ゲーデルの定理 の商品レビュー
教科書と解説書の中間的な位置づけのゲーデル本。横書きの本なので、かなり厳密な議論が展開されており、完全性定理、第一不完全性定理、第二不完全性定理に加えて、チューリングの計算可能性の理論についても詳しく書かれている。ゲーデルとチューリングの間をつなぐ懸け橋が、「計算的枚挙可能性」で...
教科書と解説書の中間的な位置づけのゲーデル本。横書きの本なので、かなり厳密な議論が展開されており、完全性定理、第一不完全性定理、第二不完全性定理に加えて、チューリングの計算可能性の理論についても詳しく書かれている。ゲーデルとチューリングの間をつなぐ懸け橋が、「計算的枚挙可能性」であることを明快に述べている点は、非常に優れていると思う。これを読むのはちょっと骨が折れそうなので、ざっと眺めただけでとりあえず満足しているけど、そのうちしっかり読みたい本。
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ここまでまとまった理解をする機会は今まで中々なかった。断片化された生半可な知識が多少繋がった。嬉しいかも。
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- ネタバレ
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不完全定理から都合よい部分を抜き出して我田引水する輩を斬っているのは痛快だが、本書の定理を解説する内容はきわめて硬派で、数式が無さ過ぎて逆に理解できない。
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