竜の学校は山の上 九井諒子作品集 の商品レビュー
WEBからの再録が多かったのはちょっと肩透かしだったけど、WEBで楽しませて頂いてる恩返しと思って単行本を購入。 代紺山の話が好きでした。最後もまた良し。 次の短篇集も買おうかなあ…。長編が出る日が楽しみ。
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全然ノーチェックだったが、ちょっとビビるレベルで面白かった。RPG世界のラスボス倒した後のギスギスした日常やら星新一ライクな一つ大嘘をつく系の話等がメイン。個人的には天使の高校生が卒業間近で進路で迷う話の、あんまり救いが無いけど清々しい、青春っぽいオチの付け方に素晴らしい詩情を感...
全然ノーチェックだったが、ちょっとビビるレベルで面白かった。RPG世界のラスボス倒した後のギスギスした日常やら星新一ライクな一つ大嘘をつく系の話等がメイン。個人的には天使の高校生が卒業間近で進路で迷う話の、あんまり救いが無いけど清々しい、青春っぽいオチの付け方に素晴らしい詩情を感じた。軽く調べたらPixivから浮いた人らしい。そういうのもう珍しくなくなってんですな。
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やっと読んだ。 魔王勇者神様ケンタウルス天使竜のリアル考察てんこ盛り短編集だった~もうぎゅうぎゅう。 270頁もあったのね。どおりで重たかったわけだ~。普通は160~190頁くらい? ネタバレ感想覚書~~~~~~~~ 勇者はあんなはした金で後から援助もなく!確かに...
やっと読んだ。 魔王勇者神様ケンタウルス天使竜のリアル考察てんこ盛り短編集だった~もうぎゅうぎゅう。 270頁もあったのね。どおりで重たかったわけだ~。普通は160~190頁くらい? ネタバレ感想覚書~~~~~~~~ 勇者はあんなはした金で後から援助もなく!確かに!! ケンタウルスの嫁…蹄に猫足ソックス履かせたい…萌え。 天使が全速で走るくらい筋肉使って飛ぶの超大変とかつってもやっぱ翔べるなら翔んで欲しいべー。電線やら狭い道路じゃ日本は無理かぁ~。 現代での竜の使い道…食肉には向いてなし。そもそもコストかぁ。竜に乗りたい子供達なんて掃いて捨てるほどいそうだけど安全面なぁ。そんで領空侵犯…orz 一緒にリアル妄想するの面白かった。
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最近、こういうのに弱いです。絵そのものもですが、女性のケンタオルスがネギ持ってる…即買いでした。 内容は、勇者とか竜とかケンタオルスや有翼人種等等、ファンタジーな内容の短編集になっていて、和洋古今様々です。一話一話はスッキリ終わると言うよりは、フワッーっと終わる感じ。 現実ではあ...
最近、こういうのに弱いです。絵そのものもですが、女性のケンタオルスがネギ持ってる…即買いでした。 内容は、勇者とか竜とかケンタオルスや有翼人種等等、ファンタジーな内容の短編集になっていて、和洋古今様々です。一話一話はスッキリ終わると言うよりは、フワッーっと終わる感じ。 現実ではありませんが、何処か通じるものがあり、考えさせられるような内容で、切なさややり切れなさも残りますが、爽やかなので、そのまま暗さは無いです。面白い、楽しいという部類では無いですが、満足感は得られました。
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カテゴリはもちろんファンタジーなんだろう。しかしどの作品にも辛辣な視点からの現実的解釈が存在しており、まったく飽きさせない。この才能がなぜ今まで埋もれていたのかが甚だ疑問である。80点(100点満点)。
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Podcastの「聞かせられないラジオ」で紹介されて買ってみました。すっごく面白かったです。いっぱい考えさせられましたし。こういう野太い漫画って(笑)、イイですね!!
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天使の話だけpixivで見たことがあったけど、やっぱりこれが一番心に残るな。 能力を持つ者が持たぬ者に合わせる必要はなく、その能力でやるべきことをがやるのが持たぬ者にとっても救いでもある。それはむしろ能力を持った者の義務ですらある。男の子が空を飛んだ天使の子を見たとき、その美しさと何もない普通の自分を心の奥底で比較しながらこんなことを感じたんじゃないかと自分は思いました。 今はオリンピックもやっていて天才をよく見る機会もあるのでより一層こういうことを思ったのかもしれません。 あとはケンタウロスの話も良かった。これもやはり人々の能力の差とそれにつきまとう悩みやら笑いやらの話。
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才能ある新人。 デビュー前からweb漫画畑では大手だったけど、あまりにも読み辛くて当時は読む気がしなかった。 その読み辛かったものを紙にするとこうも読み易いということが判明。 やっぱりweb向けと紙向けのそれぞれに適した文法は全然違うんだなあ。 九井はweb時代から紙向けの文法で...
才能ある新人。 デビュー前からweb漫画畑では大手だったけど、あまりにも読み辛くて当時は読む気がしなかった。 その読み辛かったものを紙にするとこうも読み易いということが判明。 やっぱりweb向けと紙向けのそれぞれに適した文法は全然違うんだなあ。 九井はweb時代から紙向けの文法で描いていたわけだ。
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ドラゴンクエストに代表されるゲーム的世界観と、現実世界の境界をモチーフとして、逆説的に現実世界の儚さ、美しさを描き出す作品。たとえば、「魔王が倒されてしまった後の世界」を生々しく描いたいくつかの物語。魔物と戦う必要がなくなった人間は、人間同士で争い始める。モチーフはファンタジーだが、そこに在る人間の心は痛々しいほどリアルだ。個人的には「進学天使」が一番好き。映画のワンシーンのよう。思春期における成長と現状維持、手を差し伸べることと何もせず見守ること、そんな危うい均衡点を探す若者の姿を、翼を持って生まれた少女というモチーフを想像することで克明に、かつ抒情的に描き切った。「竜の学校は山の上」では、最後の2ページのために綿密に世界観を作り上げていて語り手の姿勢としてはこれ以上ないほど真摯だと感じる。
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ネットで薦められていてあまり期待せずに読んだのだけど、意外にも面白かった。魔王討伐後の勇者の物語や、ケンタウロスや竜が実社会にいたら・・など、ちょっと変わった視点の短篇集。それでいて、ファンタジーに振り過ぎないうまい立ち位置で描かれている。
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