中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか の商品レビュー
中国と日本の中立に立った視点で書かれています。 メディアでは知りえない中国の空気感が新鮮です。 加藤氏のプロフィールも併せて参照されたい。
Posted by
中国在住の日本人である著者が、内側から見た中国と外側から見た日本。 中国の普通の人(特に若者)がどんな感じかっていうのは、今まであまり耳にしたことも無かったし、新鮮だった。 翻訳したものだからなのか、文章がちょっと、たどたどしいかも。
Posted by
これはビジネスマンなら必読という感じ。 これだけ中国の存在が世界経済が影響を与える中、 その文化や習慣など、なかなか日本にいてはわからず 理解できない事をわかりやすく説明してある。
Posted by
簡潔な文章でしたが、若いのに(年齢は関係ないけど 自分の努力不足と相対的な反省含め)行動していてえらい。 揚逸の小説に記載されている内容と同じで、今の 中国人にとって必要なのは、生活であり安定なんだね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルで購入してしまった本。そして期待を越えた本だった。日中の関係は、あらゆる部分で大きくなっている今、お互いを理解し、より実質的未来志向の問題において他を携えることが重要という。第7章の歴史認識での言及も著者らしい。最終章では、「日中両国民は’どうやってつきあうか’を明らかにする前に、まずは’どうやってお互いを知るか’ということをかんがえるべきだ」という。両国民が、どのように相手と自分を知るかを考えなくてはならない。そして、他人への理解が自分の利益を決定せることもあるのだ。と言及している。最後のコメント「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いか」にこたえた部分がいい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内容抜粋”中国人が無秩序に見えるのは、拠り所とるする公的良俗規範がないからだ。欧米人はキリスト教、日本人は世間様がそれにあたる。” グローバル化の中で、日本人が“世間様”という規範背景を捨てた時、日本人の価値観・生活etc…はどう変わるのだろうか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国人にとっての「公共の場」の価値観や、「計画は変更に追いつかない」といった計画大好き日本人とは根本的に違う考え方など、単身中国に渡った著者ならではの視点で。 もうちょっと期待してたんだけども。もっと色んなエピソードあってもいいんじゃないかい。
Posted by
私よりも20歳も若い人が著者(加藤氏)だと知って驚きました、高校卒業後に国費留学生として北京大学へ留学したのですからすごい経歴です。この本を読むまで知らなかったのですが、彼は中国でブログを中心に活躍しているそうです。 加藤氏が指摘しているように、日本のメディアは中国の真実を伝...
私よりも20歳も若い人が著者(加藤氏)だと知って驚きました、高校卒業後に国費留学生として北京大学へ留学したのですからすごい経歴です。この本を読むまで知らなかったのですが、彼は中国でブログを中心に活躍しているそうです。 加藤氏が指摘しているように、日本のメディアは中国の真実を伝えていない気もしますので、彼のように中国に暮らしていて中国語で現地の人とダイレクトにコミュニケーション出来る人が書く内容は興味深いです。 特に、靖国問題がなぜいまだに問題になるかについては、彼の指摘:軍国主義者と一般国民を区別することで、自国民を納得させて国交正常化にこぎつけた(p153)によって、中国側の思いが少しわかった気がしました。 以下は気になったポイントです。 ・中国人のストレスは、日本人のサラリーマンのそれとは似て非なるもの、日本人はルールに従うことからくるもの、中国人は秩序がない環境から着ている(p44) ・中国人は世の中を「弱肉強食の舞台」と見なすので公共の空間での行為は遠慮しない一方で、プライベートは「個人に専属した空間」なので部屋もきれいにする(p46) ・日本の女性が家庭内の身体的な負担を嫌がらないのは、1家全体の財政をコントロールしているから(p56) ・少数民族に対しては、二人以上産めるということが制度で担保されている(p64) ・日本の大学生は下宿している場合には、学費と家賃の半分程度(130万円)はアルバイトして稼ぐことになる、中国とは大違い(p81) ・中国共産党は、大学生には勉強に専任して欲しいのでアルバイトはしてほしくないと思っている、多くの失業者を出すのを防ぐ意味もある(p87) ・日本人は列に並ぶかどうかを選択する場合、まずは周りを見る、周囲がどうしているかを見た上で自分がどうするかを決める(p116) ・欧米も日本も、社会のメンバーが厳しく自らを律して、禁欲の精神を持って社会の規範に従うことを前提とすることで資本主義を成功させた(p117) ・様々な分野の制度がある中で、大学入学試験は現在の中国社会では最も公平なものの一つである、これは日本も同じ(p136) ・北京大学の卒業生の場合、勝ち組として進む道は、1)政治の道、2)外資系ビジネスの道に限られる(p137) ・8年(中日)戦争は中国人の心のなかに重要な位置を占めているが、日本はアメリカとの戦争がそれであり、これが日中戦争をめぐる認識ギャップの根源(p149) ・当時の中国のリーダーは、戦争を指揮した軍国主義者と一般国民を区別することで、自国民を納得させて賠償を放棄して国交正常化にこぎつけた(p153) ・中国の歴史に関する教育課程は、日本とは違って近現代史にかなり偏っている(p166) ・中国のすべてのメディアは共産党機関の管轄に置かれているが、天安門事件等の党の正統性にかかわること以外は、比較的自由に報道することが可能である(p173) ・中国が中東のようにならない理由として、1)経済が発展していること、2)一般庶民は自分の身の回りのみに関心があり、社会全体の発展等は興味がない、3)政府が社会におけるリソースを厳しく統制している、である(p204) ・日本ではどの業界でも転職はあまりしないので、同じ業界の人同士が知り合いであることが多い、中国ではありえない(p272) ・庶民が最も関心を寄せる問題は、自分の生活と密接なかわりのある小さな事件(例:段ボール肉まん事件)であり、中国人の反応が速く激しかった(p302) 2011/5/29作成
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国で最も有名な日本人として、取り上げられている加藤嘉一さん 現在の中国像がみえてきます 日本からみた中国 毒入り餃子事件で中国への不信感は、とてつもなく酷いものだと思います マナーが悪い、気性が荒い、僕が持つ中国への印象
Posted by
5月27日読了。今中国で一番有名な日本人?という26歳の著書。「本当にそんなに」というあたり、著者の実感がこもったタイトルであると感じる。冗長だが。中国に「外国人」として長く滞在することで、かえって日本の姿が見えてくるというのはうなづけるところ。実際のところ、日本はそんなに自由で...
5月27日読了。今中国で一番有名な日本人?という26歳の著書。「本当にそんなに」というあたり、著者の実感がこもったタイトルであると感じる。冗長だが。中国に「外国人」として長く滞在することで、かえって日本の姿が見えてくるというのはうなづけるところ。実際のところ、日本はそんなに自由でいい国なのか?人々は自分の望む人生を過ごしているのか?など。中国は確かにダメな面は多すぎるほど多いが、自由だしチャンスもあるし、人々には「現状を変えよう」という前向きな意識があるもんだよな。毒ギョーザなど今起きている問題もそうだが、歴史問題については情報を集め、感情的でない意見を持ちたいもんだ。
Posted by