とか)。 カール・セーガンの名前も覚えておく。 深宇宙に向かう探査機の孤独や、知られざる惑星・衛星のパノラマに思いを馳せる。

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2017/11/12

生命の不思議として、熱力学第二法則に相反していることを上げる。複雑な状態から単純な状態へと、時間の経過とともに移り変わる傾向をエントロピーと呼ぶ。 生命はエントロピーに逆行し、単純な状態から複雑な状態へと進化する。本書では、この生命が地球だけのものではなく、太陽系の他の惑星でも...

生命の不思議として、熱力学第二法則に相反していることを上げる。複雑な状態から単純な状態へと、時間の経過とともに移り変わる傾向をエントロピーと呼ぶ。 生命はエントロピーに逆行し、単純な状態から複雑な状態へと進化する。本書では、この生命が地球だけのものではなく、太陽系の他の惑星でも、十分に存在可能である証拠を提示する。

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2018/10/20

何故人類は宇宙を目指すことが出来るのか。ミサイル技術への転用や、無重力下での科学実験のためなど実利を求めるならば衛星軌道上までの進出で十分だ。しかし、人類は自らの足で月に辿り着き、火星表面を動き回るロボットを作り、土星の輪の隙間をくぐり抜け、50億km遠くにある海王星を時速5万6...

何故人類は宇宙を目指すことが出来るのか。ミサイル技術への転用や、無重力下での科学実験のためなど実利を求めるならば衛星軌道上までの進出で十分だ。しかし、人類は自らの足で月に辿り着き、火星表面を動き回るロボットを作り、土星の輪の隙間をくぐり抜け、50億km遠くにある海王星を時速5万6千kmで近傍通過して外宇宙へ飛び出す。百年先でも役に立つかどうかわからない事のために、貴重な人命と数兆円の失敗を重ねて太陽系を分析してきた。 伝染病、貧困、環境汚染、戦争と、地球上には未解決の問題が山ほどある。宇宙開発に限らず、基礎研究は役に立たないからと時に中止され、時に予算を削られてきた。だがしかし、それでも今まで続けられてこれたのは、役に立たないことに人生をかけることが出来た変人達の尽力と、そこに価値を見出すことができた周囲の環境があったからではないだろうか。そしてそれこそが、人類の発展の理由ではなかったか。言語は、個体間でコミュニケーションをとるために生まれたのではなく、発声が可能な声帯を持っていた結果生じた。電気は、あまねく機構のエネルギー源になるためではなく、自然現象を理解するために研究された。飛行機は、その運行コストに見合うベネフィットが勘定される前に、空に飛び立った。そして今、はやぶさ2は新たな小惑星へ飛び立ち、ニューホライズンズは冥王星に辿り着こうとしている。 1969年、月との通信は秒間1バイトだったが、2015年、冥王星とは秒間100バイトで通信予定だ。2061年、まだ役に立たないことを続けていられる世の中でさえあれば、人類は僕には考えも及ばないような新たな成果を手にしていることだろう。

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2012/07/10

いやあ、久々の感動!S.シン著『宇宙創成』を読んで以来、ホーキング博士に代表される宇宙物理学者の本を主に読んできた。SFの追随を許さないアクロバチックな理論展開には興奮させられる。但、観測データや実験結果が基盤になっているとは言え、理論面が強過ぎるのも否めない。それに比べ、惑星探...

いやあ、久々の感動!S.シン著『宇宙創成』を読んで以来、ホーキング博士に代表される宇宙物理学者の本を主に読んできた。SFの追随を許さないアクロバチックな理論展開には興奮させられる。但、観測データや実験結果が基盤になっているとは言え、理論面が強過ぎるのも否めない。それに比べ、惑星探査は有人無人拘わらず、フロンティアスピリットに溢れている。21世紀の『コスモス』と言えば過褒か?ひとつだけ残念なのが、太陽系には惑星が水金地火木土天海冥の9つ、いや冥が落ちて8つしかないこと。倍ぐらいあれば、もっと楽しめたのだが。 『我々の祖先であるアウストラロピテクスが樹上から地面へ下りてきたときには、きっと環は存在していなかったし、今から1000万年ほどのち、宇宙を旅する我々の子孫たちが再び地球の緑の丘を訪れるときには、もう環は存在していないだろう。』人類と土星の環の一期一会の時代に我々は生きている^^ 2012年07月09日 土星まで読み『宇宙からの贈りもの ボイジャー』を見る。ボイジャーを擬人化し、大竹しのぶが「僕は...」とナレーションする。BGMは英語版『あかとんぼ』等。科学モノとしては掟破りの構成だが、系外宇宙へ向かうボイジャーが最後に振り返って撮った科学的には全く無意味な太陽系の写真に感涙。2012年07月08日 普通なら60分番組を作れるテーマを1話10分にまとめた上のセンセーショナリズムを一切排した淡々とした語り。久しぶりに見たけど素晴らしい。故C・セーガン教授が語ったと言う『我々は星屑で出来ている』の言葉を思い出し、星々の映像を見ながら故郷を想うかのようで、涙が零れるのを禁じ得ない。 2012年07月07日 太陽系はここまでわかった >> 太陽に始まり、水星→金星→地球・月→火星まで読んだ。非常に面白い。故セーガン博士著の名作『コスモス』の感動がちょっとだけ甦る。^^;これからニコニコ動画の【SPACE FILES】で復習予定。この動画も、ひと星当たり10分の優れ物。2012年07月07日 太陽系はここまでわかった >> 7月は宇宙本強化月間。先ずは手堅く、我らが太陽系から! 2012年 ナショナルグラフィックチャンネル『死の星』を見る。将来人類の移り住める星を探す話。宇宙と言えばビックバンやブラックホール。最近では暗黒物質、暗黒エネルギーが大人気だが個人的には惑星に関する話も好き。太陽系の惑星からひとつひとつ検証していく。積読中の本書を順番飛ばして読みたくなる。 2012年05月20日

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2011/04/23

自分が死ぬまでに他の惑星へ人類が行ったり 月以外の衛星へどれだけ探査機が行くことができるのか。 冥王星降格は大々的に報道されていたが 衛星の数が、子供のころに知っていた数から爆発的に増えていたり ガニメディアンやエウロパの生物が出てくる物語も面白いが 少しずつ明らかになる現実の世...

自分が死ぬまでに他の惑星へ人類が行ったり 月以外の衛星へどれだけ探査機が行くことができるのか。 冥王星降格は大々的に報道されていたが 衛星の数が、子供のころに知っていた数から爆発的に増えていたり ガニメディアンやエウロパの生物が出てくる物語も面白いが 少しずつ明らかになる現実の世界はマダマダ謎だらけで 負けず劣らず面白いことばかり。 「ここまでわかった」って結構分からないことばかりなのだな。

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